表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
全部社会が悪いんやっ! 〜ある救世主として召喚された男の話   作者: 平 一悟
人物紹介は470から475のあたりにあります。
603/2608

第五十三部 第十章 エピローグ

 正義の為に、リヴァイアを呼んだ。


 正義の為に、強襲型の蒼穹船(そらふね)を集結させ、いよいよ龍女(りゅうじょ)さんの蒼穹船(そらふね)を出す予定だ。


 正義とは火力なのだ。


 火力こそ正義。


 食堂で発注書と支払い用紙を見ながら、粛々と準備を進めている。


 横がうるさいが。


 老酒で親父と祝融さんと国王達の飲み会がうざい。


 暇なクルーとかも来て、日本酒やワインなど空けて飲んでる。


 緊張感無いな。


「ぴりぴりし過ぎじゃないか? もう少しゆったり考えろよ」


 親父がこれ見よがしで言う。


「いや、手伝ってくれないの? 」


「そこはそれ基地司令だからな。立場がなぁぁぁぁ!  」


 ちっ、つまらない言い訳を……。


「何、心配するな。もしもの時はわしが火の神として、太古の神の力を見せてくれる。孔明とやらは天候を操れるのだろう? 風を吹かせて、コンチュエとやらを赤壁のように全部焼いてくれるわ」


 ドンと老酒を飲み干したコップを置いて叫んだ。


 あかん、酔っていなさる。


「いや、コンチュエが困る」


 チアンウェイが困った顔をした。


「いいかな。すべてが灰になっても、そこから芽が生えて、また元の森に戻るんだよ」


 親父がほろ酔い気分で笑った。


 あかんな。


 完全に使えない。


 甲板は甲板で酔っ払いのおっさんが樽で酒飲んでご機嫌で変な鼻歌歌ってる。


 あれ、ドラゴンの服着た昭和のおっさんじゃねーのか?

 

 窓の外に孔明がいる。


 まるで風を読んでいるようだ。


 気になって、外に出た。


「星が……」


 孔明が羽根で出来た扇子で星を指差した。


 おおおおおお?


 何か、それらしいじゃん。


「流れます……」


 その星が流れて流れ星になった。


 むう、何かあるのか?


 あの時代の軍師は星を読み未来をよんだと言うが……。


「人類が全部変態になりますように。人類が全部変態になりますように。人類が全部変態になりますように」


 孔明が必死に祈った。


 はあ?


「な、何をやってんですか、流れ星が流れている間に三回お願いすると叶うと言われてるじゃないですか? せっかく教えてあげたのに意味がないじゃないですか! 」


 孔明が叫んだ。


 アホや。


 よく見たら酔っ払ってる。


 爆龍王ゴウオウと樽酒飲んでたらしい。


 ウワバミか何かかな。


「つくづく、ろくな仲間がいない」


 小声で呟いた。


「とうちゃんには俺がいるぞ」


 頭に乗った鳳雛が叫んだ。


 ほろりと涙が出た。


 鳳雛はいい奴だな。


 明日は旨いもの食べさせてやろう。





 




ブックマークとか感想とかよろしくお願いいたします。


出来ましたら、鳳雛ちゃんみたいにほろりと来るのをお願いします。。゜(゜´Д`゜)゜。


いろいろとうまくいってなくて、しょぼ〜んです。.(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ