第六部 第九章 まだやるの最高幹部会
物凄く豪奢な円形の大きな机に国王と宰相とイジュウイン大公、サイトウ公爵とミヤタ公爵とスギモト公爵とミタライ公爵とフジワラ侯爵が座っている。
ここは政治や軍事など、国家の最重要時に使用する最高幹部会の会議場だ。
「ユウキが聖樹装兵を使ったんだって? え? 覚醒してんの? 」
国王が動揺していた。
「まずいですな。今度こそ、ヤマトが灰になるかも」
イジュウイン大公が不安げだ。
「とりあえず、聖樹装兵のまま海上に向かったみたいです」
宰相が状況を説明した。
「ひょっとして、このままパドルダに向かってる帆船にそのまま乗って帰るつもりかな」
ミヤタ公爵が唸った。
「まずいな。何か言い訳しないと」
国王が動揺してる。
「それよりも、本当に始まったんですね<結末の時>。彼が覚醒したと言う事は、こないだの件で終わりと言う訳ではなさそうですな」
スギモト公爵が唸った。
「うーん。豆柴モドキだけじゃ、難しかったって事ですかね」
宰相が答えた。
「逆に豆柴モドキが攻めて来たら、えらい事ですな」
イジュウイン大公が笑った。
「相変わらずだな。笑いごとじゃないんだが」
国王が困ったような顔をした。
「そう言えば、シ〇アも逃げたみたいですよ」
フジワラ侯爵もふと思いついたように言った。
「いや、あれでいいんです。これでシ〇アはクワ〇ロ・バ〇ーナに変わるのですから」
ミタライ公爵が嬉しそうだ。
「なるほど、彼らはエ〇ーゴと言う事ですか」
感慨深げにミヤタ公爵が感慨深げだ。
「え? ミタライ公爵が好きなのはファーストガ〇ダムじゃないの? 」
国王が驚いた。
「一番好きなだけで、やはり、ガ〇ダムは全部好きですよ」
ミタライ公爵が嬉しそうに笑った。
「いや、いいんかな? 話が脱線してるけど、マジでやばくない? 」
サイトウ公爵が心配そうだ。
「まあ、とりあえず、解決法は一つしかないでしょ」
宰相が笑った。
「まあ、そうだよな。我々は知らなかったで通すしかないか」
国王も他人事のように笑った。
「いやいや、ミヤビ王女が会議の時、同席してたでしょ」
サイトウ公爵が呆れたような顔をした。
「「「「「「ああああああああ! 」」」」」」
サイトウ公爵以外が絶叫する。
「どうしょう」
国王が真っ青になった。