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全部社会が悪いんやっ! 〜ある救世主として召喚された男の話   作者: 平 一悟
人物紹介は470から475のあたりにあります。
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第四十八部 第二章 どこへ

「で、結局、これからどこへ行くんだ? 」


 チアンウェイが握手会が終わった後、聞いてきた。


「いろいろと疲れたし、英気を養うために、パトリダに一回戻ろうかと思うんだ」


「そこはヤマトじゃないか? 」


 国王が横で突っ込む。


「軽空母のヘリで国王達だけ行けば良いじゃん。俺にとったらあそこはいろいろと気遣いしんどいし」


「なら、旦那様にとって、ヤマトの気遣いになるものを全部粛清しますね」


 レイナさんが笑顔で答えた。


 ドス黒さが全く無いので逆に怖い。


「いや、とりあえず、事業の様子も見たいんだけなんだけど。だから、別にヤマトの方は気を使わなくて良いです」


 とりあえず、大量虐殺はまずい。


「そう? でも、気になるなら言ってね? 」


 レイナさんが凄く良い笑顔だ。


 やばすぎるだろ。


「叔母様はどうするんだ? 」


 チアンウェイが聞いてきた。


「とりあえず、保留で。行ったら、サラマンダーとワイバーンの握手会があるし」


「分かった」


 握手会ばかりで疲れる。


 正直、これが変な汁がでないなら、アイドルでもやってると自分の心を捻じ曲げて握手会やってもいいんだけど、噴水のように変な汁がでるわけで、やればやるほど、まわりからドン引かれるし、本当に笑えない。


「それと、ついて来てくれてるシーサーペント達に美味しいものを食べさせてやりたいしな」


 俺が笑った。


「分かりました。向こうで準備させるように無線で連絡をしておきます」


 アオイも笑った。


「ファウロスとももう少し話をしたかったけどしょうがないな」


 アポリトが近くに来たので声をかけた。


「まあ、仕方ないさ、兄弟。と言うか、正直、俺はあれがファウロスに見えない」


 アポリトが少ししかめっ面して答えた。


 まあ、綺麗なジャイア〇だからな。


 正直、大切な仲間が消えたような気がする。


 本当にさびしい。


「俺も、パトリダで事業やりたいと思ってんだ」


 親父が俺に話しかけてきた。


「え? 何で? 」


「向こうにしばらく帰れないだろうし、お前に養ってもらうのも申し訳ないし、何より、この世界は結構いろいろと面白そうじゃないか」


 親父が自分の生まれ故郷なのに意味不明な事を言って笑った。


「何、やんの? 」


「メイド喫茶とかどうだろうか? 」


「なんですと? 」


 いきなり、ルイス中尉が飛びこんでくる。


「どうだろう、我々も金を出そう。お前も随分、向こうの金を金塊にして持ってきたようだが、我々も金なら腐るほどある。ヤマトとコンチュエでも事業展開したらどうだろうか」


 国王も良い笑顔だ。


 そういや、メイド喫茶とかもヤクザさんの経営が多いいみたいだが、親父は嵌り過ぎで怖いな。


「それは良い」


 親父がほほ笑んだ。


「ちょっと、メイド喫茶とか母さんが怒るよ? 」


 ミツキが怒ってる。


「いや、これは崇高な目的なのだ。息子の言う、人類変態化計画にメイド喫茶は必要だろう」


「おおお、流石ですね」


 ルイス中尉の目が熱い。


「となると、萌えアニメをはやらせてコスプレ喫茶もありだな」


 国王が何度も頷いた。


「やはり、アニメショップとアニメコンテンツを拡げないとな。脳みそをとろけさせてこその変態化計画だ」


 親父の目も熱い。


「素晴らしい。すべての世界で変態と言う名の革命を起こさないとね」


 俺が深く頷いた。


 皆、変態になっちゃえ!


 俺の魂がそう叫んでいるのだ。



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