第四十八部 第一章 プロローグ
今日は頑張ってくれたドラゴネットさん達と握手会だ。
軽空母の甲板で嬉しそうに並んでるドラゴネットさんに握手をしていく。
握手をするたびに、いくらしく異様な汁が甲板に散る。
そして、その度に軽空母のクルーの目が凄い。
俺は確信した。
やはり人類変態化計画は必要だ。
そもそも変態を馬鹿にしてはいけない、人類が変態化すれば、あんなプレイやこんなプレイも恥ずかしく無くなる。
つまり、少子化対策にもなるのだ。
まさに、いま世界で一番大切なのは環境問題じゃない、少子化問題なのだ。
これをすべて変態にする事で治す。
これは世の為人の為なのだ。
決して、皆が変態になれば俺が目立たないとか、お前等の態度がむかつくから、お前達を全部変態にしてやる、俺と同類だ、ざまあみろ。
などと言う私情から出た問題では無い。
これは、この世界の為の行為なのだ。
まあ、ちょっと心配なのは、軽空母の甲板の隅で大量に集まって、この握手会を見ているドラゴネットのオス達だ。
NTRが彼らの心にこれほど響くとは思わなかった。
全部ハアハア息が荒いので、確かにキモイ。
これが人間も一緒なら、さらなる少子化だが、それは見なかった事にしよう。
これはあくまでイレギュラー。
世界は禁断の赤ちゃんプレイ、ショタプレイ、コスプレプレイで大量出産だ。
コスプレプレイが出産に効くのは某漫〇家の大先生の実例がある事だし。
いろいろとやばくて口に出来ないがな。
後、イレギュラーであるもののドラゴネットでもう一つの大きな発見もある。
つまり、変態とは民族だけでなく、種族も超えるのだ。
人類だけでなく、すべてのモンスターや鳥類、魚類まで変態になれば良い。
変態こそ、新しい未来を切り開くのだ。
とりあえず、この軽空母と母さんのまわりから全部変態にせねば。
「……お前、本当に口に出すの止めろよ」
カルロス一世が凄い顔で俺に言って来た。
おやおや、また、喋ってましたか。
そうですか。
「こないだの、一撃必殺試食で、もう、俺達のやばさは皆に周知されてんだからさ」
クニヒト大佐が俺を突っ込んだ後、ミツキの投げっぱなしジャーマンで空を飛んだ。
ふと、周りを見ると、軽空母のクルーが全員真っ青な顔で震えていた。
だが遅い。
俺はあの黄金の天使に教えて貰った。
変態こそ正義。
いいじゃん、全部変態で。
その方が可愛いよ。
彼女に囁くような、こんな感じで世界を変えて行こう。




