第四十六部 第五章 楽しかった事
それから、シーサーペントが必死に魚を捕ったり、船を引っ張ったり働く。
ワイパーンの宅急便も幻影で映る。
そして、大量の金貨が空を舞う。
ユウキが突然、ガウンを着て現われる。
右手には地球儀のようなものを持っている。
それを幻影の中の東京スカイツリーに突き刺した。
「はぁああああああああああ? 」
女媧が凄い顔して見てる。
ユウキがワイングラスを掲げて、手で東京スカイツリーに突き刺した地球儀を回し始めた。
「な、何やってんの? 」
向かいに同じようなガウンを着たアポリトが現われて、ワイングラスを掲げて、一緒に地球儀を回し始めた。
「「はははははははははははははははははははははははははは! 」」
ユウキとアポリトが笑い続ける。
「何をやってんのかな? 」
女媧が凄い顔でアオイに聞いた。
「いや、日本では支配者はこうするものだと旦那様は言ってましたが? 」
アオイが小首を傾げて、逆に女媧(じょかに聞いた。
「……なんですって? 」
女媧の顔が本当に凄い表情をしてる。
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「で、これが君の楽しかった事なのかい? 」
オフィエルが途方に暮れた顔で俺に聞いた。
「まあ、そうですかね」
目の前で自分とアポリトがガウン着て、ワイングラス片手に地球儀回しながら笑ってるのを見て、マジで恥ずかしい。
やべぇ、俺、アオイとかにも自慢して見せちゃってた。
自分の姿を見るのが、こんなに恥ずかしいとは。
「な、何の意味があるんだい? 」
「日本では成功者はこうするので」
俺がしどろもどろで答えた。
「あの地球儀の意味は? 」
「えええと、地球と言う星を支配してると言う実感ですかね」
俺が困ったように答えた。
「良く分かんないな」
オフィエルが凄い顔してる。
やばい、無茶苦茶恥ずかしい。
中学校時代の厨二の恥ずかしい行為を見せつけられてるようだ。
しかも、こないだだよな。
他の人に見られなくて良かった。
こんなの見られたら、俺、人生終わりだよ。
ふうと俺がため息ついた。
「では、そろそろ現在を見るとするか」
オフィエルが困惑した顔で続けた。
場面が変わって、俺がぽつりと立っている。
それが俯瞰図になってドンドン小さくなって、地球が映る。
それをバルタ〇星人みたいな手をした俺の地球より巨大な許嫁達が、地球を取り囲んでいる。
「「「「「「「「「「「「ふぉふぉふぉふぉふぉふぉふぉふぉふぉふぉふぉふぉふぉふぉふぉふぉふぉふぉふぉふぉ! 」」」」」」」」」」」」」」」」」
許嫁達がバ〇タン星人みたいに笑ってる。
「……」
オフィエルが凄い顔して俺を見てる。
俺にこれは何?
って聞きたいのだろうけど、俺にも分からん。
そして、太陽が現れた。
その太陽の中に不動明王みたいな恰好をした母さんがいた。
何だ、これ?
オフィエルがさらに凄い顔して俺を見た。
俺にも良く分からん。
何だこれ?




