第三十五部 第四章 変身
「変態の間違いじゃないのか? 」
初っ端からクニヒト大佐が話の腰を折る。
ふざけんな。
やっと、方向性が決まったと言うのに、意味がないでは無いか。
「そう言えば、変態と言えば、へんちんポコ〇ダーってありましたよね」
ルイス中尉が訳の分からない事を言った。
なぜ、変身でそう言えばから変態の話になるんだろうか。
だが、その言葉が見逃せない。
「何だと? 」
親父が凄い顔してる。
巨乳ハ〇ターとかけっこ〇仮面とか変態〇面とかなら映像化されてるが、まさかのへんちんポコ〇ダー。
嘘だろ、この男、並みのweeabooじゃない。
俺も実は知ってるけど、言えない。
マニアックすぎる話だ。
「何で、そんなマニアックなの知ってんの? 」
親父が真剣な顔で聞いた。
「何を言ってんです。世界の永井豪ですよ」
ルイス中尉がふっと笑って答えた。
親父が真剣なまなざしのままだ。
「ええと、何を言ってんのか分からんのだが、そう言う風に話がずれるのが兄弟の問題じゃないか? 」
アポリトが呆れたように溜息をついた。
むう。
その通りだ。
ちょっとした話ですぐ脱線する。
それがうちの親子だからな。
「とりあえず、変身だろうと何だろうと構わないから、話を進めてくれ。コンチュエとかどうすんだ? 」
カルロス一世が一気に話を進めてきた。
「まあ、ずっと堂々巡りですからね。いい加減にしないと、相手の上位天使が仕掛けて来るだけになる」
ヨシアキ大佐も同意した。
「後、許嫁とのいちゃいちゃな」
クニヒト大佐が呆れた顔で言った。
いちゃいちゃと言っても、俺にとってはいろいろと大変なのに。
「じゃあ、今から、一気にコンチュエに行きますか」
俺が皆を見回した。
「「「「「軽っ! 」」」」」
親父を除く、全員が一斉に声をあげた。
「とりあえず、変身方向で決まったからな」
親父も笑ってる。
「決まっただけで、何の変化も無いと思いますがね」
カルロス一世が呆れてる。
「こういうのはノリだぞ」
親父が親指を立てた。
駄目駄目感がハンパ無いな。
「と言う事でだ。精霊さんは戻ってくれ。イージス艦の操船もあるし、飯がまだだ」
親父がきっとして、精霊さんが入ったメイスン中尉に言った。
結局、飯が食べだかっただけだと言うオチか。
どうしょうもないわ。
完全に脱線してる話ですいません。
削ろうか悩んだのですが、友人のお兄さんから勧められて永井豪先生を読んだのですが、凄ノ王から始まって手天童子とか全集を借りて読んで、突然、いきなりのへんちんポコ〇ダーの衝撃があまりにも凄くて書いてしまいました。
本当に申し訳ありません。
別冊付録でしたが、そういう作家と知らずに凄い衝撃でした。




