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全部社会が悪いんやっ! 〜ある救世主として召喚された男の話   作者: 平 一悟
人物紹介は470から475のあたりにあります。
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第三十三部 第四章 親父の自分語り②

「父さんの先輩にな。腐女子のはじまりみたいな人がいてな。その先輩が何と歌手の〇〇さんの彼氏と友達だったんだ」


 また、親父の自分語りが始った。


 何か、癖になってんのか?


 そもそも、〇〇さんって男やんけ。


「その彼氏さんの話だと、中で出すとお腹が痛くなるから、中で出さないらしいんだ。父さん、そっちの方はしたこと無いからさ。あれ、お腹いたくなるの? 」


「な、何で、そんな話を……」


 何と言う話を息子に聞くのだ。


 頭がおかしい。


「いや、昔から疑問でさ」


「そんな、疑問あるか? 」


「だって本当だったら、エロ漫画のア〇ル中〇しは全部嘘と言う事になるじゃん」


 親父の顔が真剣だ。


 なんで、こんな時ばかり真剣になるのだろうか。


「親父、息子に何てこと聞くの? 」


「父さん、痔をやった事あるから、あっちは無理なんだよな」


「おおおおおーい」


 アポリトとかドン引いてるぞ。


 カザンザキスさんやダクダ師匠まで顔が固まってる。


「お前、ムラサキさんがいるだろ」


「いや、あの子、両方ついてるから」


「「「え? マジ? 」」」


 親父だけでなく、アポリトとかまで驚いてる。


「そ、そうか、良かった。兄弟。考えないようにしてたんだ」


 アポリトが凄く安心した顔をした。


「へぇ。両性具有ですか」


 ダグダ師匠が感心してる。


「ヤマト王家に両方行ける人は居るには居ますが、滅多にいませんから、覚悟はしてたんですが。そうですか……」


 ヨシアキ大佐が何故かほっとしたような顔をしてる。


「何で、ほっとしてんの? 」


「あちらの日本でも、昔は側近が相手するのが普通と聞きましたので」


 ヨシアキ大佐が尻を押さえて言った。


「くっ、何でやねん。森蘭丸じゃあるまいし」


「いや、信長は前田利家ともそーやで。信玄は有名だし、意外と多いぞ」


「じ、じゃあ、男もオッケーじゃないですか」


 精霊の入ったクニヒト大佐が話に食いついてきた。


「お前、まさか、腐女子なのか? 」


「ふ。男同志のがワクワクするのは確かですね」


 精霊の入ったクニヒト大佐が胸を張っている。


 何が誇らしいのか訳が分からん。


「くそやんけ」


「何を言ってんですか。清廉なもの同士の絡み合いですよ」


「わけがわかんねーよ」


「……思い切って、次のモードでヒモの相手を女から男に変えてみたいくらいですよ」


「ふざけんな! 」


 やべぇ、何だこいつ。


「ぶっちゃけ、(ちから)の放出を絞ったり止めたりできるようになればいいんでは? 」


 いつのまにか甲板に出て来たメイスン中尉がいた。


 精霊の入ったクニヒト大佐が無言になった。


「どうしました? 」


 メイスン中尉が首を傾げる。


「……つまらない事を言う人ですね」


 精霊の入ったクニヒト大佐がしぶしぶとした顔をした。


「なんだよ! コントロールできるのかよ! 」


「ちっ、私好みの<終末(おわり)の子>にしようと思ったのに」


 精霊の入ったクニヒト大佐が凄く悔しそうな顔をした。


 くそだな、こいつ。


「お前、それ造反行為になんじゃね」


 親父が呆れて突っ込んだら、精霊の入ったクニヒト大佐がすげぇビビった顔をした。


「い、いや、でも、それはあるじゃないですか。これだけ夢のある逸材だと、どうなるのかなぁって」


 精霊の入ったクニヒト大佐がおろおろと動揺してる。


 余程、やばいのだろう。


「むう、それは仕方ないな」


 親父が納得した。


 横でカザンザキスさんが頭を抱えてる。


 簡単に納得するなよ!





kei911rsr様にご指摘いただきましたので、少し古い奴からコツコツと一部なおしていこうと思っております。

貴重なご意見、ありがとうございます。

親父の自分語り①②に関しては、実話ではございませんので、本当に実話ではございませんので、よろしくお願いいたします。なるべく、やばい部分は削っております。

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