表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
全部社会が悪いんやっ! 〜ある救世主として召喚された男の話   作者: 平 一悟
人物紹介は470から475のあたりにあります。
341/2602

第二十九部 第五章 出発

「名前はガムビエルだって」


 アオイが俺に教えてくれた。


「へー、ガムビエルさんか」


 俺が言ったら、コクリと身体を揺らして頭を下げるような仕草をした。


 むう、何と言う礼儀の正しさ。


「これで、足は確保できたな」


 親父が笑った。


「また、イージス艦で行くの? 」


 俺が聞いた。


「防御とか考えるとまだミサイルも残ってるし、穴空いててもイージス艦の方が良いんじゃないか? 」


 また、使徒に抱えて貰っていくのか。


 しょうがないけど、どうなのだろうな。


「ちょっと、磯臭いけどね」


 ミツキも苦笑いした。


「まあ、それでも二日もかからんだろ」


「そりゃ、早いけどさ」


 ミツキが不満そうだ。

 

「素直にそろそろ蒼穹船(そらふね)出すか? 十二分に戦えると思うがの」


 龍女(りゅうじょ)さんが提案した。


「武器を大量購入してるって話だから、少し、そこは警戒した方が良いかもしれんけどな」


 親父が疑問を呈した。


「とりあえず、うちはいくつもあるし、強襲型の蒼穹船(そらふね)を使えば良いんじゃないかな? 」


 燐女(りんじょ)さんが言った。


「あ、それは寝室が……」


 キョウカさんが突っ込んだ。


「は? 」


 思わず変な声が出る。


 それって大事な話なの?


「確かに、それは言えてるな」


 龍女(りゅうじょ)さんもキリリと答えた。


「大切なポイントですね」


 アオイも真剣だ。


「いや、別にいいんじゃないの? 」


 って、俺が言ったら、空気が凍った。


「お父さんが孫を待ってるんだから、急がないと駄目でしょ」

 

 ミツキが俺にキツイ目で睨む。


 お、親父のせいで皆の目が怖い。


 俺が親父を見たら、目を逸らすし。


 責任取れない事は言わないで欲しい。


「とりあえず、一度基地が近いんで、先にそちらに行ってからでコンチュエに行くで良いんじゃないですか? 」


 メイスン中尉も提案した。


「ちょっと、状況が状況なんでスコット中佐と連絡取ったらどうです? 」


 (れん)が聞いた。


 親父が誰? って顔してる。


「いや、一緒に潜水艦に乗ってたでしょ? 」


 紅葉(もみじ)が呆れ顔だ。


「え? 仲間を忘れてんですか? 」


 メイスン中尉が呆れきった顔をした。


「とりあえず、あの人達なら、すぐにお義母さんに連絡しないと思いますし」


 (れん)が言った。


 むう、もうすでに俺の母さんがお義母さん扱いですか。


 多分、俺も母さんに膝蹴りだな。

  

「とりあえず、ルイス中尉に連絡しますね」


 (れん)が衛星電話みたいなの出して連絡しだした。


「そんなのあったの? 」


「簡易のものですがね」


 (れん)が笑って答えた。


 








 



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ