第二十八・五部 第八章 エピローグ
気が付いたら、ベットの上に居た。
揺れが無いので、パトリダについたらしい。
すでに、準備万端な上に、横にいつ設置したのか大きな風呂桶に湯がたまっている。
くくっ、まさか、パトリダで赤ちゃんプレイだと?
「ああ、起きましたか」
アオイが色っぽい服を着て言った。
「え? なんで? 使徒は? 」
「使徒は、イージス艦をパトリダの浜辺におろすと止まって動かなくなりました」
「皆は? 」
「お爺様の迎賓館とアポリトさんの家に行かれてます」
「ここは? 」
「邸宅が焼かれた為に、、昔に使ってた部屋を困らないようにお爺様が拡張なさったそうで」
「何故、おふろセットが」
「前回赤ちゃんになられた旦那様が可愛かったので、セットして貰いました」
アオイがにっこりと笑った。
ほんげー。
想定より使徒が早かったとはいえ、この展開は考えてなかった。
しかも、俺の腹がカエルのようにパンパンである。
あんなにスープ飲んだら終わるわな。
と、ふと横を見ると、大きな鍋に大量のスープが、何でこんなものが……。
まさか、してる間に延々と飲まされるのか。
しかも、漏斗がでかい。
なんだ、あれ?
その横を深雪が通った。
はっ、そうだ、カツ丼は?
「カツ丼の試食がまだなんですが」
俺が深雪に言った。
「ああ、皆、全部美味しいって食べちゃったから」
なんですとぉぉぉぉぉ!
「とりあえず、旦那さんはスープ飲まないと」
深雪が言った。
深雪が言った。
大事な事なんで二回思った。
嘘だろう、深雪も変になって来た。
やばい、救いが無い。
キョウカさんとかさくらとかが、まさかの裸エプロンです。
嘘、これは嬉しい。
いかんいかん。
「何で、裸エプロン? 」
俺が聞いた。
「いや、さくらと深雪があっちの世界の男の夢だと聞いたので」
キョウカさんが笑った。
「そのとおりだ」
つい、言ってしまった。
そしたら、アオイとかが慌てて、エプロン探してる。
ミツキとミヤビ王女も探してる。
そして、皆が慌ててエプロンを着だした。
やばい、色っぽい。
すいません。
うれしい。
やばい、やっぱり俺はアホです。
初めて、ワクワクしてる。
とほほ。
だって、裸エプロンだもの。
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