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全部社会が悪いんやっ! 〜ある救世主として召喚された男の話   作者: 平 一悟
人物紹介は470から475のあたりにあります。
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第二十七部 第五章 再度襲来

「貴方達は(すず)と組んでるの? 」


 アオイが自分の支配下においた仮面(ペルソナ)に語りかけた。


「いいえ、組んでません。ただ、鈴の周りに私を配置させて、<終末(おわり)の子>の許嫁の一人に乗り移る事を私にさせようとしてました」


「なるほど。で、貴方の本体は? 」


「コンチュエに居ます」


「は? 」


 俺が横で驚いた。


「何故、コンチュエにいるの? 」


「メイヴの身体が使いにくいので、本体を移す、次の身体を探しているのです」


「お、おい」


 カルロス一世まで動揺してる。


「こ、これは、コンチュエに行った方がいいかもしれんな」


 国王が唸った。


「確かにな。いまや大切な同盟国だし。あそこがやられると、パトリダも危ない」


 宰相が焦ってる。


「とりあえず、コンチュエに戻るか」


「そうしましょう」


 アオイが答えた。


「とりあえず、こちらの問題をかたずけたら行くか」


 国王が聞いてきた。


「いえ、すぐ行きましょう」


 俺が笑顔で答えた。


「何で、王太子でしょ」


「商人ですが」


「ふっ、伝統の赤ちゃんプレイをした以上、お前は逃げれないのだ」


 国王がバーンって感じで言った。


「だけど、俺、おむつまでしてないし」


 俺が反論したら、カルロス一世と和真が真っ暗な顔で蹲った。


「おいおい、言い合いすんのは良いけど、こっちの戦力がドンドン激減するぞ」


 親父が呆れてる。


 突然、すんごい不気味な人形が突っ走ってくる。


 ブードゥ教とかそんな感じ。


 しかも、点火された爆弾を抱えて。


 怖っ!


「来るな! 」


 龍女さんが手をかざしたら、その人形が爆ぜて爆発した。


「あらら、ここに居るのばれたな」


 俺が苦笑した。


「とりあえず、逃げよう」


 親父が言ったので、全員でその場を離れた。


 そしたら、しばらくしたら、後でそこが次々と爆発して壊れた。


「あーあー、会議室無くなっちゃったな」

 

 俺がそれを遠くから見ながら呟いた。


「とうとう、お前も殺す状態だな」


 親父が笑った。


「どう扱っていいのか分かんないんだけど」


「心配するな。なんとかなる」


 親父が胸を張った。


「根拠ないもんな」


「とりあえず、俺、関係無いし」


 親父がさらに笑って胸を張った。


「これだからな」

 

 俺が苦笑した。


 とりあえず、王宮もあちこちで爆発が起きて、酷い状況だ。


「確かに、これは日本最強とか言われても仕方ないな」


 人形を潰しても、相手にダメージ無いし、厄介だなぁ。


 

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