表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
全部社会が悪いんやっ! 〜ある救世主として召喚された男の話   作者: 平 一悟
人物紹介は470から475のあたりにあります。
315/2603

第二十七部 第二章 偵察

 とりあえず、いつものごとく、最高会議室の会議場に場所を移す。


 カルロス一世が凄い顔してるけど、しょうがない。


面子は俺と国王と宰相と親父とカルロス一世と和真と樹老人(じゅろうじん)とカガだ。


 そこへ、ダグダ師匠が入ってきた。


 そういえば、ここの所見なかったな。


樹老人(じゅろうじん)さんの依頼で情報を集めて来たんですけど。あれ? どうしたんですか? 」


 ダグダ師匠が横で泡吹いてる樹老人(じゅろうじん)さんを見て驚いてる。


「また、何かあったの? 」


 ダグダ師匠が凄い顔してるカルロス一世も見て、俺に聞いた。


「いえ、赤ちゃんプレイの話が衝撃だったらしく」


「赤ちゃんプレイ? 」


「いい大人が赤ちゃんの格好して許嫁によちよちされるわけです」


 俺が言うと、和真とカルロス一世がびくっとした。


「ふーん。ヤマトは相変わらず、奥が深いね」


 ダグダ師匠が笑った。


 むぅ、流石のダグダ師匠だ。


 素晴らしい。


「いや、それで終わりなの? 」


 カガがダグダ師匠に聞いた。


「いや、この程度の事で驚いてたら、このヤマトと付き合えませんよ」


 ダグダ師匠が笑いながら答えた。


「し、師匠」


 カルロス一世が男泣きしてる。


 やっぱり、師匠は凄いや。


「で、どうでしたか? 」


 国王がダグダ師匠に聞いた。


「アマゾネスの主の一人は素敵な旦那が見つかったとかで、喜んで帰って、すぐ結婚式を挙げたみたいですね」


「ほう、うちのルネッサンス人間国宝の彼だな」


 国王が頷いた。


「え? ホアンの兄貴は結婚しちゃったの? 」


「ええ、何か随分と太ったみたいですね」


「は? 」


「なんか、アマゾネスの主が甲斐甲斐しく世話して、凄い美食を持って来るので、ガチガチに太ったみたいですよ」


「まじですか? 」


 むう、これはこれで幸せなのだろうな。


「問題はもう一人の主ですね。ヤマトに近い島で仲間を使って本拠地みたいなの作って、こちらを狙ってるようです」


「むう、それは厄介だな」


「後、(すず)とか言う娘ですが、あちこちで人形で有名な街を襲ってるようですね」


「え? 」


「恐らく、人形が尽きたので補給してるのでしょう」


「なるほど、参ったな」


「後、もう一人ってシャーロットさんとか言うんですか? 」


「え? それは違うと思うんだけど」


「近いうちにこちらに来ると思いますよ」


「ええ? 」


「シャーロットが来ちゃったか」


 親父が少し困ったような顔をした。


「え? まずいの? 」


「いや。結構、母さんに似てるからなぁ。俺、苦手なんだよ」


「え? あんな容姿して喧嘩強い系なん? 」


「そーなのよ」


「えええええ? 」


「後、エレネも来るんじゃないかな? 」


「エレネって? 」


「金髪でブラウンの目が印象的な子。この子も母さんに似てるんだよね」


「何で、そんなに無茶苦茶に俺を適当に婚約させた訳? 」


「だって、にんげんだもの」


 親父が笑って答えた。


 駄目だ、こりゃ。


 


 


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ