第二十六部 第三章 過激
「で、作戦なんですが。どうします? 」
俺が皆を見回して聞いた。
「どうだろう。恋文で誘い出してみたら」
親父が提案した。
「こ、恋文? 」
俺が唖然とした。
「いや、何しろ、恋愛には奥手だろうしな。意外とこうやって呼び出すと効くかもしれん。それでどこぞの島に呼び出して、俺が管理してる核ミサイルを数発ぶち込む」
親父が左手をパーにして、そこに叩き込む様に右手でパンチして言った。
「むう、核ミサイルなら一撃必殺だな」
俺が頷いた。
「え、えーと、核ミサイルって……」
カルロス一世が聞いた。
「一発で小島なら消えるんじゃないですか? 」
俺が笑った。
「ど、どんなだよ」
カルロス一世がドン引いた。
樹老人カガまて引いている。
「いや、こういうのは火力だぞ」
親父が断言した。
「そうそう」
俺も横で頷いた。
「いや、似てるわ。考え方がそっくりだな」
カルロス一世が呆れてる。
「相変わらず、過激だな」
ダグダ師匠が笑った。
「やり過ぎじゃない? そもそも、こちらの人は分からないけど放射能汚染もあるでしょ? 」
呆れ果てたようにカガが言った。
「猛爆攻撃に変えましょうか? 後、爆龍王ゴウオウの最強の攻撃と俺の轟天で……」
俺が答えた。
「いや、そんなの三発もくらったら、島でも沈むでしょ。ってか、何でそんな物騒なの? 」
「「え? おかしい? 」」
俺と親父がハモる。
「そもそも、魔族とされるから温厚なのにヤバイと言われてるのも多いし、実際には、その辺はどうなの? シュウジは話をしたんでしょ? 本当にヤバイと思ったの? 」
「いや、俺はそうじゃないかな? と思っただけだからな。ぶっちゃけ、パニックになったのは母ちゃんが怖かっただけだし……」
「ぶっちゃけすぎでしょ。それと、普通に魔と思ったら息子を婚約させないんじゃないの? 」
俺が親父に反論した。
「いろいろ、そこの親父さんにいろいろ借りがあったしさ」
「いや、それなら、逆に親父さんに娘が魔かもしれないと教えるでしょ」
「いや、溺愛してたしなぁ」
「言いにくかったって事ですか? 」
カルロス一世が聞いた。
「うん? ひょっとして、相手に説明するのがめんどくさかったのか? 」
俺がふっと気が付いて突っ込んだ。
「うむ。それだ」
俺の疑問に親父が頷いた。
「むう、それなら仕方ないな」
「だろう? 」
親父が分かったかと言う顔をした。
「それは、おかしいだろ? 」
樹老人が呆れた顔をした。
「「え? 」」
俺と親父がハモる。
「何とかならんのかな、この親子」
樹老人がため息ついた。
「聞いててヤバイですね」
ヨシアキ大佐も呆れてる。
「え? 」
サイトウ公爵が言った。
「貴方もめんどくさいから言わないに同意見なんだ。どうなってんだ、この国」
カガが頭を抱える。
そう言えば、人の心が読めるんだった。
仕方ないので答えた。
「「「つまり、ヤマトの先祖が悪いと」」」
俺と親父とサイトウ公爵がハモる。
それを聞いて、樹老人とカガが頭を抱えた。
すいません。すいません。
投稿間違えちゃった。
もう一個の方を投稿してしまった。
なおしましたんで許してください。
あーあ、休憩時間無くなった。
本文も順番間違いあるんだけど、なおすの怖くて……。




