表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
全部社会が悪いんやっ! 〜ある救世主として召喚された男の話   作者: 平 一悟
人物紹介は470から475のあたりにあります。
236/2599

第二十部 第五章 えくすかりばぁ君

 大学の皆さん元気でしょうか。


 同じ大学に通ってた祐樹です。


 俺のち〇こに名前が付きました。


 えくすかりばぁ君です。


 許嫁達がぞっこんで、名前を最初に言うだけなのに、楽しそうに会話をしてます。


 ち〇こと話す許嫁ってどうなんでしょう。


 しかも、半分はこの世界の高貴な王族です。


 スボンの上からだけど、頬ずりする子までいて怖いです。


 結局、あれから許嫁の皆さんを始め全員合わせて、船の食堂で話し合いになりました。


「結局、許嫁の皆さんの意見はどうなの? 」


 カルロス一世が聞いた。


「何がですか? 」


「いや、アマゾネスとか猛禽や修羅との話なんだけど」


「それは駄目です。これは私達のものですから」


 アオイが言うと、皆の目が俺のあそこに注ぐ。


 怖い。


 マジで目つきが怖い。


 メスカマキリに食べられるオスカマキリの気持ちが分かる。


「結局、このえくすかりばぁ君は何の意味があるんだ? 」


 俺が泣きそうになって聞いた。


「これは私達への神様の贈り物です」


 ムラサキがきっぱり言うと許嫁が一斉に頷いた。


「何だよ。解決策にならないなら、俺がイロモノになっただけかよ」


 マジで涙ぐんでしまう。


「泣きたいのはわしじゃ! お前、一応、仏教で言うならお前は弥勒菩薩だし、キリスト教で言うならメシアに近い存在なんじゃぞ! 何で、ち〇こが喋るイロモノになるんじゃあ! わしの教育係としての立場はどうなる! 」


 樹老人(じゅろうじん)の嘆きがハンパ無い。


「あ、でも、日本なら受け入れられるかもしれませんよ」


 さくらが笑った。


 変態国家日本の面目躍如ですな。


「ヤマトも日本もどうなっとるんじゃ! 」


 樹老人(じゅろうじん)が叫んだ。


「まあ、それはともかく。お前の子供がスタジアム一杯にならなくて良かった」


 カルロス一世がマジでほっとしている。


「人類が滅びかねないもんね」

 

 クニヒト大佐も頷いた。


「ところで、何? やっちゃったわけ? 」


 和真が(れん)紅葉(もみじ)に聞いた。


 (れん)紅葉(もみじ)が耳たぶまで真っ赤になって俯く。


「あーあー、婚約者を止めるどころか、増やしちゃったよ。女媧(じょか)様に何て言うんだよ」


 和真が愚痴った。


「「お義母さん、宜しくお願いしますって」」


 (れん)紅葉(もみじ)が同時に言った。


「馬鹿じゃないの? 」


 和真が頭を抱える。


「やれやれ、結局、何も変わらずか。そうなると、とりあえず、ヤマトに急がないと」


 カルロス一世がため息ついた。


 まあ、結局、ここにいる許嫁が承諾せんと無理だし、アオイもテューポーンまで操ったから、もはや地球すら潰せると言う事になる。


 どんな嫁なんだよ。


 パトリダもちょっと、どうなってんのか不安だな。


 テューポーンが出たのだから、相当な被害があってもおかしくない。


 ふっと俺が天井を見た。


「あれ? やばい? 」


 俺が言うと全員がバッと動いた。


「皆、えくすかりばぁ君を守って」


 ミツキが言うとアオイと飛び出して行った。


 すでに俺の名前が出ない。


 俺の立場はち〇こ以下ですか?

 

 思わず、その場に突っ伏した。


 


 


 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ