第二十部 第一章 プロローグ
許嫁達と一戦はじまるかの時に、寝室に光が集束して、そこに一人の人物が現われた。
古い西洋風の甲冑を着て、顔だけ見える。
人間で無いのは間違いない。
もはや誰もが忘れてるかもしれないが、俺の守護神が不動明王だが、その系統っぽい。
準備万端だったキョウカさんとかが慌てて、毛布で身体を隠した。
「だ、誰? 」
少なくとも殺気はないが……。
「アマゾネスの長老と修羅の長老との祈りで参上した」
彼は厳かに告げた。
「祈り? 」
俺がいぶかしく聞いた。
「うむ。このままでは大変な事になると言う事で、わしが来た。わが名はアーサー王」
「は? 」
ギリシャ神話で何でブリトン人が?
ケルト神話なら分かるけど。
「ああ、 NTRのですね?」
さくらが少し嬉しそうだ。
「いや、そりゃNTRだけど、それを言ったらいかんでしょうよ」
アーサー王の悲劇はグィネヴィア王妃とランスロットの不倫から始まる。
いやNTRだけどね。
「……何のコスプレなんだ? 」
俺がアーサー王の格好してる奴に聞いた。
「コスプレだと? 」
「お前、絶対、ヤマトの奴だろ。何でいきなりアーサー王なんか出て来るんだよ 」
俺が決め付けた。
「ふふふふ、我が子孫はなかなかやる。その通りだ。わしは第百二十代ヤマト国王、聖王である」
「えーと、今は百三十二代目だから……十二代前か。なんで、いきなりそんな王が出てくんの? 」
俺が指で数えながら答えた。
「わしは猛禽や修羅より、特別な信仰を得ておるのでな」
自信満々に聖王が胸を張った。
「うわ、性王? 」
ミヤビ王女がドン引きしてる。
「本当だ、性王だ」
何だろう字が違います。
え?
好色なの?
「待ちなさい、我が子孫達よ。聖王だろ?」
聖王が困ったような顔をした。
「それ、猛禽とか修羅が聖王とか言ってあがめてるだけで、皆は性王とか言ってるけど」
ユイナさんが説明してくれた。
「ええ? 何でよ? 」
凄く心外らしくて聖王が騒いでる。
「いや、だって、皆、そう言ってるし」
ミヤビ王女が呆れたように答えた。
「いや、だって、わし、社会福祉もやったし、戦争も終わらしたし、国民繁栄させたし、皆に慕われてたじゃん」
「あの時まではね 」
ミヤビ王女が冷たく突っ込んだ。
「え? 何かやったの? 」
「女性から襲って子供が出来たら、責任とって結婚しないといけないって言う馬鹿な法律作って、猛禽と修羅作ったのこの人なの」
キョウカさんが説明してくれた。
何ですと!
諸悪の根源かよ
最近、一日三本から四本投稿してましたが、明日からは一日二本から三本に戻しますのでよろしくお願いいたします。
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