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全部社会が悪いんやっ! 〜ある救世主として召喚された男の話   作者: 平 一悟
人物紹介は470から475のあたりにあります。
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第十九部 第七章 逃走

 とりあえず、シーサーペント達に交代で、豪華高速帆船を引いて貰って、とりあえずパトリダから逃げてる。


 勿論、リヴァイアも一緒だ。


 今度のはカザンザキスさんに頼んで作って貰った新型の豪華高速帆船で、甲板にワイバーンなどをつなぐ厩舎みたいなのもある。


 最悪、ワイバーンに乗って逃げる事も出来るわけだ。


 さらに、うちの家族用の船なので、シーサーペントやリヴァイアの食べる食糧も大量に積んでいる。


 家族用なんで、船に名前を付けたいのだが、許嫁の意見が対立したので辞めた。


 君子危うきに近寄らずだ。


 とりあえず、渋るアポリトとクニヒト大佐とヨシアキ大佐と樹老人(じゅろうじん)と今後の事を見守るようにと言うルイおばさんからの書簡が来てカルロス一世もついて来た。


 カザンザキスさんはすでにアマゾネスの軍団がパトリダに向ってるとの情報で、交渉と今後の為に残った。


「なんか、どんどん犯罪者みたいになっていくのだが」


 俺が甲板で海を見ながら呟いた。


「揉め事が多すぎだろ」


 カルロス一世が呆れて答えた。


「いや、悪いの親父だし」


「でも、ごめんなさいが懐かしかったぞ」


 カルロス一世が皮肉った。


「つまり、すべての元凶は親父にあったと言う事か」


 俺が唸るように言うと、皆が冷たい目で見た。


「アマゾネスってどうやったら諦めるの? 」


 深雪が不安そうに聞いた。


「難しいな。次代の女王も決める行事だし」


 カルロス一世が答えた。


「そうですか」


 深雪とさくらが出港した時からずっと不安そうだ。


「あんまり気にしなくてもいいんじゃないかな? 」


 クニヒト大佐が笑った。


「え? どうしてですか? 」


「いや、結局、周りが灰になったり、国が滅んだりして無茶苦茶になっても、この人達は気にしないし元気だし」


「まあな、基本、極悪非道無慈悲なのってこいつらだし」


 カルロス一世も苦笑した。


「まあ、化け物しかいないし」


 ヨシアキ大佐も笑った。


「全部、規格外だしな」


 アポリトも頷いた。


「皆さん、そんなに強いんですか? 」


 さくらがアポリトやカルロス一世とか見て言った。


「いや、こいつの嫁達の事だが」


 カルロス一世がアオイとかミツキとか龍女(りゅうじょ)さんを見た。


「待って、レーダーに聖樹装兵(せいじゅそうへい)が三機映っている」


 ダグダ師匠が言った。


「嘘だろ。向こうの世界の連中かよ」


 俺が愚痴った。


「そうだけど、これの二機はあのビボラの時のヤツだ」


 ダクダ師匠が皆に説明した。


「ハザマの奴か」


「和真だってゆーのに」


 俺にミツキが突っ込んだ。


「和真? 」

 

 さくらが不思議そうに聞いてきた。


「一条和真。お兄ちゃんの元同級生だよ」


「「うそっ!! 」」


 さくらと深雪が驚いた。


「なんで、こんな時にあいつらまで来るんだよ」


「いや、待って、なんか白い旗振ってる。何か意味あるのかな? 」


 ダクダ師匠が俺を見た。


「それ、降伏の時か、話し合いの時だよね」


 ミツキが答えた。


「降伏は無いだろうから、話しあいかな? 」


 正直、めんどくさい事ばかり起きる。



 もう一本投稿しました。


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