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全部社会が悪いんやっ! 〜ある救世主として召喚された男の話   作者: 平 一悟
人物紹介は470から475のあたりにあります。
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第十八部 第四章 マルガリタリ山

 マルガリタリ山を許嫁達と深雪とさくらとクニヒト大佐とヨシアキ大佐とダグダ師匠と樹老人(じゅろうじん)さんとカザンザキスさんと登る。


 仕事があるので、ヤニスとイオニアスさんは残った。


 樹老人(じゅろうじん)が行かないと言ったので、ユイナの蜘蛛の糸でグルグル巻きにして、アオイとミツキがテレポート出来ないように結界を張って、籠に入れて連れて行ってる。


 カザンザキスさんはこんな孫じゃ無かったのにと悲しそうな顔をして、樹老人(じゅろうじん)さんがいるから心配で仕方ないからついて来た。


 マルガリタリ山は、いろいろな果物や山菜が取れる山なんだそうだが、夏なんでちょっと時期がずれて、ちょうど端境期に当たるらしい。


 一応、地元では聖なる山として、決められた日にしか食材を取りに入れないのだそうだが、決められた日じゃないけど、カザンザキスさんの威光を最大限に使って内緒で登っている。


「しかし、綺麗な景色だな」


 俺が樹老人(じゅろうじん)の籠をしょいながら景色を眺めた。


 ワイバーンとかで一気に来たかったのだが、山自体に結界があるらしく、飛んではこれないようだ。


「なあ、良いのかな。神様だぞ? 」


 ヨシアキ大佐が心配そうだ。


「心配するな。お友達の樹老人さんもいる」


 俺が笑顔で答えた。


「いや、これ。神様である樹老人(じゅろうじん)様にする態度じゃないぞ」


 ヨシアキ大佐が怒って言った。


 ヤマトの七支族かしらんがメンドクサイ奴だ。


「心配するな。悪いのは俺だ。お前では無いし」


 俺が破顔した。


「いや、笑顔で言うなよ。何をドヤ顔してんだよ? 絶対おかしいわ」


 ヨシアキ大佐が呆れ果てた顔をした。


「もう、いいわ。ヨシアキ殿は気にするな」

 

 投げやりに樹老人(じゅろうじん)が答えた。


「それにしても、ファウロスはどうやって神様を見つける気なんだろう」


「ああ、あいつなら、ずっと、そこについてきてるぞ」


 アポリトが後ろの林を指差した。


 そしたら、林がびくっと動いた。


 良く見たら、米軍のスナイパーみたいにカモフラージュで迷彩して偽装してるファウロスとロウがいた。


「え? いつから? 」


「いや、最初からついて来てたぞ」


「マジですか? 」


「アポリト。索敵は卑怯だぞ」


「いや、横から神様を掻っ攫うつもりのお前らの方が卑怯だろ? 」

 

 アポリトが馬鹿にしたように答えた。


「しかし、凄い偽装だな」


 何と言う無駄なスキル。


「横から掻っ攫うなんて、勝負とは言えないんじゃないの? 」


 ミツキが呆れてる。


「いや、俺、海賊だし」


「むぅ、正論だな」


 俺が頷く。


「全部、海賊で誤魔化せるじゃん」


 シ〇アが抜けてきたクニヒト大佐が言突っ込んだ。


「師匠譲りの、横に話を置いておくテクニックもあるぞ」 


 ファウロスが胸を張る。


「あれ、イジュウイン大公のテクニックなのかよ」


 俺が呆れた。


「ああ、イジュウイン大公のとこのアンナが言ってたわ。いつも、ああやってお母さんとの話とか誤魔化すんだって」


 キョウカさんが笑った。


「へー」


「結局、最後はボコボコにされるらしいけど」


「嫌な話だな」


「まあ、ヤマトは女性が強すぎるからなぁ」


 ヨシアキ大佐もため息ついた。


「あの師匠がたまに、顔をボコボコにされて膝を抱えて部屋の隅で泣いてるのはそれだったのか」


 ファウロスが納得いったと言う顔をする。


 すいません。


 胃が痛くなるんでやめてください。


 

  




 

 もう一本のが一章しか投稿できなかったので、こっちでもう一本投稿します。


 っっーか、これ、自分の首絞めてんじゃないかとW


 どうか、ブックマークとかよろしくお願いいたします。


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