表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
全部社会が悪いんやっ! 〜ある救世主として召喚された男の話   作者: 平 一悟
人物紹介は470から475のあたりにあります。
207/2599

第十七・五部 第十章 エピローグ

 次の日のゾンビ・ホッタのオープン日に、コンチュエからスーパーオープンの為の話し合いで、向こうのお偉いさんが来たので、ゾンビ・ホッタの視察に行けなかった。


 これがあるので、次の日に集まって話すようになっていたのだ。


 その次の日も、その次の次の日も、思った以上に具体的に話が進んだので、お偉いさんとの交渉が続いた。


 結果として、商品センターの構築も決まり、一気に十店舗もオープンさせる事が決まり、コンチュエの交渉は大成功に終わった。


 そして、満を持して、さらに次の次の次の日に、コンチュエのお偉いさんの見送りをしてから、皆とゾンビ・ホッタの様子を見に行った。


 さて、どんなふうになっているか、括目して待てなんて言ったのだから、いくらあいつでも、それなりの勝算があるのだろう。


 ワクワクして、向かうと、店が閉まってた。


「あれ? 今日は定休日? でも、年中無休のはずだが? 」


 俺が呆然として見てると、ヤニスさんが慌てて、うちの方の一号店の店長さんを連れてきた。


「ど、どうなったの? 」


「ああ、食中毒出して、すぐに夜逃げしました」


 店長が開口一番にさらっと言った。


「はああああああ? 」


「いやだって、ゾンビ何てバイキンまみれなんですから、そりゃ、販売員なんかやってたらバイキンが商品に落ちますよ」


 店長がフンと言う感じで馬鹿にしてる。


「ああ、そりゃ、そうだな」


 俺が言われてみればって頷いた。


「ファロウスらしいな。普通はゾンビに服着せたり消毒したり対策するだろうに」


 アポリトがため息をついた。


「いや、あんな血まみれの店員が接客するなら、客も来ないでしょうに」


 ヨシアキ大佐が苦笑いしてる。


「ええ、客が集まらないんで、最後に破格値で叩き売りしたら、流石に買っていくお客さんが出て、全部食中毒です」


 せつない。


 そうか、最近、戦争ばっかりやってて、俺も感覚がおかしかったのかもしれないなぁ。


 嘔吐物に排泄物とか、そんなのばっかりだったからなぁ。


「ちょっと、もう一度、俺も良く自分を見直さないとな」


 俺も感覚狂ってんのかもしんない。 


「ちょっと、戦争とかばかりしすぎたよな。今後はやめよう」


「それで、子作りですね」

 

 ムラサキが嬉しそうに言った。


 勘弁してください。


 もう一つの作品の賢者に、地球温暖化の為にセクシーとか言わせたくてしょうがない、私。


 しくしく。 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ