表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。

魔王様と侍女

魔王様と侍女 ー魔王になった日ー

作者: 蒼月 かなた


 気がついた時、 俺は全裸で荒野に佇んでいた。

ぼーっとした頭で、 記憶を探る。 俺は親父と殺し合いをしていたはずだ。

 ソレを思い出して、 親父の気配を探った。


 ―― 気配が無い?


 いやこれは…… 足元から親父の気配がする。 それだけではない。 空に浮かぶ数々の浮島から微かに気配を感じた。 最後の記憶は親父の身体が弾けとぶ所だった。 それに巻き込まれて俺もまた――。

 この島や他の浮島はそんな親父の身体を核に産まれたものらしい。


 ―― どうやら、 親父は殺せたようだな……。 

 

 いったいどれ位の年月を眠っていたのか…… いや、 多分―― 死んでいたのだろう。

草や木や…… 岩の転がる荒野をみれば、 相当な年月がたったのだと理解ができた。 

 特に痛みは感じないが、 一応ちゃんと再生されているのかを確認するために、 身体を軽く動かしてから目視で確認してみる。 どうやら、 何も問題はなさそうだ。


 ―― 客か。


 高速で、 こちらに近づく力を感じる。 脆弱な力だ。 そこから、 弟妹の力の片鱗を感じ取りそちらの方を見た。

 見た目だけなら逞しい男だ。 その男は、 俺の傍に降りると不愉快だと言う事を隠しもせずに口を開いた。


 「はっ! 弱そうな身体だなぁ」


 そうなのか? まぁ良く分からないが。 適度に筋肉はついているが、 少なくともこの肉達磨のようには筋肉がついていない事は確かだ。

 遅れて、 息を切らしたこの男の従者らしき小男が姿を現す。


 「はぁっはぁ…… お待ち下さい魔王様…… いきなりどうしたと…… 」


 そして私と目が合った小男は、 目を見張って後ろに下がった。 探査能力は魔王と呼ばれた男の方が上だが、 感知能力はコレの方が上らしい。

 魔王と呼ばれた男はその事に気付きもせず、 俺に詰め寄って馬鹿にしたように目を眇めた。


 「ふん。 一瞬、 強い気配を感じて来てみればこれか…… 興醒めだな。 まれに魔力が凝って魔族が産まれる事がある―― 得てしてソイツらは強いから楽しみにしてたんだが―― 」


 「…… それは悪かったな。 もう用はないのだろう? なら帰れ」


 「…… 産まれたばかりの小僧が! ナマイキな口を聞く。 俺はこの世界の魔王だぞ!! 」


 ―― 随分と馬鹿な男だ。


 「…… まぁ、 産まれたばかりで俺に見つかった事を恨むのだな…… 将来は有望そうだが、 お前のようなヤツは必要ない」


 あぁ、 成る程…… コレは俺が将来自分を脅かすかも知れないと思って慌ててやって来たのか。

魔王の殺気が膨れ上がる。 自分を脅かす者は早めに排除と言うわけだ。 

―― あぁ、 その考えは間違っていない。 けれど、 それは対象が自分より弱い場合にしか通用しないがな。


 ―― 憐れな事だ。 自分の力と俺の力の差に気付かないとはな。


 「馬鹿め」


 俺は、 そう呟くと左手を魔王の顔に当てた。 ぐしゃりと音を立てて魔王の頭が吹っ飛んだ。

相手が、 虫ケラのように弱かろうが俺に殺気を向けたのだ。 死ぬのが当り前だろう。

 それにしても―― だ。 久しぶりに使ったが、 力がまだ全然戻ってないようだ。 姿形を残さず消そうと思ったハズなんだが。

 しまったな―― こんなに弱っているとは思わなかった。 全身に返り血を浴びる羽目になるとは…… この辺に水はなさそうだが。 どうしたものか……。 そんな事を考えていたら、 ひゅうひゅうと喘ぐ音がして俺はもう一人の存在を思い出した。


 「おい。 この辺りに水場はないか? 」


 腰を抜かして震えている小男に声をかけて聞いてみる。 小男は今にも気絶しそうな顔で、 慌てて居住まいを正そうとしているようだった。 

 

 「ひっ―― いいえ! ございません。 ですが魔王城に行けば湯殿がありますっ 魔王様! 」


 立とうと努力しているのは認めるが、 足に力が入らんのだろうな……。 慌てて叫んで答える小男に俺は首を傾げて聞き返す。 


 「…… ? 魔王はコレではないのか……?? 」


 死体を指さしそう聞けば、 小男は震えながらも答えた。


 「前魔王を倒された貴方様が、 新しい魔王様です」


 どうやら、 面倒な事になったようだ。 いっその事、 これも殺して消えようかと思ったら―― 空からまた接近してくる気配がある。

 この気配は…… 懐かしい末の弟のものだ。


 「…… 生きてるとは思わなかったぞ。 ゼフィル」 


 随分な時間が経ったようだったので、 弟妹達は死んだものと思っていたがゼフィルは健在だったようだ。 少し嬉しくなった。 これで、 状況が確認できる。


 「それはこっちのセリフだ兄上。 今まで何をしてたんだ」


 物凄く、 呆れた顔をしてゼフィルが言った。 俺達は、 通常の生物とは発生の仕方が異なる。

親父の血の一滴から出現した命だ。 なので、 弟妹達の姿形は様々だったが、 ゼフィルは不思議と俺と似たような顔をしていた。 ただし、 俺よりも柔らかい気配をしていたが。

 末っ子だったせいか、 妹達が甘やかしてたからなぁ。 そのせいではないかと思う。 

別れた時はチビだったが、 それが随分大きくなったようだ。 背格好も俺とさほど変わらなくなっている。

 いや…… 身長はともかく、 顔つきはゼフィルの方が少し年上に見えるか? まぁ、 俺の弟である事には変わりないが。

 

 「そうだな。 死んでたんじゃないか? 」


 苦笑しながらそう言ってワシャワシャとゼフィルの頭を撫でてやる。


 「兄上っ! …… 俺だって、 もう子供じゃないんだから…… あっちょっと! 髪に血がついただろ! 」


 いい年した男が口を尖らせるな。 どうやら俺に会った事で、 昔の子供時代に感覚が戻ってるようだな。 指摘すれば、 余計にむくれそうなので黙っておく。 


 『僕ねー。 あにうえが父様の次に大好き! だって、 あにうえ達の中でいっとー強くて格好いいもの』


 あどけない笑顔でそう言った子供の事を思い出した。 今はその片鱗も残ってはいない。

歩くのが下手くそで、 良く肩に乗せてやった気がする。 どこにいくのにも、 親父と俺の後をついて来たがった。

 親父と殺し合いをする事になった時―― 大声で泣きついてきたのが、 ゼフィルとの最後の思い出だ。


 「なんだ。 泣かないのか? 」


 「…… いくつだと思ってるんだよ。 泣く訳ないだろう」


 時間が経ったのだ。 それだけの。

子供扱いに少しむくれたゼフィルが、 上目づかいで抗議する―― あぁ、 やっぱりコレは俺の弟だ。 むくれた時の癖は小さいころのままだな。


 「それで、 コレはお前の子孫だったりするか? 」


 「いや…… 兄姉の誰かの子孫ではあるけど。 俺は子供はいないから」


 俺の質問に、 ゼフィルはそう言って嫌そうな顔をした。 どうやらこの馬鹿の事はそんなに好きでは無かったらしい。 

 他の弟妹達の子孫か―― 悪い事をしたか?  しかし、 俺達の弟妹でここまで馬鹿な性格の者はいなかったハズなんだがな……。 代を経る事に血も劣化する事があると言う事か。


 「そうか。 取り敢えずコレの所為で、 面倒な事になったようなんだが」


 俺が、 そう言ってゼフィルに何とかならんかと聞けば、 俺の末の弟は悪びれもせずに、 ニコリと笑って言った。


 「そうだね。 まぁ、 諦めた方が早いよ」


 「…… 諦めるのか? 」


 これが、 すぐ下の弟が言ったのだったら半殺しにしてる所だな――。 俺も大概コレに甘いらしい。

すっぱりと、 諦めろと言われたものの…… どう考えても面倒くさいと思った時、 ゼフィルが少しだけ済まなさそうな顔をした。 俺が心底面倒だと感じている事が分かっているからだろう。


 「残念ながら―― シジルが移動してるからね」


 そう言ってゼフィルは俺の腰を指さした。 そこには淡く輝く血色の印。 


 「…… なんだコレは」


 さっき身体を確認した時には無かった代物だ。


 「魔王の証。 代替わりの際に自動で譲渡される」


 「俺はコレを殺しただけだぞ? 」


 不機嫌さも隠さずにそう言えば、 ゼフィルはかつて魔王だった男の服をまくって腰を見せてきた。

そこにあるのは焼け焦げた印―― 俺の腰にあるものと形は寸分もたがわない。


 「今の所、 今までの代替わり全部が前の魔王を殺しての譲渡だからね。 ちなみにそのシジルがある限り、 魔族の誰もが兄上が魔王だって分かるよ」


 代替わりが殺し合いとは。 腐っても闘神の子孫と言う事か。 それにしても、 こんな面倒なシステムを作った馬鹿は誰だ? 

 いや、 ある意味強い者が王になると言う、 非常に分かりやすいシステムではあるんだが……。 知っていたら、 絶対に殺さなかったぞ……。 面倒だ―― 本当に面倒だ。 


 「…… 魔族? 」


 ふと、 耳に残った言葉をゼフィルに聞いた。


 「あぁ。 闘神…… 我等が父上の末裔すえの事だよ。 今は魔族と名乗ってる」


 神族を名乗るのが相当に嫌だったんだろう…… まぁ、 気持ちは分からんでも無い。 

 俺達がここに堕とされる羽目になったのも、 親父が死ぬ事―― まぁ、 俺が殺したんだが―― になったのも…… 元はと言えば、 他の神族の所為だからなぁ……。 


 「魔族な…… それの王と言う事か。 誰かに渡せないのか? 」


 『神』 の反対だから『魔』 と言うのは少し安直な気もしたが、 俺が死んでいる間に決まったのだ。 文句は言うまい。 

 それよりも今は、 『魔王』 という面倒事をどうするかだ。


 「兄上が殺されれば譲渡できるよ? 」


 「―― 折角生き返ったのに、 死ぬのはごめんだな」


 他に方法は無いのだと言う。 

 なんだ――? その強制的な呪いみたいなモノは…… そんな事を考えるのは下の弟達…… 双子しかいなさそうだが……。


 「取りあえず、 魔王をしてみれば? 調べれば他の方法も見つかるかもしれないし」


 「…… 分かった。 まぁ―― 暫くの寝床にはなるか」


 「ゲスタル。 先に城に戻れ。 新しい魔王の誕生だ。 ―― まずは湯か…… デルトとは体型も違うからな…… 衣装をも準備させろ。 急げよ? 」


 先程までとは違う、 重々しい口調でゼフィルが言った。 片膝をついて控えていた小男に声をかける。


 「はっ心得まして」


 ゲスタルとやらがそう返事をして飛び去る。


 「感傷的な事ですが、 兄姉達の墓に兄上の帰還を報告したいんです。 付き合ってもらっても? 」


 「確かに感傷的な事だ。 まぁ…… いいぞ。 その間に、 俺がいなくなった後の事でも話してくれ」


 「…… えぇ。 兄上」


 ※※※


 その気配を感じた時、 思わず飲んでいた紅茶のカップを叩きつけた。

兄上、 兄上? 兄上!! 

 驚き、 そして歓喜が溢れた。 父上と刺し違えて死んだと思われていたその人。

思わず立ち上がってその気配の方向を見る。

 現在の魔王であるデルトが、 兄上の方に飛んで行く気配を感じた。


 ―― 馬鹿な子だ。


 行かなければもう少し長生きできたろうに。

起きぬけで、 まだ着替えていなかったので慌てて着替えて外に出た。

 その場に辿り着いてみれば、 予想道りの光景に内心苦笑する。 

均等のとれた逞しい体躯。 その全身に返り血を浴びて兄上はニヤリと笑った。

 

 当時と変わらないその姿に、 驚く。

 

 俺が、 他の兄姉達が憧れた父上に良く似たその人。 一番強くて美しかった長兄が帰ってきたのだ。

魔王になったとそう告げれば、 とても面倒くさそうで嫌そうな顔をしている。 譲渡方法を聞かれたけれど、 殺されない限り無理だと答えておく。

 兄上に久しぶりに会えたのだ。 早々に居なくなってしまわれるのは嫌なので。 

どうせ、 兄上の事だから、 魔王と言うのが大した事じゃ無いと分かれば本気で譲渡方法を探す気も無くなるだろう。 だから、 本気で譲る気になったらその方法を探して来て・・・・・あげようと思う。

 

 ※※※


 墓は緑に囲まれた花畑の中にあった。

大小さまざまな石がそこに置かれている。 その石の数を見れば、 ゼフィル以外の弟妹達が皆―― 死んだらしいと言う事が見てとれた。


 「便宜上のものなんですけどね」

 

 う言ってゼフィルは苦笑した。 弟妹達の身体はこの魔界の何処かで朽ち果てているのだろう。

 どうにも闘神の一族は自分が弱って死ぬ所を見られたがらない性質がある。

まぁ、 確かに弱った自分をみられるのは俺も嫌だ。 弟妹達もそうだったんだろう……。 闘う事、 強い事に誇りを持ってたからなぁ。 

 

 「兄上達の幾人かは死ぬまで文句を言ってました……。 戦わせてくれないなんて酷すぎるって。 死を間近にして、 旅立つと伝えに来てくれた皆が『お前より先に兄上に文句を言っておく―― 』 って出て行きましたよ? 」


 ゼフィルの言葉に、 親父を殺す事になった時の事―― 力に自信のあった弟妹達が、 死ぬだろう事が分かっていても戦いたいと煩かったのを思い出す。

 弟達には妹達を守れと言い、 妹達には弟を守れと―― 適当に誤魔化して置いて来たんだったか……。 最後までダダを捏ねてた奴等は絞め落して来たような気もする。

 弱いのにチョロチョロされていたのでは戦いにくいだろう? 邪魔でしかたがない。

 

 「それなのに、 最後まで生き残った俺が一番最初に兄上に会うなんてね。 あっちできっと文句の大合唱してるんじゃないかな」


 「まったくナァ。 俺も生き返るとは思っていなかったが―― 」


 多分、 死んでいたと言ってもアイツラと同じ所にはいなかったんだろう。 


 「生き返る―― と言えば、 アリアの腹から出てきたあの子―― 一度だけ息を吹き返しましたよ」


 「―― そうか―― 」


 ゼフィルの言葉に、 俺は何とも言えない気持ちになった。 偽神ギシンアリアフィナ―― 親父が唯一妻とした女―― 孕んでいた彼女が、 その腹の子ゆえに死に―― 親父は壊れた。 

 母親の命を喰って産まれたその子は、 骨が無く、 人の形も保てていない黒い泥を捏ねたようなもので、 俺が見た時にはすでに死んでいた―― アリアを殺して産まれたその子を、 親父が殺したからだ。

 ここに堕とされる事になった時―― 知恵と欺瞞の神が今まで見た事もないような空虚な笑みを浮かべていたのを思いだす。 

 あの、 気配は―― あの俺達の妹か弟になるはずだったモノから感じた気配は、 あの男のものだ。 呪い―― あの男が、 親父かアリアをか―― または二人を呪ったが為に腹の子は変質したのだ。

 母を殺し、 父に殺され―― 完全に死んだと思っていたが、 一度だけ―― 


 「この小さい石があの子の墓標だ。 皆には反対されたんだけど、 あの子―― アリアに向かって手を―― 伸ばしたんだ。 一緒に見てた姉さまは見間違いだって言ったけれどね。 でも、 そう見えた。 『お母さん』 そう言っているように見えたんだ。 兄上も、 俺が感傷的だと思うかな」


 白くて丸い石、 それを撫でてゼフィルは哀しそうな顔をする。


 「そうだな。 俺なら、 それを見たとしても特に何も思わないだろうさ。 死んだら埋めてやるかもしれんが…… それだけだ。 ―― アレを『アルカ』 と名付けたのか? 」


 「うん。 名無しじゃ可哀想だろう? 」


 石に刻まれた文字は『アルカ』 と読めた。 親父とアリアが考えていた名前のうちの一つだ。 どうやら、 ゼフィルはそれを覚えていたらしい。


 「お前は、 本当に闘神の子とは思えんな―― 馬鹿。 怒るな…… 一応、 褒めている。 お前のそれは不快じゃない。 他の弟妹達もそうだろうよ。 お前だからしょうがないな、 とでも思っただろうさ。 お前はそのままで良いんだ。 そのままでいろ」


 少し、 傷ついて怒ったような顔をしたゼフィルの頭を軽く小突く。 

ゼフィルがゼフィルだから、 弟妹たちは死出の旅に出る時―― ゼフィルの元を訪れたのだ。 ゼフィルなら、 自分の死を誰にも見られたくないと理解した上で、 自分達の死を惜しんでくれると。


 「しゃくぜんとしない。 俺も父さんの子なのに―― 」


 「さてな。 お前が産まれる為に使われた親父の血が、 感傷的な気分の時の血だったんじゃないか? 」


 意外とあり得るかもしれない。 同じ血を使って産まれたと言っても、 弟妹達と俺の性格は大部違った。 戦いが好きな所以外は共通点は少なかったはずだ。 

 それなら、 俺達とは違う産まれ方をするはずだったアルカは、 どんな性格になったのだろうか。

 

 あの時―― 少しだけ覚えた興味は、 随分後で自分の子を持つ事で確認する事ができた。 

結局は血から産まれようと、 胎から産まれようと大差は無いと。 それから親父が、 愛したが故に失って壊れてしまった事も―― 永遠とわの伴侶を得た俺なら理解できる。 

 だからこそ、 シェルと俺の魂を繋げた。 先に死なせる事は無く死ぬ時は一緒で、 なお且つ何度転生しようと結ばれるのは唯一人。 

 俺がシェルを失って壊れれば、 親父のようにこの世界を壊そうとするだろう。 俺は―― シェルの産んだ俺の子を殺したくはない―― 俺は親父のように壊れるつもりはない。 決して――。


 魔王様が魔王になった日のお話でした。 男性しか出てきません。 

本来だと、 『魔王王弟殿下と召喚の乙女』 の後は、 魔王様の子供達―― 双子の話を書く予定でした。 けれど、 「そのうち他の弟妹の話も書きたいですが、 ご隠居さまが魔王になった日とかの方が書くの早いかも……」 などと後書きに書いたのが運の尽き……  あっと言う間に侵食されるはめに……。 

 当分先になりますが、 次こそは双子のお話を書きたいなぁと思っています。 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ