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ダンジョン


雷を纏う剣を握り締め、カイトは今ストーリークエスト『大富豪の大作戦』の目標と対峙していた



1つの目で見てくるその謎の生き物、黒い丸い塊で、もはやどんなモンスターかも分からない


名前は『メバリス』、攻撃手段はビームと突進攻撃、らしい




「『回転斬り』!!」



カイトの技発動と共にメバリスの目から赤いビームが放たれる、回転の力で避け、そのまま斬撃に繋げる



メバリスのHPにほぼ変化無し




「ちっ……なら『真空波』!」



剣を振ると青い剣の波動が飛んでいく


メバリスに当たるがこちらもHPゲージに変化無し



「だが!」


煙で一瞬メバリスの視界が奪われる


そして視界が復活するとそこにカイトの姿はない



「そこだ!『連続斬り』!!」


3発の斬撃がメバリスをクリティカルの表示と共に襲いかかる



メバリスの残りHPゲージは7割くらいといったところか



「はぁ、はぁ…」



息が上がったところ狙ってビームが放たれる




間一髪横に飛んでかわすがさらにそこに突進攻撃



「うっ…くそっ!重い!!」



ライトニング・スラッシャーで突進を受け流すがダメージは受ける





「よし、行けるぜ!『飛雷』!」



現在飛雷のレベルは2、効果持続時間は2分である



瞬間、メバリスの背後に高速移動するカイト



「くらえ!『連続斬り』!!」


雷を纏うその剣撃はまるで嵐のようにメバリスを襲う


するとここでメバリスの特殊技の効果か、HPゲージの減りがゆるくなる



「くそ、DFE上げてきやがった!もういっぱ…」



ビームを間一髪でかわす



「『連続斬り』!!」



2回目の攻撃もメバリスのHPを削ることはできない






するとそこにボードが表示される



《連続斬りがLv.5になりました。獲得条件を満たしたために技『蒼雷斬り』を取得いたしました。技メニューより確認ください。》



これがPVP戦によって職業Lv.をあげて知ることのできた新技の開放条件、

1つ、連続斬りのLv.が5であること

2つ、飛雷使用中に連続斬りを2回使用すること



そして得た技、『蒼雷斬り』






「いっくぜーー!!」



飛雷の残り継続時間20秒



小刻みな動きでメバリスの横を取る



「くらえ…『蒼雷斬り』」



その瞬間に剣に蒼く光る雷が纏う、その斬撃はまさしく激しく鳴り響く雷そのもの


これはれっきとした斬撃、カイトの攻撃なのである





斬撃の嵐が特殊能力で強化されたメバリスのHPゲージを激しく奪う




「間に合う!!いっけーーー!!」



最後の一撃と共にメバリスはデータの破片となるのであった






カイトのステータス




名前 カイト

Lv.34

職業ウォーリア(職業Lv.2)

技 連続斬りLv.5 回転斬りLv.3 真空波Lv.3 飛雷Lv.2 効果時間2分 +20%

蒼雷斬りLv.1

スキル 無し

装備 変更なし








そしてカイトがたどり着いたのはサラライカ、なぜかというと




「あ、カイト、久しぶり♪」


今になってはタメ口になってくれたカンナに武器の生産にお願いに来たのだ



「え?両手剣?」



「あぁ、頼むよ」



今回カイトが頼むのはいつも使っている片手剣よりも重く、そして攻撃力が高い両手剣である、もちろんスキルも変わってくる



「まぁ〜いいよ、作ってしんぜようー」



「ありがと〜」



「あ、ユリはいないよ?」



カンナがいきなり話を切り替えた、確かにカンナがさっきからいなくて、気になってはいたのだ



「今ね、東エリアのダンジョンを攻略してるよ、ギルドにスカウトされて」



ダンジョン、それは、四つに別れたフィールドの次のエリアに行くために攻略しなければならない特別な場所。


階層があり、東エリアのダンジョンは30Fまであるという


そこの最上階ボス、通称Eボスを倒すと、次のエリアへの通行が許可されるらしい



「なら、行ってみるかな、俺も」



「やっぱ気になるんだ〜」



カンナにからかわれながらも、両手剣が出来る明後日の出発を決めた


ダンジョンはそう簡単にクリアできるものではない、普通、数週間、数ヶ月かかるものらしい




その夜




俺はカンナの仕事っぷりを見ながらうとうとしていた




「おい!大変だ!!」



突如武器屋に入ってきたのは道具屋の主人だと名乗る男、そういえば見たことあるかも




「どうしたの?」


カンナが仕事を中断する




「ダンジョン攻略に行ったギルドが……全滅したらしい」




その瞬間俺は足を蹴っていた




「カイト!?」



カンナの声にも止まれず俺は夜のサラライカを走り抜ける



敵のエンカウントを一撃で蹴散らし向かうは



東エリアダンジョン『試練の塔』である








~東エリアダンジョン『試練の塔』~




おかしい、



カイトは試練の塔の20Fあたりにいた


何故おかしいのか、それもそのはず、敵に一回もエンカウントしないのだ


普通ダンジョンは1F、一回は必ず敵とエンカウントする設定のはず



「ま、いっか」



そして走って階段を登るとそこは手前の扉が開いていて、奥の扉は閉まっていた



間違いない、ここでユリ達が…




しかしここで一人の人が倒れてるのを目にする




そしてあれは




「ユリ!!」



俺は走り出す




「来ちゃ…だめ」





カイトを迎えたのはどこかで聞いたことのある鳴き声




ユリと初めてパーティーを組んだ際に戦ったボスの……




「雷龍……かよ」




それは、最悪の再開であった


すいません、途中、書いてたら消えて、今急いで書いたため(眠いのでw)



ユリとカンナを間違える等のミスがあるかもしれません、ご指摘ありましたらお願いします

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