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ハント隊VSα ~後編~


「まさか全員が『スーパーシールド』を使えるとはな……」



αの前には四人のメンバー



「ふっ、残念だったな」


ハントとほか3人がαを取り囲む




「いくぞ!」


斧を宙に投げるとハント以外の3人が走り出す




「……甘い...その程度で虚をついたと」


3人の攻撃をいなす



「思ってるぜ!!はぁぁぁぁぁあ!」



ハントの体からオレンジ色のオーラが漏れ出す



「詠唱のための...時間稼ぎだと」



「くらえ!『猛獣波』!!」


ハントが右の手を握り締めその拳を前に出すと、溜まったオレンジ色のオーラが鋭い光線となってαに襲いかかる




「……『メサイヤの盾』」



αが光線をバリアで弾く




「まだまだぁ!」


ハントの声かけと共に3人が一斉にバリアに攻撃する




「な……に!?」



バリアが弾けて粉砕する




「うぉおお!」



ハントが宙に投げていた斧をキャッチするとそのままαに向けて振り下ろす



「……なんてな」



「...えっ……?」



間が抜けた声がフロアに響く



そして金属音を立てながら……ハントの斧がフロアの地面に落ちる




「片手剣の技は、まだ、全て見せてないはずだが……」


αの目がハントをしっかりと捉える



「終われ...『竜巻乱舞』」



ハントが吹き飛ばされる



竜巻のような斬撃はハントのHPをほとんど0にする



「さて...お前は最後にしてやるといったな、だから、お前らからだ」



黒髪のウォーリアと思われる人間の両手剣が瞬時に吹き飛ばされる


いつの間にか目の前にはαがいた



「『エレキショック』」


斬撃すら見れなかった



しかしそこにはしっかりと10HITの文字と、宙に舞う仲間の姿が




「次……」



「やめろぉおおお!」



「『エレキショック』」




槌を持っていたメンバーも同様にやられる


データの塵となる……つまり、死んでいく仲間の姿がハントの視線を奪う




「『スーパーシールド』...使わないのか?」



メイスを持つ人間にそう問いかけるα



「つ、使ってやる!スー……」



「遅い『エレキショック』」



また、ひとり、消された




静かに佇むα



その体が静かに倒れている瀕死のハントに向けられる



「最後だ、一瞬で消してやる」



「くっ……すまない、みんな」



「『エレキショック』」


見えない斬撃は、ハントの残りHPを……




「ほぅ、なかなかのスピードだ」



その剣は一刀の刀に止められる




「っち、誰だお前……」



「偶然来てみたらいい遊び相手を見つけたもんでね、くくく」



αが思わず距離を取る


なぜか、そう、直感でわかる、というより本能がそうせずにはいられないほどの存在感、威圧感、そして……力の差



「俺の名前はクロ、さぁ、始めようぜ」




「『竜巻乱舞』!!」


高速斬撃による、竜巻の如き斬撃でαはクロに襲いかかる



「『乱爪』」


一方のクロの斬撃は2つ



しかしその2つの斬撃によって、竜巻のような全ての斬撃が消される



「なっ……に...」


戸惑うαの顔の横には...クロのまわし蹴りが




「ぐっ……!」


吹き飛ばされるα



「お前程度の相手には、爪は2本で十分だ」



「っく……舐めやがって」



αとクロの対決が始まる

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