作戦
クロに負けた2日後、ミカエルより連絡が入った
『明日のPM3:00 東エリア サラライカ中央広場にて集合』
そうしてやってくると、そこには20人ほどの人がいた
「よっ、久しぶり」
カイトに話しかけてきたのはクラッシュであった
「クラッシュか、お前も参加するのか?」
「あぁ、ひとりでキルされるなんて嫌だしな」
「確かにな…」
ふたりが話していると向こうからソフィとユリもきた
「ふたりとも久しぶりね、今ちょうどそこでソフィちゃんと会ったのよ」
「ど、どうも…」
「みんな集まったようだな」
広島の高台にミカエルが現れた
「先日。俺を含めた6人のパーティーで、犯人と思われるグループのアジトを見つけた
そこで、今集まった者たちで基地に乗り込もうと思う」
「……アジト…ね」
カイトはひとり思考を巡らす
「とりあえず、今現在24ここにいる、なので4人パーティーを6グループ作りたいと思う」
ミカエルが続ける、作戦はこうだ
まず6グループのうちの2パーティー
A、Bグループに誘導で乗り込んでもらう
しかしこの時に死んでしまわないようにこのふたつのグループはナイト系等の耐久性重視のグループを作る
次に、注意を引き付けた後、マジシャン系統中心の1グループに魔法でアジトをいきなり襲撃する
その隙に残りの3グループで中を一掃する作戦だ
もちろん、この3グループはレベルが高いメンバーでの構築を基本としている
「君が、カイト君だね」
みんなが4人パーティーをくんでいるとミカエルがカイトの元へと歩み寄る
「そうだけど…」
「君にはアジト内部攻略グループに行ってほしい、東エリアの試練の塔を攻略した実力なら適役だ」
「いいけど、俺だってみんなを守れるわけじゃない、自分のパーティーを優先することになる」
「あぁ、それについては大丈夫だ、内部攻略グループの内、ひとつはカイト君たちのパーティー、もうひとつはウォーリアLv.54のハントという男の率いるパーティー、そして、俺の率いるパーティーだ」
カイトはウォーリアLv.50の時に上位職になった、Lv.54のウォーリアということは、ステータスだけなら、ウォーリア時代のカイトを上回る
「そして、ミカエルさんは?職業なんなんだ?」
「俺は…クロスセラピーだ、Lv.は30」
クロスセラピー、聞いたことがある
ヒーラーの上位職で、ヒーラー同様の万能サポート、回復魔法に加え、槍での攻撃も追加された、万能型
まず第一に基本サポートしか出来ないヒーラーを上位職にすることは、何よりも難しいとされる
「それじゃ、カイトくん、君のパーティーメンバーを教えてもらってもいいかな」
「あぁ、まずはソフィ、モンスターテイマーLv.39だ」
「よろしくお願いします」
カイトと挨拶でソフィが頭を下げる
「そしてクラッシュ、マジシャンLv.46だ」
「まぁ、作戦までには上位職になるつもりだ」
「最後にユリ、マジックブレイカーLv.60」
「ちょ、ちょっと待った、60ってほんとかい?」
ミカエルの目が点になる
それもそうだ、上位職のレベルを60にまで上げるのはそうとうな苦労である
「ほんとよ、訳あってワールド6からここに来たの、向こうでは『豪炎姫のユリ』って呼ばれてたわ」
「それはすごい、今回の作戦にまさかあなたみたいなすごい人が参加してくれるなんて」
そんな話をしながら、パーティーが決まり、作戦決行は一週間後となった




