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上位職へ


《!Lv.50を達成したので上位職への転職が可能になりました。ストーリークエスト『上位職』が追加されました》


カイトがモブを狩ってるとその表示は出てきた




「あれ…俺いつの間にか50レベになってたんだ」


そんなことを言いつつストーリークエストの項目から『上位職』を開始する



《ストーリークエスト『上位職』を開始しました。》



続けて表示が出る



《ウォーリアから転職が可能な上位職は5つあります。Lv.は1になり、装備できる武器の種類も変わる可能性があるので現在装備している武器は外されます。技、魔法、スキルは継続可能な物だけ残ります、転職の際は以上の点にご注意ください》




すると下に5つの職業が出てきた




『マジックブレイカー』:剣に加え魔法も使えるようになり、近距離遠距離双方の攻撃が可能になります



『ソードマン』:剣系統に特化したウォーリア、妖刀の使用も可能になる、ウォーリア以上に剣技を覚えることができる



『パワークラッシャー』:斧やハンマーなどに特化したウォーリア、槌の使用が可能になる、ウォーリア以上に専用武器の技を覚えやすくなる



『ナイトオブウォーリア』:盾の装備が可能になる。ナイトのように槍の装備は不可能だが、盾と剣のコンボが使えるようになる、万能型




この4つでカイトの目は輝いていた



ユリのマジックブレイカーもいいがやっぱりここは違う職業にしたい、そうするとどれもなってみたいものばかりであった



しかし良く見るとひとつだけ説明文もなく文字だけ書いてある物があった



『ダークハウル』


それを見た瞬間、カイトの意識は闇に落ちた





~???~


「あれ…俺は『リラ草原』にいたはず…」



目を覚ますとそこは真っ暗な空間が広がっていた、自分が地についてるのか浮いてるのかすら分からない




「いや〜元気〜?」



目の前にいたのは4、50代のおじさん、である


真っ白な服がこの部屋に妙にマッチする、いや、そんなことどうでもいい




「あんた誰だ?」



「俺は……うーん…あ!!」


男は考え出したと思ったら突然大きな声を上げる



「我こそは…『創世神』である」



なんてやつだ、無理やり口調ごと設定変えやがった




「お前には、『ダークハウル』になってもらう」



「ダークハウルって…あの上位職か」




「そうだ」


創世神ことおじさんは淡々と語る



「あの職業は、ゲーム試作段階において、あまりに強過ぎるため、製品版には実装されなかった」



「じゃ、じゃあなんで今さっき俺の上位職選択にはあったんだ」



「知ってのとおり、GMであるGODの出現においてゲーム内の難易度は一気に上がった

それで私は探していたんだ、ダークハウルを使いこなせるであろう人間を」




確かに、GM出現によって、みんなHPが0になると現実世界でも死んでしまう。という馬鹿げたようなその設定により、DHOに命懸けで挑むものは少なくなった



聞いたところによると、すでに何千というプレイヤーが死んでいるらしい




「それで…なぜ俺なんだ」




「ふふふ、それは聞かないでおくれ」



「キャラまた変わってるし…」



カイトのツッコミに汗を流す創世神




「と、とにかく、君にはダークハウルになってもらう、大丈夫、強さは俺…我が保証する」



「……わかった」



創世神の言葉にカイトは頷く



「ただし!」


カイトが強くいう




「あんた、名前は…それだけ教えろ」



するとまたも意識が薄れていく




「俺は…篠田…」




そこで意識は途絶えた






《上位職『ダークハウル』を選択しました。》



目が覚めるとそこは元の草原で、案内にはそう書いてあった



とりあえずステータス画面を開いた




名前名前 カイト

Lv.1

職業ダークハウル(職業Lv.1)

技 真空波Lv.6 蒼雷斬りLv.4 雷宙斬りLv.3 雷光斬りLv.1 暗黒斬りLv.1

スキル 『魔神』獲得条件???、効果:技『???』の獲得

装備 無し



とりあえずライトニング・スラッシャーとブラックローブを装備した



「ふぅ、飛雷は、戻ったな」



ライトニング・スラッシャー装備と同時に飛雷の技が追加される



そしてもうひとつ気になったのが




「暗黒…斬りって…」


名前からしてまさに闇である




「フゴフゴ…」


青い猪『ブルーファング』が突然突進をしてきた



その時、カイトはつい使ってしまった


「っぶね!『暗黒斬り』」



ライトニング・スラッシャーは黒いオーラを纏い、そしてブルーファングと共に前方の草原を一瞬にして焼け野原に変えた



時間と共にフィールドは直る、しかし




「これは…危ないな…」



ダークハウルの恐ろしさを見たカイトであった

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