日日是好日
小さな我が家にも、いろいろな事があります。日頃の花壇の世話、種蒔きの事。この頃夫治夫は、全然手伝いをしなくなった。手も足も、身体を動かそうと思えば動くのに・・。つい愚痴が零れそうになります。
息子治彦は、ネサラ・ゲサラの情報を得て・・仕事が手に付かなくなった。今日か明日か・・外出禁止令とか、ゲサラが発動されると言うのである。そんな馬鹿な・・。如何したものかと夫治夫に相談すると・・脳梗塞三回目、後遺症のある脳で・・治彦は大丈夫であると言った。父親として逆らわない様に、対処している。好いお父さんで良かった。私も人生最後の頑張りである。ゲサラが発動されると、債務免除になるというので、カードを使い捲ったらしい。沢山のカード会社から請求書がきている。借金踏み倒しは嫌いなんよ。それこそ地獄行きです!親が生きて居る内で良かった。月謝と思って払うことです。奥さんや子供が居ると心配するから・・可哀そうです。独り身で良かった。苦難を乗り越えると、また一つ良い事があると思うのです。続きは次回に・・。
5月〇日
大型連休明け、月曜日の朝は爽やかでした。清涼と言うか、肌寒いと言うか・・。この処、季節の移ろいはなかなかでしたから、余計に5月の爽やかさを感じたのでしょう。3月末から4月に掛けて野菜や花の種を蒔く時期です。種の袋・裏の説明書をよく読んで、気温や地温を推し量り・・今日、とばかりに蒔いたのですが・・。蒔いた次の日、途端に寒くなる日が多々ありました。育苗箱にカバーをかけたり、燻炭を掛けて見るのでした。いろいろ試して見ましたが、ローゼル、トーガラシの芽は出て来ません。2週間後に蒔きましたら、芽が出て来ています。殊に種蒔きは地温と種と人の会話であろうか。少々の事はいいから、と推し進める大雑把な性質・・私には、向かないと思って居ました。種蒔きは几帳面な仕事をする夫、治夫に頼みたいものです。只・・3回目の脳梗塞をしているので、出来ない。頼めないんです。私の推測なんですが・・脳の血管が傷ついて居るので、指令はその処を避けて遠回りするのでしょう。反応に数秒かかります。その処が3ケ処ありまして、脳の中で迷うのかな?そんな訳で用事が出来ないんでしょう。テレビを見て生きて居るのが、精一杯なんです。この頃は、アナウンサー・キャスター・天気予報士の名前を覚えるのが趣味なのかな?出身地とか癖とかも覚えて居て話題にしています。「お風呂どうぞ・・。先に入りんさい」夫治夫が呼びに来てくれます。「ありがとう・・種蒔き片付けて、直ぐに入るから。それから夕食の準備しますね・・ありがとう」私も始め、種蒔きはよく失敗したものです。蒔いた後の覆土にも要注意です。(袋の裏、説明書の通りに・好光性は、覆土はほんの薄く)この頃は弁えていて、一度に種は全部蒔かない事にしています。成功したなら同じように蒔けばいい。発芽の事は、その植物にとっては最大の行事だと思います!例えばビオラ・・僅か1ミリ程の小さな一粒・・。条件が揃えば(通気・地温・日当たり・適度な水分)春・・こぼれ種からでも、芽が出て居る事があります。僅か1ミリ程の一粒の種からです。そして早春・・1センチ未満のビオラの幼苗を見つけました。ちゃんとビオラの姿です。とても可愛いです。大きな声で叫びたくなります。「可愛いですよ。此処で生まれました。姿を見て見て・・」その小さなビオラが1ケ月もすれば、花を沢山咲かせて居ます。2~3ケ月もの間毎日毎日、可愛い花を咲かせて居ます。その体力は、エネルギーは何処にあるんですかと聞いて見たいものです。凄いなと思います。5月下旬・・もう少しの間咲いて貰ったら、夏の花達が順番を待って居るから・・玄関前の花壇から移動して貰います。その時、種を採ります。
1輪のビオラの花から5ミリ程の丸い塊、果実が出来て居ました。その果実が弾けて開いて、3っの細い莢になって居るのを見つけました。びっしりと種を抱えて居いました。乾く迄落ちない様に、体液か何かでくっ付いています(植物の知恵ですね)1つの莢に入って居る種を数えて見ました。18粒でした。その3倍。1輪の花に、約60粒前後のビオラの種がありました。毎日毎日可愛い花を咲かせてその後、果実を造ります。細い沢山の種が採れます。
今年我が家の花壇とプランターには、ビオラが威勢よく育ちました。大きなビオラの株が20株あります。1株、大体34に分枝して、花をつけて居ました。1枝に4から5のビオラの花を咲かせて居ました。大体を計算して見たくなりました。他に小さな株のビオラもあります。
ビオラ1輪に60粒の種。1枝に5輪の花・・60×5=300粒。300×34枝=10.200粒の種。10.200×20株=204.000粒のビオラの種が出来るのかなぁ。上手く育って、全部種が採れるとして・・。今年我が家では、204.000粒以上のビオラの種が採れそうです。お種持ちになれそうです。蝶や虫たち、風の手助けにより、受粉・・1つの果実になり、その果実を乾かして見ると・・僅か1ミリ程の小さな種がびっしり詰まっています。凄いですね。1株のビオラの苗から・・無限の夢を見て居る気持ちになります。
ペチュニア、サフィニア、ノースポール、イソトマ・・果実を乾かして置いて、秋に種蒔きです。その花の発芽の法則を押さえて置くと良いです。花手毬は挿し芽で簡単に根付きます。サクラソウは花後、かなりの日陰に移動して上げると、春には自然に芽を出して居ますよ。毎日見守って上げる事が大切かも知れない。
人との関係とか、お金持ちになれるとか・・・花との事と同じ様に、何か法則があるかも知れません。これから調べてみます。いつか見つける事が出来ましたら、お知らせします?お楽しみに・・。
でも・・しかしですね、我が家の花壇にはビオラの苗が20株もあれば多いくらいです。他の花も植えて居ますから、どうしょうです。お金も、多すぎるのは困りますよ。遠慮した方がいいかも知れない??・・日頃、やり繰りして孫にお祝いをとか。昔・・子供達の為に、家計を助けて働いて学資を捻出したこと等。過程が大切なのだと思います。やりくり、出来た事が幸せです。自信になります。昔の洋服のリメイクも、工夫して楽しんで居ます。頭と手を使う事は、何か良い事が起こりそうな気がするんです。
5月○日
夫治夫の同郷の人・・政重さんから、お誘いを受けて居ました。新鮮な美味しい野菜を送って頂くので、畑の野菜たちを見たいです。と、お願いした事があるんです。その後、桜を見に来ませんか・・。蕨の季節ですよ。筍が・・。と、誘って下さるので・・お言葉に甘えて伺う事になりました。只・・少し遠いのです。それに初めての道は不安でした。この頃、白内障の症状なのか・・トンネル内とか、夜道はとても難しく感じます。軽自動車で2時間・・体力あるかな?思案ばかりして居ました。そんな折、息子治彦が「この2~3日の内なら時間取れるよ。一緒に行っても良いよ」と言うのです。「嬉しい!お願いします。気の変わらない内に・・」と政重さんと交渉の末。明後日という事になりました。「近くに温泉施設があるから、ランチと日帰り入浴を奢るからね。嬉しい、ありがとうね。治彦さん」願いが叶うのです。暮れに送って貰った、里芋は粘りのある美味しい里芋でした。さつま芋の安納芋も甘くて美味しい!長なすも、沢山に・・焼きなすにして頂きました。用途の多い、唐辛子が添えてあって・・政重さんの奥さんのお気持ちを感じて居ました。只・・明日は雨・・。「雨でもいらっしゃい!筍も蕨も採ってあるから、すぐに料理出来る様にしてあるから」と言って下さる。「もう準備して下さっているから。予定どうり伺いましょう。お父さん」お父さんとは、夫治夫の事です。「お父さんは蕨を採りたかったかな?」「いえいえ・・」と、夫はいう。体力に自信が無いのでしょうか。滑って転んで・・不安が過るのでしょうか。5~6年前は沢山の蕨を採り、ご近所さんに配ったものでした。県人会広島の人達にも、治夫は蕨刈りを広めて居ました。山菜を採るのが好きなのだと言う。無心になれるのが良いのだと言います。それに東北の人達は、春の訪れを殊の外待ち望んで居る・・。梅が咲いて・・桜が咲いて・・教科書には、順番に咲くと書いてあるけど・・。花達は春、一斉に咲くのです。小学一年生の治夫は、教科書は間違っている・・と思ったそうです。蕨刈りも、春の訪れを告げる行事なのでしょう。20年位前・・「近くの山に蕨を採りに行こう!」夫治夫が誘ってくれるので、私も1~2回程同行した事があります。でも・・早く帰ろうを連発してしまいました。「家の用事が気になるし・・息子治彦の夕飯をちゃんと作りたいし、早く帰ろう・・」私には向いて居ないらしい。でも、蕨を料理するのと食するのは得意です。その後県人会の人達の蕨刈りは、好評で続いているようです。
カーナビの言う通りに、川沿いの道をクネクネ行くと・・。「目的地周辺です。案内を終わります」
家は直ぐに分りました。家の前の空き地に駐車して、伺う・・。お天気良い日は、外でお弁当を食べると良いかな。日本庭園風の、唐津のテーブルとイス・・。玄関横には、鉢植えの白い薔薇が綺麗に咲いて居ました。「お父さんの好きな、剣弁高芯咲きの薔薇の花よ!慎ましい咲き方が好きなんよね。因みに、お父さんの嫌いな薔薇の咲き方は、フロリバンダ・・股を広げた様な咲き方だと言って居ます。あんまりです、薔薇に失礼です。御節のお重を開けた時の感じという事にしてよね」この鉢植えの薔薇は、お友達からプレゼントだそうです。鉢底には薔薇の肥料と殺菌効果を効かせてあるという。薔薇を育てるには此処迄しなくてはならないと思いました。薔薇の育て方の本を一から読まなくてはなりません。「家にある、ホールインラブという名の薔薇の木(ピンクの剣弁高芯咲き、微香)可哀そう。葉っぱ、病気になっている。うどん粉病と黒点病・・。お父さん、以前は本を読んで世話をしていたのに。(私また愚痴が出そうです・・)先日薔薇の根元を掘り返して見ると、花ニラの球根がびっしり・・3階建ての塊になって、栄養を横取りしていたんです。これでは病気にもなります。花ニラの塊を取り除いて上げると、早速に綺麗に花を咲かせていました。葉っぱも元気になりました。少しづつしか出来ないけれど、薔薇の世話もする事になるんよね。(お父さん)あれ・・玄関先で話し込んでしまいました」
「桜の木は何処ですか。先日話の枝垂桜の木は?」「はーい・・庭にあります。お上がりください」「失礼します。日本家屋・・いいですね。落ち着きますね。広いですね」 仏間でお参りさせて貰って・・。庭の奥に枝垂桜の木が。「大きいですね。花の頃は見事でしょう・・まるで角館ですね。亡くなられたご主人様、お手植えなんでしょうね」奥様の故郷が遠いので、寂しくない様に。ご主人様の計らいなんでしょう。応接間が二部屋・・何処に座ればいいのかな?と思って居ると・・「リビングにどうぞ・・。リビングがいいですよね」白いレースのテーブルカバーが気になる・・。何か零したらどうしょう。夫治夫?息子治彦?・・筍の煮物がオードブル皿に盛り合わせてありました。「綺麗に盛り合わせ!野菜は別々に炊くのでしょう?」「そうでもないんですよ・・スナップエンドウは別です」「早々に頂きます・・美味しいです。ありがとうございます」その後、スパゲティー・ハンバーグ煮込みが出て来てびっくり・・。政重さんの青春時代は、大仙市との事。夫治夫は・・「いつか何処かで、おめぇとはすれ違って居るかも知れんだべー」「うんだうんだ」秋田弁を交えて話の花が咲く・・。此処にもまた故郷がありました。「すみません・・。お茶だけと思って居まして。お言葉に甘えてばかりです。蕨のお浸しは、醤油に鰹節の出汁に着けてあるんですね。美味しいです。我が家は食卓で、鰹節に醤油をかけるだけウフフ・・。今後見習います」「あぁ~案の定・・」気になって居た白いレースのテーブルカバーに、筍を零してしまいました。この私が・・!
お土産には、沢山の筍・蕨(直ぐに料理できる。ありがたい)にんにくの芽・スナップエンドウ・山椒の葉。沢山に・・「山椒の葉は乾かして、ミルで粉にすると・・自家製山椒できますよ。孫が小さい頃、好んでましたよ」「あら良い事聞いた。では、唐辛子・・乾かしてミルで粉にすると・・一味出来ますよ。これがそうです」「本当、いいですね。皮だけですか?」「種も少し・・」「真似してみます。ありがとうございます」沢山に良い事を教えて頂きました。夫治夫は帽子を忘れて帰る。送って下さると言う。何もかも申し訳ないです。誠にありがとうございました。
広島の奥座敷「湯来温泉」国民宿舎湯来ロッジへ・・。市内から近くて名湯あり!新鮮なお湯を惜しげもなく、加水なしのかけ流しラジウム温泉。癒し効果を一層感じられる大浴場や露天風呂・・。近くてよく名前を知って居るから、縁が無かったのかな?いつでも来れると思って居たから・・。売店で、名物のコンニャク(明太子入りと胡麻豆腐入り)ワサビ葉のふりかけ、温泉の素、柿羊羹、新キャベツ、特別に育てた卵・・。どれもこれも美味しかった。家に帰って、長く楽しみながら頂きました。この頃お土産は、何処の土地も、とても美味しくなったと感じて居ます。
5月○日
息子治彦が言うんです。「もうすぐネサラ・ゲサラが始まるよ」「ネサラ・ゲサラってなぁに?どうなるん?」「何回も言ったよ!どうせ信じんのでしょ・・言わない。面倒くさい!自分で調べんさい!」「世の中が変わるという事はね、直ぐという事は無い。年月掛かると思う!治彦は去年の秋から言ってるよ!その度に日付を伸ばして・・人に言うのは止めなさいよ!オオカミ少年と思われるからね」「・・・」「この頃ローン会社から請求書が偉い多いね!どうしたんね!何に使った?仕事も手に付かないようだけど!払えるん?」「大丈夫!預金残高ゼロにしとけよ!」「兄ちゃんの言うとおりに、大きなテレビとエアコン、マッサージ器、炊飯器、レンジ等を10ケ月のローンを組んで買ったけれど・・一向にゲサラ起こらないね。約束は治彦が払うから、安心して買え!と言って呉れたけれど・・自分のローンの支払いで精一杯らしい。テレビまだ使えていたのに・・勿体ない。でも私達こんな事でも無ければ・・小さなテレビ、古いエアコンを使えるだけ使うでしょう。だからまぁいいかと思って居るんよ。もうすぐそのローンも済みますよ・・。でもしかし、人様には確信の無い事を言ったらいけんよ。信用無くすから。世の中で信用は大切な事です」「銀行が破綻する・・預金没収・・債務免除」「よその国の事でしょ!日本には、何事にも救済策があるからね。人を惑わすような事はしないよ!誰が流すのか知れん噂を、そのまま信じてはいけん!私が生まれた戦後から、何年も掛かって経済大国になったんだから・・その是正をするのなら、年月掛かります!経験として、戦後そして高度経済成長期・・物価が凄く上がりました。〇ゲサラとかを待って借金を踏み倒す気?いろんな手段があるけれど、面倒くさい事をしないで、サッサと仕事をする事ですよ。早くて良い仕事が出来ますよ。年を取ると見えて来るものがあります。と、いつも言って居る私・・私の息子治彦が、可笑しな事を言って居るんです。ゲサラとか、世の中良い方向へとか。夫治夫はこの年になって、脳梗塞後の身で息子を案じています。親として最後の頑張りで、息子治彦と接して居ます。今更ながら・・夫は好い人で、好いお父さんで良かった。「息子は病気なのか?それとも予知能力のある天才なのか?自分で気付く迄見守って行こう。その内ゲサラという事も収まり、世の中は良い方向へ進むでしょう」と夫婦で話しました。私も最後の仕事です。親や姉との事で、心血を注いだものです。だから動じないで頑張れます。今迄の苦難は、今日この為だったのでしょうか?とも思います。それに私には、いつも可愛い姿で慰めて呉れる花達がいます。小鳥達の可愛い囀りで朝を迎えています。だから私は、大丈夫です。しかし・・私達の死後、息子治彦はどの様に生きて行くのでしょうか?国民年金で、生活出来るでしょうか?私の文章は・息子治彦を養う事が出来るでしょうか。またもや、独り言をつぶやいて居ます。
インターネットで検索・・
世界的な繁栄と平和、そして一部のエリートだけでなく、すべての人の為に働く新しい黄金時代を回復するために、地球を席巻する最も画期的な改革法です。「愛と調和に満ちた平和な世界」が今始まろうとしている。とあります。
NESARA「国家経済安全保障改革法」という意味。ネサラは、アメリカ国内で新たな金融システムの移行を目指す法案。
GESARA「世界経済安全保障改革法」という意味。ネサラをスケールアップし、新しい金融システムの移行を世界規模でおこなうのがゲサラになる。現在はまだ旧来の金融システムで世界が社会が回っている状態である。ネサラ・ゲサラの金融システムの改革は、量子金融システム(QFS)を用いておこなわれるという。量子金融システム(QFS)とは地ならしを求める人々・・。 (要約)
ベーシックインカムの実現か?(最低所得保障)(ゲサラ・・若い人達はよくご存じなのでしょう。私は体験した事でないから、解らない)
5月〇日
日日是好日とは・・来る日も来る日も、楽しく平和な良い日が続く事。一日一日を大切に生きる心構えをいう。・・楽しむべきところはそれを楽しみ、楽しみ無きところも、また無きを楽しむ。どんな苦しい境界に置かれても、これ好日。・・「毎日が良い日になるようにしなさい」と言われている言葉。仏教の土台をなす。(インターネットより)
私も近づきたいと努力しています。
5月〇日
ユーチューブを見て居ると・・身近に居る小鳥たちの説明をしているチャンネルがあります。
「囀りを聞いて、小鳥の名前を言えるといいね。コケラが鳴いて居る、モズが鳴いて居るとか・・。私スズメ、鶯、カラス位なら分かるけど・・ウフフ」「囀りで鳥の名前・・言い当てたいのぉ」夫治夫も賛成しました。「この頃ハシブトガラスとハシボソガラスは、鳴き声で区別つきますよ」「わしもそれ位は分かるようになった!嘴の付け根が太いのがハシブトガラス。カァカァと木々の高い処で高く鳴く。ハシボソガラスは、嘴の付け根が細いのがハシボソガラス。ガァガァと濁った声で泣く。ゴミ置き場のゴミを漁ったりしている」小鳥はじっとして居ない。高くて遠くに居るから見えない事が多い。囀りは未だ、聞き分けられていない。そう云う訳で、十種もなかなか覚えられないんです。庭に餌を置いて見る事にしました。庭と言うにはおこがましい、学級花壇という処ですかね。そこにトマト、キュウリ、ゴーヤ・・。ハーブ各種を植えて居ます。次から次と植えて居ます。順番を待って居る野菜があるから、畑も忙しい事です。その我が家の庭に・・最初は柚の木に、りんご四分の一を突き刺して見ました。2~3日しても食べた様子は無しです。次に、フェンスにハンギングに入れて、甘夏をひとかけら・・、突いた様子はありません。パンの耳を小さくしてトレーに入れ、地面に置いて見ました。次の日は、平らなトレーにパンのクズを、地面に置きました。水も浅いトレーに入れて置きました。トマトの向こうに、こちらからは見えない処にさり気なく置きました。
「チュンチュン・ピヨピヨ・・」
「ギギィ・ギギィ・・」
「チュンチュン・・チュンチュン・・ピヨピヨ・・」
柚の木の枝で、小鳥たちが(スズメかな)何やらお話をして居ます。
「チュンチュン・・お母さん・お母さん・・あそこに何かあるんよ・・。行ってもいい?・・ピヨピヨ・・」
「ギギィ・ギギィ・・だめだめ・だめよ!もう少し様子を見てからにしましょう。もう少しね。安全を確かめてからにしましょう。いい子だからね・・」
「チュンチュン・・チュンチュン・・お母さん・あ母さん・ありがとう。僕いい子だから、言いつけ守ります。もう少し様子を見るんですね。ピヨピヨ・・」
その時です・・トカゲが腰を振って、ブロック塀の上をニョロニョロ通り過ぎて行きました・・。
5月〇日
地面に置いたトレーの中、パン屑は・・いつの間にか無くなって居ます。でも明日からは毎日は置きません。小鳥たちは、自然の中で生きて行かなければなりません。だから・・自分で虫等を捕まえて生きて行くんですよ。人間の食べ物には、防腐剤が入って居る事があります。小さな小さな体には、どの様に影響するのでしょうか?それにペチャクチャ、ピヨピヨ・・おしゃべりして居ると・・ご近所さんから、苦情が出るかも知れないし。いつか美味しい果物か何かあったら、置いておきます。
6月○日
6月になっても何も起こりませんでした。治彦が言って居た・・外出禁止令も、ゲサラも発動されませんでした。ウクライナとロシアの戦争、そして災害や事故は日本のみならず、地球上あちこちで起きて居ます。アメリカは国の債務の上限を引き上げ決定しました。デフォルト回避出来たという。あの大きな国の債務不履行あり得ないと思って居ました。国として国民の為に何とか回避するでしょうに。国中を惑わすわけにはいかない筈です。傍ではネサラとかゲサラとかが飛び交っていました。日本に住んで居る我が家にも、今日とか明日とかに、何か起こると言うニュースが入るのです。ユーチューブでは、○○先生〇△先生他がいろいろに放送されている。「治彦は自分に都合がよいように解釈して居るんよ!敏感過ぎるんよ!穏やかに考えて下さい。噂は、信じた自分が悪いんです。治彦は債務免除の為に、借金したんね?何で?無理に借金しなくてもよいものを・・。失敗は自分の責任です。パート等して、働いて下さい。物価高騰して居る時だから・・働けば、借金はいつの間にか払えますよ。この苦難乗り越えた時、大きな幸せ待って居ると思うんよ。借金踏み倒すなんて小賢しい考え方は止めて下さい!それこそ地獄行きです。何とかして払うのが常識ですよ」「失敗してないよ!大丈夫だよ!」「えぇっ!嘘!何を買ったん?遊んだにしては、額が多すぎる?金塊でも買ったかな?その様子は全く無い。可笑しい・・狐につままれたのかな?」息子治彦の不思議な借金です。
我が家は、今後どうなるのでしょうか?神様仏様はお守り下さるでしょうか。
① 解釈が敏感過ぎるから、無理矢理に病院に連れて行く。精神分析して貰う・・。
② 住んで居る家まで差し出す事にはなりませんように。
③ 1~2年食生活を切り詰めて、皆で払う。治彦は自営の他に、パートをする。(治彦が買って呉れた、災害食の缶詰など・・ありがたいけど、これもカードでよね。家計の災害でした)
④ 失敗していない!大丈夫という事は・・何か手立てがあるのかな?・・イヤイヤ結構です、欲張りません。不安でなりません。
強いて言えば・・③である事をお願いします。
一人の人間として、大きくなる為の月謝・・私達が生きて居る内で良かった。妻や子供達が嘆くのは、可哀そうですからね。治彦はこの経験で、大きく飛躍するかも知れません?只、ローン会社から催促のない様に払って下さい。自営業の傍ら、17時から22時までの皿洗いのパート募集してるよ。働きながら、ゲサラ待って居ると良いと思う。治彦の言う事は間違いでは無いと思います。でもね、今では無い!年月掛かります。・・世界的な繁栄と平和、すべての人の為に働く新しい黄金時代を回復するために、地球を席巻する最も画期的な改革法「愛と調和に満ちた平和な世界」が今始まろうとしている。とあるけれど・・素晴らしい事です。でも今迄との摩擦がある。摩擦を回避させる為には、年月かけてゆっくりと推し進められると思いますよ。治彦は、光側と闇側との闘いとか、UFOが地球を救いに沢山来てるとか、いつも言って居るけれど・・。日本は悪い人は居ない、と云う考え方が根底にあると思う。(仏教かな)人間は良い事をするけれど、一部分悪い事もしている。知らず知らず・悪い事をする事もある。総合的に判断して暮らして居るんよ。治彦は、仕事を忙しくする事です。働いて今迄どうり食費入れて下さい。拾円硬貨ではなく、使いにくいから・・・。
また一つ、サンドマン作戦というのがあるそうです。サンクトペテルブルクが先導し、24時間以内に2兆ドルの米国債が投げ捨てられる。とか何とかも、他所の国の事ですよね!・・やっぱり私、解りません。経済の事は調べて見て下さい。後期高齢者は、世の中の流れに付いて行けないです。何でそんな事、戦争などをするんでしょう?と思ってしまいます。この年になると、安定・・安心が欲しい。何度も言うようですが、お金があれば・・幸せとは限らない事を知って居るからです。
このお話は、ネサラ・ゲサラと平行して進めたいと思います。よりリアルに書けるかなと思います。その後の事は・・また後日という事にして下さい。
それから、もしかして④もありですか?・・戦後生まれの私は、困難を糧としていますから・・。このお話が出来ました。まことにありがたい事です。
終わり
日頃の何もない一日でも、面白い事があります。植物の事、小鳥たちの事・・。夫治夫の事、息子治彦の事。苦難を越えて、好い方向になるように願って居ます。