総攻撃へ
Mi「書記長の命令を伝達する」
Ga「覚悟はできている・・・お前が執行人か?」
Mi「何寝呆けた事を言ってんだ、お前・・・書記長の命令は、西方戦線はEUまで後退し部隊を再編せよ、親衛隊は西方戦線の後退を支援すると共に西方戦線が占領した地域を確保し次の攻勢の準備をせよ、だ」
Ga「処刑じゃなかったのか?大損害を出してしまったからな・・・」
Mi「まぁ、洒落にならない損害を出したからな、お前。天使長も自ら育てた虎の子の第1親衛天使軍が消耗しきった事を知り激怒していたぞ」
Ga「・・・」
Mi「そうは言っても、西方戦線が邪悪なる者達の抵抗が最も激しく一番危険な方面である事は書記長も天使長も従前から理解していた。ただ、お前の指揮でいささか許容外の損害が生じてしまったがな」
Ga「お前・・・」
Mi「占領地域に関しては安心しろ。親衛隊は書記長の配慮で大幅に増強された。もはや敵はいない」
Ga「増強?東方戦線も南方戦線もまだ作戦が終了していないだろ?天国には少数の護衛部隊が残されているだけだ。増強は不可能だ」
Mi「投降した敵の内、戦力化できる者で部隊を編成した。4個軍の規模だ。これで親衛隊は出撃前の増強も含めて、9個軍の規模になった」
Ga「4個軍って・・・何故そんなに・・・」
Mi「Xp様が敵を導き改心させた結果だ。書記長は天使軍の損害を抑えるために、Xp様を再度地上に派遣した。お前は戦闘に集中していて気付かなかったかもしれんが、まずはEUで捕虜にした敵を、次いで東方戦線、南方戦線で次々と敵を改心させたんだ」
Ga「Xp様も地上に・・・」
Mi「ああ、Xp様は愛を説き続け、敵は悔い改め改心していった。その後は天使長と親衛隊で再訓練し戦力化した。それにしても、さすが天使長だ。敵にも大魔王ルシフェルの名が浸透していた。皆、恐れおののいていたぞ」
Ga「何だかな・・・」
Mi「まぁ、お前も少し休息しろ。ただし、できるだけ早期に西方戦線を再偏しろとの書記長の厳命だがな」
Ga「お前、言っている事が矛盾しているぞ!」
Mi「そうか?細かい事は気にするな。で、早速だが、消耗の激しい部隊から順次後退させろ。親衛隊は先遣部隊として第2親衛天使軍、第1天使軍、第4天使軍の3個軍が既に到着している。まずは第1親衛天使軍と第8親衛天使軍から後退かな?」
Ga「そうなるな・・・早速始めよう」
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Ga「西方戦線の再編が完了する頃には、東方戦線と南方戦線も作戦が終了するだろう。書記長はその後どうするつもりだ?」
Mi「そうだな、正確な事は分からんが、恐らく、いきなり攻撃を仕掛けるのではなく、Xp様が敵を改心させる事から始めるだろうな。それである程度の敵を切り崩した上で、親衛隊の4個軍、つまり投降した敵部隊で橋頭保を確保し敵を拘束する。その後、西方戦線が中央を突破し敵主力に突進するのと同期を取って、東方戦線、南方戦線が両翼を攻撃し包囲環を形成する。併せて、親衛隊5個軍を敵後方に降下させ敵を完全に包囲し殲滅するつもりだろう。そこが、メギドの丘になる」
Ga「俺が思い描いていた世界が実現するのか・・・もう直、誰も泣く事のない、神の国が地上に現出する・・・」
Mi「そうだな・・・生前は赤い悪魔と恐れられ、死後、地獄を変え、天国さえも変えた書記長の夢が実現する事でもあるがな・・・これは彼にとって必然の結果だ」
Ga「はは、Je様をも凌駕する必然か・・・その必然とは何だ?」
Mi「俺にも分からん・・・俺はただ、世界が最終的にどうなるのか、この眼で確かめたいだけだよ・・・」




