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忙しい日々①


 朝早くに起きてフェリックス学園に来たあたしとニーナは学生課にやってきた。目的は学費の支払い。


 受付の人に袋に入れたお金を渡す。穏やかそうな雰囲気のおじさんだった。確かめている時間少し学生課にある長椅子に座って待っているともう一度呼ばれた。ニーナはあくびをしている。


「はい、確かに。お預かりしました」

「おじさん。質問していい?」

「はい」


 やっぱり優しそうな声で返してくれるおじさん。


「学費のこと詳しく聞いてなかったんだけど……みんなちゃんと知っているのかなって」

「聞いてない? おかしいですね。学生は自分で入学希望をした場合は私たちが……各地のギルドの紹介できた場合はそのギルドの職員が説明してくれるはず……」


 そういうことか、じゃあ全部イオスが悪いじゃん。……一瞬頭の中にいつもにこにこしている年齢不詳のあいつが浮かんだけど……よく考えたら最初の時にあたしも船で始末するつもりだったんだから説明する必要なんてなかったのかもしれない。


 おじさんはあたし達がちゃんと説明を受けてないのかと思ってくれたんだと思う。それで話してくれた。


「フェリックス学園は冒険者学校と銘打っていますが、実際は先生にも生徒人も様々な人がいます。例えば先生には魔法を研究している人や、毛色が違いますが魔法工学を研究している人、あるいは生徒として貴族や商人としての勉強や修行のために入学する子達もいます。将来の進路は冒険者だけと限ったわけではないんですよ」


 あ、そうなんだ。そうか。じゃあミラもお父さんの騎士団に入ったりするのかな。


「じゃあなんで冒険者の学校みたいに言われているの?」

「それは創立された目的がそうだからですね。創立者の一人である『剣の勇者』のアイスバーグ家は魔族との戦争前後にはやはり過酷な依頼が多く冒険者が未熟なまま命を落としたといわれています。今のギルドの仕組みもそうですが冒険者を守る仕組みとして発展した経緯がありますね」

「ふーん」

「ただ、だんだんと教育範囲が広がり、王都でも唯一庶民でも教育が受けられて、そして元々が貴族のアイスバーグ家の創立ということで貴族も入ることがある……ということで様々な子達がやってくる学園になったということです、ただ――」


 そこでおじさんは少し声を小さくした。


「最近は有望な若者を先に抑えるためにいろんな組織からマスターとして派遣された人たちが派閥化していることもあり……あ、これはあなた達生徒には関係ないので、すみません。……まあ、そういうわけで学費もこの大きくなった学園を支えるためのものになるともう一つの意味があります」

「……もう一つの意味って」

「簡単ですよ」


 おじさんはにっこり笑った。


「この学園は自由ですから、冒険者見習いとしてギルドで生徒も依頼を受けることができますから、ちゃんと勉強も実践もこなす様に……平たく言えばさぼらないようにするために義務を課しているということです。あああとはちゃんと学生に生活費との兼ね合いとしての金銭感覚を身に着けさせる意味もあった」


 うっ。それは本当にあたしは弱い……。ラナにまた怒られたし……。


☆☆


 そんなこんなでゲオルグ先生の授業に来た! あたしを見た瞬間にゲオルグ先生は凄い嫌そうな顔をしているけど気にしない。


「だから」


「これは」


 いつも通りにゲオルグ先生は広いしんとした教室で一人しゃべっている。魔法の論理なんだけど、今日のあたしは違う、メロディエと会ってから何となくやる気が出た。眠たくなりそうになったら顔を叩いてちゃんとえんぴつでメモを取る。


 ニーナが眠たそうにしているとあたしがほっぺたをつつく。


「ん、んん」

「おきろー」


 ニーナはあたしを見て頭を振った。眠気を払っているんだと思う。でも気持ちはわかる。だってゲオルグ先生ってすごい一人でずっと話しているだけなんだからさ。でもそんなこんなで授業の時間は終わった。


「今日はここまで」


 ゲオルグ先生がそう言って教室から出ていこうとする。その時あたしは立ち上がって、教室を駆けた。みんなびっくりしているけど気にしない。ドアとゲオルグ先生の間に滑り込むように間に入る。


「な、なんだ貴様」


 ゲオルグ先生が眼鏡の真ん中を指でおさえて驚いている。あたしは言う。


「あたしから質問があります!」

「……却下だ」


 先生はあたしの横から後ろに行こうとしたからその前に立ってガードする。するとまた彼は別の方向から外に出ようとしたからその前に立つ。しばらくそれを繰り返したら、ゲオルグ先生が青筋を立て名が言った。


「邪魔だ!」

「質問!」

「却下だ!」

「先生なんだからさ!」

「うるさい! 貴様のような不真面目な落ちこぼれに時間を使っていられるか!」

「不真面目ってなんでさ! まじめにやってたよ」

「ふん。そんなことわかるものか……それよりも与えた課題をさっさとこなせ。できるものならな」

「そうそう、そのことそのこと。魔法の『論文』を書けって言うけどさ」


 あたしは両腕を組んだ。それから足をバンと鳴らす。


「説明不足過ぎるよ! 何を書けばいいのさ」

「……はっ、どんな駄文を持ってくるかは知らんがてきとうに書いてくればいい」

「そういう態度はダメだよ。モテないよ!」

「……貴様ぁ!」


 おっと。ゲオルグ先生がつかみかかってきたのをよける。でもそれは彼の罠だった。ゲオルグ先生が教室のドアに手をかけて開く。


「バカめ、ふはは。勝手に悩んでいろ」

「逃がすかぁ!」


 あたしはゲオルグ先生のローブを掴もうとすると彼ははっとしてよけた。それから背を向けて出ていこうとする。それをあたしは追う。


「ついてくるな!」

「質問があるつて」

「聞きたくないと言っているんだ」


 ゲオルグ先生が小走りになる。あたしもそうする。彼が走り出す。あたしも走る。


「ついてくるな!」


 構内を追いかけっこみたいになった。ここであたしも逃がすわけにはいかない。だってゲオルグ先生の課題がクリアできなかったらあたしは退学だ。必死になるよ。


「うっとおしい」


 ゲオルグ先生が振り返って右手をあたしにかざす。緑色の光を放ち魔法陣を展開する。風の魔法であたしを押し返そうとしている――こんな至近距離で魔法陣を構築しても無駄だよ。あたしは右手の人差し指に魔力を集めてその魔法陣に『魔力で線を引く』。綺麗に構築された魔法陣に意味のない線を書き加えたことで魔法陣は自壊した。


 緑色の光が四散して、ゲオルグ先生が驚いた顔をする。


「なんだ今のは」

「質問があるって!」

「ええい、もうそれはいい! 貴様は何をしたんだ」

「魔法陣に一本線を書き加えたんだ。この距離であたし相手に魔法を使おうとしても無駄だよ。何をしても無詠唱でも魔法陣ごとぶっ壊してやるからさ! 魔法が使えなくてもこれくらいはできるから」

「……できるわけないだろうが、貴様は無茶苦茶だ。どうやったのか説明しろ」

「説明してもいいけど。じゃあさ」

「……ぐ、わかった。今度時間を作ってやる」

「今日がいい!」

「今日は忙しい!」

「嘘だっ。あたしから逃げようとしてたじゃん」


 ゲオルグ先生はぐぐぐって顔を真っ赤にして叫んだ。


「今からお見合いだ!」


 それからはっとして彼はあたりを見回した。何人かの生徒が見てて、一瞬の後に笑っている。ゲオルグ先生は怒りに体を震わせていた。……ご、ごめんなさい。そうだったんだ


「えっと、がんばって……」

「うるさい!! 今度時間を取ってやる!! さっきやったこともちゃんと説明してもらうぞ!」


 ゲオルグ先生は真っ赤な顔のまま小走りで走っていった。悪いことしたなぁ。


 とりあえずその日は夕方からFランクの依頼で教会のお掃除を手伝って家に帰った。


☆☆


「ゲオルグのお見合いぶっ壊したって?」


 次の日の授業でリリス先生がすごい楽しそうに言ってきた。にやにやしている。えっ!? お見合いダメだったの??


「こ、壊してないよ! あたしはただ質問をしてただけだから」

「ふーん。あいつ貴族の令嬢とお見合いでほっぺたを叩かれてふられたらしいよ。ひゃっはっは」


 いつも通りに先生以外はあたしとニーナしかいない教室で下種な笑い声が響き渡る。


「り、リリス先生ダメだよ。そういうのはさ」

「だってぷ、ぷーくすくすくす。あいつも貴族だから貴族VS貴族が見れるかも……ひひ」


 この人は変わらないなぁ。ニーナもあきれている顔をしていた。この人が昔はかわいい女の子だったって絶対デマだよね。


「そういえば渡した課題できた?」


 ふいに聞かれた。できるわけないじゃん!!


「無理だよ!」

「えー。おそーい」

「早いって! そうだ。前にニーナが思いついたんだけどさ、水筒に魔法の文様を描いて中の水とかお茶を冷やしたり温めたりできたらどうかな」

「なるほど。売れるかも。ニーナもやるね」


 商売は横に置いておいてよ! 


「なんとなく口にしただけだからな」

「ふーん。じゃあマオはともかく、ニーナはそれ作って」

「いや……作ってと言われても」


 リリス先生はその場で側転した。あたしとニーナはびっくりした。


「な、なんで回ったの? リリス先生」

「流石に怖いんだが」


 リリス先生はサイドテールにした艶やかな青い髪を手で整えた。


「それで? マオは何作るの?」

「いや! なんで側転したの!?」

「普段しない動きをするとたまに閃くことがあるでしょ。今かなって。そうだマオもやってみな」

「え? ええ?」


 リリス先生があたしを立たせて押してくる。そ、側転なんてできるだろうか。あたしは何故か教室で勢いをつけてくるりと回る。あ、できた。リリス先生が聞いてくる。


「なんか思いついた?」

「いや……」


 無駄な時間だよこれ。リリス先生が腕を組んでニーナに言う。


「スカートで回るって勇気あるよね」


 あたしはスカートを無意識に抑えた。こ、この。ぐ。不良教師。


「ひひひ。これがやりたかっただけ。やーいひっかかったー。べろべろばー。ばーかばーか。バカまおー」


 罠じゃん! 最初からあたしをはめるためだけのいたずらじゃん!! いたずらを思いついてすぐ実行しないで! 授業にすら関係ないし。うううう。クールブロンがあったら撃っているよ……大きいから持ち歩かないけど。


 あれ?


「そういえば、小さなクールブロンって作れないかな」


 ふと思った。元々力のないあたしにはクールブロン自体は大きくて重い。もちろん旅に出たりするときはいいけど普段は持ち歩かない。でもこの前の『仮面』の襲撃みたいに不意に起こる事件には対処するには携帯できる武器があった方がいい。ナイフとかは扱えない。へっぴり腰で逆にすぐやられる。


「うわー。ほんとに思いついてる。ひくわ~」


 リリス先生が言っている。ぐぐぐ。あたしは無駄に悔しい。


「い、いいじゃん」

「まあ、いいけど。じゃあ、魔銃を作った人のところに今度行くか~。顔見ておきたいし。参考というか話聞かないとね」


 クールブロンを作った人、職人街のワークスさんか。あれから会ってないけど、会わなかった理由はイオスの仲間なのか気になったから……いや、どちらかというと確認するのが少し嫌だっただけ。それでもそろそろ銃弾も少なくなってきているし行かないといけない。


 その時はっとした。


「じゃあリリス先生も来るの?」

「暴れないでよ……?」

「私が暴れたことがあるか~」


 めちゃくちゃ心配だ。


 でも、そのあとの授業はリリス先生が過去に作ったものを楽しそうに話すことになった。いろいろと話を聞いて楽しかった。


 それで帰りにはFランクの犬の散歩と側溝の掃除をして帰った。ニーナも手伝ってくれた。


☆☆☆


「マオ様! 頑張ってください」


 ひぃひぃ。


 また別の日、ウルバン先生の授業であたしは腕立て伏せをしていた。目の前にはワインレッドの髪の魔族。というかモニカがあたしを励ましてくれている。


 この前魔力がないことの対策としてモニカが「腕立て伏せ」と「腹筋」を提案してくれた。正直効果があるかはわからないけど、何でもやってみることにしたんだ。ウルバン先生に話をしたら武器の授業にも通じるからってあたしとニーナとモニカが端っこで腕立て伏せをすることに……。


 ひいひい。18……19……も、もういい? モニカ。


「だめです! もうひと頑張りです。マオ様!」


 き、厳しい。横ではニーナが「67……68……69」とか言っている流石に身体能力ではあたしはかなわない。


「に、にじゅう……だめだ~」


 あたしは崩れる。モニカがすぐに言った。


「少し休んでもう3セットしましょう!」

「モニカ……なんか怒ってない?」

「怒ってはいません!」


 モニカが強く否定する。……も、もしかしてこの前のアリーさんとの依頼に連れて行かなかったこと怒ってたりするのかな。もしかしてだけど。


「全然関係ないですがマオ様、よかったら今度ギルドの依頼があればご一緒できればうれしいです」


 あ、これ怒ってそう。たぶん全然関係なくないね。とりあえずあたしはフーと息を吐いて座る。上着を脱いでリボンを緩めた格好。制服ってどれだけ暴れても全然破れたりしないからありがたいよね。


「おー頑張ってる? マオ君」


 あ、ウルバン先生だ。いつも通り歳を感じさせない張りのある声をしている。白髪がないと若いって勘違いしそう。


「魔力を鍛えるってのは確立された方法はないからいろいろやってみるのはいいよ。健全な肉体には何とかが宿るっていうし」

「何が宿るのさ」


 てきとうな言い草に少し笑ってしまう。ウルバン先生は後ろを向いて言った。多くの生徒が武器で模擬戦をしている。なんとなくみんな上達してきている気がする。武器の素人目なんだけどさ。


「おーい。ふぇりちゃーん」

「……その名前で呼ぶなくそじじい」


 けだるそうにフェリシアがやってくる。彼女は一度あたしを冷たい目で見た。それからモニカに言う。


「まだこの人間と関わっているんですか? モニカさんもいい加減にすればいいのに」

「フェリシア」

「おっとモニカさん。今はあなたと言い争いをするつもりはありません。それで、じじい。なんですか?」


 ウルバン先生はにこにこして腕を組む。


「フェリちゃん今からマオ君と腕立て伏せ対決しなさい」

「嫌です」

「勝ったら修行を免除するよ」

「へえ」


 フェリシアはあたしを見下す様にいう。


「こんな非力な人間に勝つだけで面倒なことをしないでいいならいいでしょう。その横で動いている金髪とは嫌ですけど」


 ニーナは「156……157……159」って言っている。あ、今間違えたでしょ! ニーナははっとして腕立てをやめた。


「ふう」

「流石ニーナ」

「ふっ。これくらいはできる」


 でも確かにニーナならともかくあたしがフェリシアに勝てるとは思えない。魔族は人間よりも身体能力が高いといわれているし、実際そうだと思う。ウルバン先生はそれでもやるって。


「マオ様……所詮腕立て伏せです」


 心配そうにモニカが言うけど、ええい。やれるだけやってやろう。


 フェリシアも上着を脱いであたしの横に座る。それから両手をついた。


「すきあり!」

「うげっ!?」


 ウルバン先生はそのうなじを指で突いた。悲鳴を上げてフェリシアが倒れる。


「な、何をするんですか? あ、くらくらする。いや……ちがう、体の魔力が練れない?」

「フェリちゃん。人間も魔族もそうだけど体の中をめぐる魔力で身体を強化している。その魔力がうまく流れないと純粋な体の力だけで動くことが必要になる。マオ君はそれを普段からやっているけど君はどうかな。魔力がうまく流れなくなるツボをついたんだよ」

「く、くそじじい。ち、珍妙なことを」

「ああ、そうそういいわすれていたけど負けたら、厳しい訓練になるから。あ、その魔力が練れないのは少したら治るよ」

「き、貴様。く、くそ。私は魔族の兵士です。こんな人間に負けるはずはありません」


 あたしにモニカが言った。


「チャンスですマオ様! 勝ってください! 勝って下さったらクッキー作ってきます!」

「ほんと! よーし。がんばる!」


 あたしとフェリシアは並んで構える。ウルバン先生に言われたモニカが「いーち」というとあたしとフェリシアが一回目をする。それから掛け声ともにあたしたちは同時に腕立て伏せをする。


 10回を超える。


「ぐぐぐ」

「わ、わたしがに、にんげんごときに」


 15回くらいになったら二人ともきつい。でも二人でやるとなんか負けたくない。さっきは20で終わったけど今度はそれも超えた。モニカが言う。


「マオ様が頑張ってください。27」

「も、モニカさん。か、肩入れするのは」


 言いながらフェリシアとあたしはそれぞれクリアする。腕がぷるぷるする。汗がぽたりと落ちる。フェリシアははあはあ息遣いが荒い。


「ねえねえ、マオ君。フェリちゃん」


 ウルバン先生の声に顔をあげる。ウルバン先生が自分の顔を引っ張って変な顔を作っていた。く、くくこんな時に笑わせに来ないで……! フェリシアは笑いながら「く、くそじじい」とつぶやいている。


 モニカが次を数える。


「28です!」


 あたしは腕をさげてあげようとする。く、力が入らない。それでもあたしは頑張らないといけない。そう思ったら力が少しだけわいてきた。28回クリア。


 フェリシアはまだ上がってない。


「く、くそ。さ、さっきの、さっきのじじいの顔」


 その言葉ともにあごが付いた。それから姿勢を崩して倒れこんだ。勝った。


「かったー!」

「さすがマオ様ですっ!」


 あたしとモニカが喜ぶ。まあ、ただの腕立て伏せなんだけどね。


「さーてフェリちゃん。数日は寝られないからね」


 ずりずりとフェリシアがウルバン先生に襟をつかまれて引きずられていく。なんか哀れだ。すごい恨めしそうな目であたしを見ている。


「おぼえていろ……」


 かわいそうな気もする。モニカは「ふん。少し懲りたらいいんです」って言ってる。それはそうとモニカ!


「クッキー……」

「もちろんです」


 モニカは屈託のない笑顔を見せてくれる。


 その日の夜はくたくただったけど飲食店のウエイターをした。Fランクの依頼だけじゃなくて、なんかもう少し難しいこともしたいな。


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