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詩集「七夜詩篇」

木枯しsymphony

作者: 詩月 七夜

振り向く間もなく


木枯しサヨナラ”は届いた


出会いの春


はしゃぎすぎた夏


寄り添った秋


そして別れの冬


あまりにも突然すぎて


あまりにも短すぎた四季シーズン


ジングルベルが鳴り響く前に


君は空へと旅立った


一握の灰になった君は


とても小さく


とても軽い


そして告げられなかった言葉は


時間の中で涙と共に乾いていく


無色の街には


君という色彩だけが足りず


僕の鼓動は熱を失う


今日も外は曇り空


またどこかで


誰かの“木枯しサヨナラ”が吹き抜けるのだろう



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― 新着の感想 ―
[良い点] スラスラ読めました [気になる点] 木枯らしを採用した理由 [一言] 悲しい詩ですがそこまで暗くなりませんでした。 音色が良いのでしょうね。 敬愛を込めて、以上。
[一言] カウンターパンチですね。 嫌いで別れた恋ならば思い出にもなりますが、死への永遠の別れは哀しすぎます。 冬になると思いだしてしまう。 また前を向けるのはいつの日でしょう。
[良い点] 短い中にドラマが深く入り込んでいる感じのする詩でした。 哀しいけれど、それは冬の使命であるかも知れないとふと思いました。 痛いほどの寒さは身体ではなく心に感じるものかも知れません。 題名…
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