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衝動の天使達 1 ─容赦なく─  作者: 水色奈月
Chapter #36
150/155

Part 36-6 Declaration 宣言

DoD-PentagonArlington County, Va. 21:20


午後9:20バージニア州 アーリントン ペンタゴン 国防総省



 建物の正面玄関から出てきたクリストファー・ブリガム元陸軍大将はソニー・カーチス上院議員に肩を借り彼のリムジンまで歩いていた。その後をローラ・ステージは黙ってついて来ていた。



「まさか、大統領がわしらを開放してくれるとはな。だがNYの核テロが回避され一安心じゃ」



 ブリガム元陸軍大将がそう言うとローラが否定した。



「まだ、終わってないわ」



「どういう事だ、ローラ?」



 ソニーが顔を振り向け彼女に尋ねた。



「キンバリー中佐と共にこのテロの大元となった別の男が野放しだからよ」



「だれじゃ、そいつは?」



 ブリガム元陸軍大将が彼女に問いただした。



「マクビエル・ラファエル上院議員よ。キンバリー中佐へ巨額の資金提供したの。ソニー、貴方のリムジン、運転席にエアー・バッグは付いているわよね」



 駐車場のリムジンまで三人が歩いて来るとソニーの運転手が運転席から下り車を回り込み後席のドアを開いた。



「ローラ! お前、何を考えてる!?」



 問うたソニーの声が裏返りかかっていた。



「貴方達を自宅まで送り届けたら、私が貴方のリムジンを買い取るわ、ソニー」



 ブリガムとソニーが慌てて振り返ると彼女が宣言した。







「ラファエル邸の正面玄関と貴方のリムジン、どちらが頑丈か試してみるから」












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