Reverse.
さかさまに脱いだパンツは
誰かが何かを突っ込むまで
さかさまのままでいられる
裏返しになって
自分だけを見つめて
それって幸せ?
たぶん幸せなんだろう
じっくりと考える時間が取れるなんて
さかさまのパンツは幸せだ
だから
手だったり
足だったり
いろんなものを突っ込んで
さかさまなものを無理やりひっくり返そうとしたときに
僕らのパンツは
あんなにイヤイヤをするんだ
べっとりと絡みついて
必死の抵抗をするんだ
どうしてかな
表の顔と裏の顔があるのなら
たまには使い分けてみたいって思うんだろう
そうだね
僕たちだって
自分のパンツの裏側が
一番身近だってことだね
ありがとうございました。