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第六話:伊勢の化けの野

名前は水戸黄門を見て考えました(爆)

「・・・こ、これが、あの伊勢神宮・・・・・?」


目の前の荒れ果てた神宮を見て藍璃は呆然とした。


伊勢に来て見ると辺りは台風に遭ったように荒れ果てていた。


田畑は干からびて道々には死体まで転がっていた。 


しかし、ただの死体ではなく腸を喰われたような痕跡があった。


「・・・・・・・・何があったの?」


藍璃は茫然としていた。        


「・・・・・妖しだな」


ポツリと斬紅朗が言った。 


「えっ?妖しですか?」    


「あぁ。妖しがこの伊勢に住み着いてるようだな」


長年の狩人生活で周りの破壊された家々を見て斬紅朗は直ぐに察した。


「どんな妖しですか?斬紅朗殿」         


「さぁ?そこまでは分からん?だが、大きな虫みたいな化け物だな」


如何に斬紅朗でも妖しの正体までは分からないようだが、推測はできた。        


「・・・土蜘蛛じゃよ」


後ろを振り返ると年老いた老婆が立っていた。    


「・・・・土蜘蛛がこの伊勢に住み着いておるのじゃよ」


しがれた声で言った。    


「・・・・その銀の十手、あんた狩人か?」


斬紅朗の腰に差していた銀の十手を見るち老婆はその場にどけ座した。


「お願いじゃ。旅の御方。どうか、この伊勢をお救い下さい。この通りじゃ」


老婆がどけ座すると次々と村人達が出て来て頭を下げた。       


「・・・・・私からもお願いします。斬紅朗殿」


藍璃も村人の切なる頼みを聞き入れてくれと頭を下げた。          


「・・・・・分かった」


溜め息を吐きながらも斬紅朗は承諾した。















土蜘蛛討伐を承諾した斬紅朗と藍璃はその日は村人が用意した宿に泊まり次の日、斬紅朗は藍璃を連れて村人に教えられた洞窟に向かった。      


「・・・・・・や、やっぱり、妖しの住み家に向っているからなのか、恐いですね。斬紅朗

殿」


斬紅朗の着物の裾を強く握りながら藍璃は言った。      


「心配するな。藍璃」


怯え強張る藍璃に優しく言いながら斬紅朗は森林の先に進んだ。


森の奥へと進むと村人達が言っていた洞窟に着いた。


洞窟の外からも分かる血の臭いに斬紅朗は顔を顰めた。


「・・・・・・ここで待ってろ。直ぐに戻る」


藍璃を放れた木の影に隠すと斬紅朗は松明を持ち洞窟の中に入って行った。



ネーミングセンスダサいですかね?

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