表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/20

番外編:永久に貴方と一緒に

まだ新婚ラブラブの二人です。

「・・・・藍璃?」


斬紅朗は朝の光で目を覚ました。


結婚してから一年が過ぎ何時も藍璃を自分の横に寝かせて目を覚ますと藍璃の寝顔があるのに今日は居ない。


不振に思って辺りを探していると縁側で湯で少し濡らした漆黒の髪を櫛で梳かす藍璃の姿がいた。      


「・・・・あっ、おはようございます。斬紅朗殿」


斬紅朗の姿を見ると藍璃は頭を下げた。


藍璃は白い寝巻姿で髪を梳かしていた為に綺麗より生々しさの方が強い。


「おはよう。藍璃。来な、俺が梳かしてやるよ」


斬紅朗が手招きをした。  


これ以上、あんな姿を縁側に出したくなかったのだ。


「はい!」


そんな事も知らずに藍璃は嬉しそうに近づいた。        


「前より艶が出たな」


藍璃を自分の膝に据わらせ櫛で髪を梳かしながら言った。 


「有難うございます」


首を動かしながら礼の言葉を言う藍璃。


身体からは黒方の香の匂いが漂ってきた。


『藍璃にそっくりの匂いだ』


そんな事を思いながら櫛を動かしていると


「・・・ねぇ。旦那さま」


藍璃が旦那さまと呼ぶ時は願い事がある時だ。      


「何だ?奥方様?」


斬紅朗も答えた。       


「・・・これからも、ずっと私の傍で髪を梳いてくれませんか?」


藍璃は上目使いで斬紅朗を見た。      


「・・・喜んで、させて頂きます。奥方様」


斬紅朗は藍璃の髪に口付けをした。            


・・・・・・・相変わらずお熱いお二人の朝でした。


また番外編で会いましょう。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ