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はじめてのひっこし。 その6

「ふはっ、なんていいものだ。

 しかもこのモデル人間界で出たばかりの最新バージョンじゃないか。

 何ということだ素晴らしい。

 素晴らしいよ君は。

 えーっと名前は?

 っていうかなんでここにいる?

 その前にお前狐じゃないよね。

 いやほんとなんでここにボッベハベロブォ!?」


「うるさいわよあなた」


麓の母がそういうと手に持っていた尺のような何かを投げつける。

それは見事に麓の親父に当たった。

矢のように飛んでくる質問が、なんかもう。

うるさいという印象しか見事に残さなかった。

次から次へと質問ばっかり飛ばしてきて、うるさい。

やかましい。


「痛いじゃないか一二三よ。

 俺はただ誰かなーっていう素朴な疑問をボブェッ」


「うるさいっていいよるじゃないか、あなた」


麓のかーちゃんが自分の旦那に蹴りを入れてやがる。

怖い。

敵にまわしちゃいけないんだろうなだからやっぱり。

かわいそうなのは親父のほうだよなぁ。


「このこはウルバル。

 麓の僕獣よ」


「そ、そうか。

 ウルバルくん、よろしく頼む」


麓の父は、そういうと体が真逆に傾いている状態のまま浮遊して俺に握手を求めてきた。


「は、お願いします」


手を差し出して真逆になっている手を握る。

驚くほど冷たい。

改めて姿を見直してみる。

麓に受け継がれたのであろう綺麗な茶色の髪の毛とメガネが印象的だ。

そのメガネはまるで瓶底みたいな分厚いメガネで、天然の髪の毛と相まって変な感じになっている。

体はひょろっとしていて身長も俺より低い。

全体的に小柄といった印象を受ける。


「そういえば、詩御しごはまだ来ていないのか。

 まったく、いつまで待たせる気だ」


「……詩御って誰」


俺は小さく麓に聞いた。

麓は俺の耳元に口を持っていくと


「私の姉」


と短く分かりやすい説明をしてくれた。

ははーん、なるほどね。

なるほど、なるほど。


「ウルバル君はいったいどこで暮らしていたんだね?

 人間界には大分詳しいのかい?

 よければ俺にも教えてくれないか。

 たとえばアッシバランの電気街についてとか。

 それにかわいいメイドカフェについてとか!

 あーまだまだあるぞ!

 ほかにも最近新しく出てきたボッブヘッバランボベッブッビッ」


「うわぁ、今まで私が見た中で一番深くはいりよる……。

 これ下手したらしぬけんね……」


「うちらは天狐じゃ、しなん」


「せやけど……」


とりあえず、麓の姉貴、詩御さんとか言ってたっけ。

それを待つ。

五分ほどすると

遠いところからどたどたとした足音が聞こえ始めた。

その足音がでかくなるにつれて、地鳴りが走り、地揺れが始まる。


「ちょ、えっ?」


「ごめーおまたおまた!」


ドアが思いっきり破られると同時に入って来たのは右足だった。

詩御さんの。

でっ……えっ?






               This story continues.


ということです。

お久しぶりですレルバルです。

でけーんだよなぁ、つまるところ。

なんか……。

あれ。

麓の家族って不思議。

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