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電波恋愛  作者: 愛夢
第一章
4/6

1-4

すくっとベットから起き上がり着替えをする。

てきとーに動きやすい服装を選んで机の前に座る。

目指すはパソコンの起動ボタン。

"ポチッ…ウィーン"

心地よい音が鳴りパソコンの熱が風となって私にあたってくる。

パソコンが立ち上がりインターネットを繋ぐ。

慣れた手つきであのチャットルームを開いた。

1ヶ月も経ってないのによくここまで慣れたなぁと自分でも思う。

あの頃分からなかった『w』の意味は『(笑)』の省略なんだって。


カタカタッ――。

リズミカルに文字を打った。

[来たよー]

<おー、ひめ。ばんわー^^>

姫とはネット上での私のあだ名。

姫衣めいという名前に『姫』と入っているからとわがままだからと言われた。

[今日はりゅう一人だけ?]

<俺だけじゃ気に食わないって?ww>

[そんなことないよwww]

こんな普通な話が私にはすごく楽しかった。

<そうか~?>

[ホントだってばぁ]

<お前妹みたいだなw>

[んー、そう?ってか妹いたんだw]

<いねぇよw俺は一人っ子。なんか妹っぽいからさ>

[ふーん…。じゃあ竜兄りゅうにいだねっ♪]


この頃だったかな。

あなたに少し近づけたのは。

でも、そんな期待もいっきに崩れるなんて。

こんなにも自分の中のあなたの存在が大きかったなんて。

私はこれっぽっちも思ってなかったよ。

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