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殺人少女  作者: 記紀
3/7

父が緑の紙を突きつけで出ていってから、母は壊れた。

父が緑の紙を突きつける前までは、母はヒビの入ったガラスのようなもの。

そこに、父がハンマーを振り上げて母を壊した。


それからというもの母は毎日おままごとのようなことを繰り返す。

私という道具を架け橋にして父に愛されているという妄想をおままごとに落とし込んでいるというのがなんとなくわかった。

最初の数日はギリギリ暮らせた。

でも、次第に冷蔵庫のものは亡くなっていき、ついにはガスの督促状まで届いた。

なので、仕方なく母にお金をせびろうと話しかけた。


「貴方、おかえりなさい。今日は随分と早く帰ってきてくれたのね。」

「あの、お母さん。」

呼びかけると母は鬼の形相でこちらを振り向いた。

「道具の分際で、喋るな。」

と聞こえた瞬間右頬が激しく傷んだ。

怖くなり後退りするが母は距離を詰めてくる。

母が私に襲いかかろうとした瞬間


突然ドアが開いた。



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