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俺と神の遊戯日誌 〜図鑑完成目指して〜  作者: へぇ〜そうなんだw
7/10

7.

第7話です。


今回はだいぶ短いですが楽しんで読んでってください。

 俺は今、冒険者ギルドにいる。

なぜさっきギルドを出て宿に向かったのに又ギルドにいるのかって?


そう皆さんのいう通りお金を作るためにうさぎを持ってきたのにと思ったでしょ?それは勿論売ってお金に変え宿に向かった。

ウサギ二匹の売金は2000G、Gというのはゴールドというらしくこの大陸全ての共通通貨になっているみたいだ。

通貨の形は丸く数種類あるようで10単位、100単位、1000単位、10000単位に分かれている。

10Gは鉄質でサイズは1円玉よりも一回り小さい、100Gは銅で出来ており100円玉ぐらいの大きさだ、1000Gは銀で出来ており100円玉サイズより一回り大きく、10000Gは金で出来ており10円玉のサイズぐらいみたいだ、本当はその上にもあるみたいだけど俺が聞いた人はみた事ないしそうそう手に入らないからと言われた。

でもあ俺には手に入れないといけない、だってこのコイン図鑑に吸い込まれたからだ。

コインの裏表には国の国旗に誰かの顔が描かれている、顔の人はわからないけど国旗の方は多分この国ものだろう。

その2000Gを持って宿に向かったんだけど無駄だった、そう全然足りなかったんだ。

宿一泊5000Gかかるとかいい始めたんだ、そんなお金持っていない俺考えに考えて意気揚々と出たギルドに戻ってさっき登録してくれたおじさんの元に依頼ないですかと言ったらあそこに依頼書があるんでと言われ恥ずかしい思いをしながらギルドの掲示板の下にあった依頼書を物色中である。


「どれがいいかいまいちわからないな、初心者向けの依頼とかないんかな」


依頼書は本みたいにいくつも紙が重ねてあり、端をルーズリーフみたいに綴ってある。

中身は討伐依頼から、採取依頼にお手伝い依頼まで様々だ、その中身には俺が想像した護衛依頼とかはないようだけど、色んな異世界物のラノベで出てくるのにほとんど同じ内容だ。


最初の依頼なんてものはゴブリン討伐なんだろうけどこの依頼書の中にはない、それにゴブリンは多分魔獣?区分されてないと思う。

図鑑を見た俺としてはそうとしか思えない、それの確認はできてないけどね。


「とりあえず、宿代稼がないといけないし報酬が良さそうなのを受けるか」


俺はそう呟き一枚の紙をちぎり受付まで持って行った。


受付を済ませて街の近くの草原まで来た。

俺が受けた依頼書は、鶏退治だ。



++++++++++++++++++++


対象:烏骨鶏

区分:討伐

目的:街近くに出没する烏骨鶏、5匹の討伐。追加討伐1匹に付き追加報酬有り

報酬:10000G


++++++++++++++++++++



鳥の骨の鶏ていうことは多分骨でできた鶏だとは思っている。

依頼書には絵とかは付いてなく、受付のおじさんはいけばわかるとしか言わなかった。

まぁその言葉通りにわかったけどねw

だって空を悠悠自適に空を飛んでいるからね、骨が。

骨の鶏が飛んでる。


言葉通りで鶏の形を骨で形成している鳥が空を飛んでいる、鶏は空を飛ばないと思っていたが異世界では別物みたいだ、それとも単にこの鶏の形を骨で形成している鳥が空を飛ぶだけかもしれないけど。


「骨だな」


・・・・・


「鶏だな」


・・・・・


「よし、ちゃっちゃちやるか」


俺はそう言って銃を構え、サイトに烏骨鶏を合わせると引き金を引いた。


バババ


「当たった、まぁ当然か」


俺は地面で休憩中の烏骨鶏を狙ったのだから当たって当たり前である、それに距離も盗賊戦の時よりも距離は開いてなく多分50m〜60mぐらいの距離にしかなかったと思う。

流石に空を飛ぶ的に当てるのは難しいと思う、それはロキ様にも言われたし、元の世界にいるときにみたネットのサイトにも書かれていたからだ。

それもあってか地面にいる烏骨鶏を倒した。


その後もとこ通りなく烏骨鶏を5匹倒し、追加報酬に釣られて追加で7匹倒した。


「ふむ、こんなもんだろう。これだけあれば飯と宿代ぐらいにはなるだろうからな」


俺はそういいながら鞄の中にあった袋を取り出しその中に烏骨鶏の死体を入れていく、因みに袋とは鞄の中に入っていたアウトドア用品を個別に入れてあった袋だ、布製の。


全ての烏骨鶏を袋に入れた後は帰り支度を整えそのまま帰路に着いた。

街に入るときにはギルドのおじさんに言われてた通りにギルドカードを門兵に見せると普通に通してくれた。



====================


名称:烏骨鶏

種族:魔鳥

属性:無

部位:討伐『頭骨』・売買『羽、骨全部』

特徴:多くは草原に生息し、空を飛べる。骨の形は鶏になっているが空を飛べる、飛べる理由は謎のままだが多分魔力で飛んでいるだろうとの事、ある学者の一説にはアンデット化した鶏とも言われており、アンデット化して魔力を持った事により待望の空を飛べるようになったんだと思われる。


====================


ここでフっと思ったことがある。

俺は森の中で歩き回っていた時のままの服装や装備を身に付けている。

そう、俺はMP5をそのまま首にかけたまま門をでは入りしていたし、ギルドでの受付も済ませている、それに宿にもそのまま行っているが今まで誰にも言われてないのだ。

銃のことについて、門兵はわかる。変に触れることはしないだろうから、揉め事とか嫌いそうだし。

ギルドもまだわかる。色んな国に展開してるてことは銃が普通に出回っているところもあるだろうからな、ロキ様からは銃はこの異世界には普通に銃が存在していると言われているからギルドの人が知っていてもわからなくはない。

だけど、普通の一般人が何も突っ込んでこないのは不思議すぎると思ったからだ。

銃が一般に知れ渡っているてことはなんでその辺の門兵や、冒険者が剣や槍を構えているのかが気になる、俺の中では銃の方が強いとしか思わないがもしかしたら剣や槍の方が強いのかもしれない、その考えに至った瞬間俺の中で絶望した。

もしかしたら10年生きれないのかもと・・・


でも、それはギルドに着き烏骨鶏を換金した後は綺麗さっぱり忘れていた。

そんときはそん時でどうにかするしかないかと思ったからだろう。


「さっさとギルドで換金して、宿で休むもう」


烏骨鶏を換金したお金は12000Gになり朝夜のごはん付きで2日宿を借りれるようになった。

ギルドに紹介された宿で、初心者におすすめの宿らしい。

宿の名前は『鳥の囀り亭』。

宿のおばさんもいい人そうでよかったし、俺はまだ食べてないけどここの主人が作るご飯は安いながらも美味しいらしい。


宿の作りは、外観は木造でできてるようで異世界物漫画とかでよく見る建物だ。

間取りは2階建てになっており、1階は入り口のすぐに受付があり、その奥には食事処が広々とある。

2階には10部屋ほどあり5部屋ずつ左右に別れている、俺の部屋は1番奥の右側だ。

部屋の中はベッドが1つに収納棚が1つと結構閑散としている部屋の中だった、後は丸い窓が1つあるだけで後は何もない。

因みにこの宿には風呂などはなく、宿の裏手にある井戸で体を拭いてくれとの事だった、あるあるの事だ。

後はアメニティはあるようで必要なものがあるなら言ってとおばちゃんから言われている。


俺が異世界に来て不安な事はいくつかあるがその中の1つに食事の問題がある、よく考えてくれ食事は人間が生きる上で絶対になくてはならない事だろうけど不味い食事を取りたいと思うだろうか?

いや、それはないだろう不味いより美味しいを求め、元の世界での食事に行きついてるのだから。

その美味しい食事を生まれた頃からずっと取っている俺としてはこの遅れた世界での食事に満足できるのだろうか?というのが俺の中での不安の1つである。


それでなんで俺が今そんなことを考えてるかというと、今から異世界初の食事に挑むわけだ。

ロキ様、よろしくお願いします。


「おーい、食事の準備できてるよー」


下の回でおばちゃんが俺を呼ぶ声が聞こえる。


「わかりましたー、今行きます」


俺はおばちゃんにそう返すと、食事を取るために1階に降りた。


「兄ちゃん、ご飯はお任せで良かったよね?」


宿に入った時に夜のメニューを聞かれていたためお任せで頼んでいたのだ。


「はい、お願いします」


返事をした後すぐにご飯はやってきた。

メニューはおばちゃんが言うには、ハンターラビッツの塩焼きにサラダ、スープ、パンと言う献立だ。

見た目は普通に美味しそうに見える、ハンターラビッツの塩焼きは普通の鳥ステーキに見えるし、サラダは多分キャベツにピーマン?みたいなのと縦長のミニトマト、スープは少し白い具なしのスープ、パンはフランスパンみたいに硬いコッペパン。


まずはサラダから、因みに箸はなく、ナイフにフォーク、スプーンで食べてる。

フォークに適当にキャベツにトマトを刺し一口食べる。


むしゃむしゃむしゃ


「・・・普通だな」


味は元の世界でも食べる普通のキャベツにトマトだった。

俺は味の質が落ちてるもんだったから意外に思った、元の世界で食べる野菜は昔から農家さんが美味しいものをと品種改良を繰り返しできた味だとテレビで言ってるのを聞いたことがあったため、異世界の技術は遅れてそこまでの味を出せないだろうと思っていたからだ。

贅沢を言うなら、ドレッシングが欲しかった。


次はハンターラビッツの塩焼きを食べようと、ナイフで一口大に切りフォークに刺し口に入れる。

味はビーフジャーキーみたいな味がする、食感は口に入れた時パサパサするし、噛みごたえも結構ある感じがする。

結論ビーフジャーキーみたいで美味しい。


次はパンを一口、千切って一口。

これは普通のフランスパンだった、口の中はパサパサ、全部の水分持ってかれる感じのパンだ。


最後にスープ、スプーンに掬って一口。

薄い、なんとも言えない感じで薄い味だ、というかほぼ水の味だと思う。


総評、星3つ。

星5つ中のね、ハンターラビッツにサラダは良かったが口の水分持っていくパンとほぼ水の味しかしないスープが最悪だったから総評は星3つになった。


そんなこんなを考えつつ結局は全て美味しくいただきました。


食事を終えた後はホッとしたのか今日1日の疲れで眠気が一気に襲って来たため、自分の部屋に戻り、ベッドにダイブして眠った。



******************************



朝、顔に朝日が当たり目が覚める。


「うーむ、朝ぁかぁー」


俺はベッドから起き上がると背伸びをそ、背骨をボキボキと鳴らし、首もボキボキト鳴らす。


正直寝てたベッドは快適とはいえなかった、夜中ちょこちょこ目は覚めてて、体がどんどん凝っていくのが分かってた。

体を鳴らした時高校生なのにこんなに鳴るかというぐらいボキボキとなったのにはビックリした。


今日はまた依頼を受けお金稼ぎだ、後はこの街の観光だ、昨日はさっさと休みたかったから街の中はメイン通りにある露店を遠目に観ただけだったから何を売ってるのかもわからない。

後、商品を見て回って買い物もしたいと思ってる。


てことで準備を済ませて宿の1階に降りた。

宿の下に降りた俺は空いてる席に座り、おばちゃんに声をかけた。

宿の1階は昨日の夜見なかったが人がいた。

4組ぐらいに別れており、それぞれ談笑しながら朝食を食べていた。

俺は下に降りてキッチンに1番近い席が空いていたため、そこに座って朝食を食べることにした。


「おばちゃん、朝食お願いできますか?」


声をかけるとおばちゃんは朝なのに元気いっぱいに声を返してくれた。


「はいよー、メニューはどうすんだい?」

「昨日の夜と同じでお任せで」


俺は昨日の夜と同じお任せメニューを頼んだ、まぁお任せメニューとは実の所なく、何が美味しいか分からないためお任せと言えばおばちゃんが適当に見繕ってくれるのだ。

この情報はギルドのおじさんに聞いたんだ。


「はいよー」


おばちゃんは大きな声で返事をすると厨房の方へと消えてった。

そのあとは朝食が来るまで周囲を見回しながら耳を傾ける。


1番近くのテーブルで話してる男2人、女2人の集団

女A「聞いた?」

女B「何を?」

女A「昨日仕事終わった後あのままギルドに残ってたんだけど、ちょっとすごい話聞いちゃったんだよね」

男A「またかよ、お前のその噂話」

女A「今度は噂じゃないらしんだよね」

女B「本当に?」

男B「どーせしょうもない話だろ?」

女A「実はね、隣街の代官が襲われたって」、、、etc


入り口側のテーブルで話している男4人の集団

男A「おいおい、またかよ」

男C「お前も好きだね〜、娼館通い」

男B「お前らランちゃんの事バカにすんじゃないよ」

男D「出たよ、ランちゃん」

男A「こいつ、毎日ランちゃん、ランちゃん、ランちゃん、ランちゃん」、、、etc


店のど真ん中にあるテーブルで話している男3人、女1人の集団

男A「あぁ、女神を今日も麗しい」

男B「愛しの女神よ、いつ見てもお美しい」

男C「朝食をお食べください我が女神よ」

女A「皆さんも朝食一緒に食べましょう」


店の1番奥にあるテーブルで話しているマントで顔を隠した3人の集団

A「ボソボソボソボソ」

B「ボソボソボソ」

C「ボソボソボソボソボソボソボソボソボソ」

B「ボソ」

A「ボソ」

C「ボソボソボソ」


マント軍団は会話を終えたのか朝食を食べ終わったのか席を立ち外に出ていった。

変なやつばっかだなと思ったのを印象的に思った。

そんなことを考えながら朝食を待っているとおばちゃんが朝食を持ってきた。


「はいよっ、お待ちっ」

「ありがとうございます」

「美味しく食べてくださいね、それと私の名前はケレンよ。おばちゃんてばかり言わないで」

「あ、あはははは、わかりましたケレンさん」


ケレンは片手を上げ他のテーブルに行った。


朝食のメニューは昨日と同じパンにスープにスクランブルエッグ。

美味しく完食いたしました。

昨日から思っていたがここのご飯は量が多い、昨日の夜は夕飯だから多いのも納得出来たが朝食が多いのは正直少しきついと思った。

パン一つにスープはカフェコップみたいな感じで良く元の世界のホテルなどで出される量と同じものだった。

だが、スクランブルエッグの量が多かった、皿一杯にてんこ盛りに盛ってあったのはビックリした。


俺は朝食を食べたあと、テーブルでゆっくりしていると後ろから声がかかった。


「ちょっとそこの人いい」


後ろを振り向くとそこにいたのはさっき1番近くのテーブルで話していた男女2人づつの集団だった。


第7話どうでしたでしょうか?


面白かった、楽しかったと思った方は評価、コメントよろしくお願いします。

誤字脱字等の報告もよろしくお願いします。

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