2.
はい、第2話です。
思いつきで書き始めたはいいが第2話目で少し萎えてます。
・・・頑張ります。
烈兎はしばらく生い茂る森を歩き続けた。
「鬱陶しいな、草、草、草、枝って邪魔すぎる」
烈兎が歩いてる森は人の腰ほどの草が生い茂り、木は所々に大小と生えている。
人が往来しているような道はなく獣道も見当たらないため足元も碌に見えず少しずつ草を横にどかしては前に進むしか無い状態だ。
「あー邪魔だ、ナイフとかないのかよ。ちょっと確認してみるか」
烈兎はそういうと周囲に少し休める場所がないかとあたりを見回す。
周囲はやはり草と立派に生えている木、そこから横に横にと広がる枝ぐらいしか見えないが少し遠くの方に木々の間から倒木を見つけそこで少し休憩を兼ねてステータスを見る事にした。
「んーじゃあ詳しく調べていきましょうか、オープン」
オープン:良くあるステータスオープンと言うやつである、まぁ正直言わなくても開けると言われたが最初のうちは頭の中でイメージして口に発した方がいい言う。
因みに出てきたステータスウィンドウは俺が想像した画面が出てくるようになっている、俺が想像したステータスウィンドウはデミロア印だ。
++++++++++++++++++++
NAME:青葉 烈兎
Lv:1
JOB:PMC
MP:10
STR:10
DEF:10
INT:15
DEX:15
AGI:10
LUX:5
SKILL:武器具現化Lv1、武器整備、外付式魔力タンク試作型
GIFT:遊戯の心得
SKILL POINT:35
取得可能SKILL
・なし
具現化可能武器
・初期装備
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
MP:魔力、魔力を使用して魔道具等を使うことができる。
STR:攻撃力、武器と数値を合わせた数字がダメージ数になる。属性や特攻、スキルによって補正や数値の上昇になることもある。(PMCの場合は投擲武器等以外には関係ない)
DEF:防御力・各種耐性、防具と数値を合わせた数字引く敵のダメージ数を防ぐことができる。属性や特攻。スキルによって補正や数値の上昇になることもある。(PMCの場合は気絶値など各種耐性以外には関係ない)
INT:知力・魔法力、PMCでは射撃精度に関わる。
DEX:器用さ、PMCではリロード・武器の変更に関わる。
AGI:素速さ、PMCでは移動速度、行動速度に関わる。
LUX:幸運、運が良いか悪いか。
SKILL:
・武器具現化Lv1:現代武器をレベルによって具現化する種類が増える。具現化するにはポイントを使用し可能になる。具現化した場合武器を消失するまで新たに具現化することは不可能になる、スキル等によっては可能。デウスアルカ内では他人が一定時間触れた場合でも消失する。
・武器整備:具現化した武器を整備可能。定期的に整備をしないと暴発、弾づまり等銃火器に不具合が起こる。
・外付式魔力タンク試作型:魔力を自動吸収し貯蓄でき、貯蓄分から使用可能。
GIFT:
・遊戯の心得:遊戯の神ロキよりスキルを与えられる。???。
++++++++++++++++++++
「ふーむ、強いのか?弱いのか?良くわからない数値だな」
烈兎はステータスウィンドウの数値を眺めながらブツブツと呟く。
「デミロアではこの数値だったら雑魚の中の雑魚でも倒せない数値なんだよな、まぁPMCのJOBにはあんまりステータスというのは関係ないことなんだけどな」
デミロア内でのPMCという職業は他の職業とは違い攻撃に対してステータスは判定されないのだ、PMCのステータス反映はINT、DEX、AGI、LUXの4つのみになっている。
STRとDEFの耐性以外は反映されないのだ。
STRは攻撃力に反映されるがPMCの武器自体が銃のためその性能と弾薬によって攻撃力が決まる、DEFは防御力に反映されるがデミロアでのPMC防具は現代風に防弾チョッキみたいな装備しかないため正直雀の涙ほどの効果しかないため意味ないのと同然である。
この世界はゲームではないためその辺はおいおい確認するしかないか。
そのほかも少し危険でも試してみるしかないようだな。
烈兎は最後のGIFTの欄をマジマジと見つめる。
「後はGIFT欄にある???は気になるな〜。ロキ様はスキルを与えるためにて言っていたけど他にも何かあるって事だよな。面倒ごととかじゃなけりゃいいんだけどな、平穏、安全、無難に10年が一番だからな」
頭を抱えながら悩むが心当たりもないし、ロキ様から何も聞いてない以上考えても無駄なのだが考えれずにはいられないのだ。
「じゃあ、取り合えず初期装備の具現化してみるか。武器がないと怖いしな」
烈兎はロキ様から言われたように手を前に突き出してそこに現れるように想像し頭の中でスキルを使用する。
スキルを使用すると前に突き出した手の平が光だしその光が徐々に形を形作り始める、それと同様に腰に服に背中にと様々なところが光始め、俺はそのあまりの光量に目を閉じてしまう。
しばらくすると光は収まり目を開けると手の中には一つのハンドガンが握られていた。
名称:HM1111(通称:デミロア印のガバメント)
装弾数:7+1
オプション取付可能(ポイント消費):
・サイレンサー 3P
・ロングマガジン 6P
・弾薬Lv1 5P
・予備マガジン 2P
手の中にあったものはデミロアのPMC初期装備である、通称ガバメントである。
なぜガバメントと呼ばれるかわその意匠にある、そっち系に詳しい人によればまんまじゃね?ていう言う事だそうだ。
名称も何となしにでも似てるしな。
手の中の現れたガバメントを一通り見た後は、他にも変わっていることに気づきそれらの確認に入った。
まず変わったのは服装、元々転移してきた後は死ぬ前に来ていた服装だったんだけど今は違った服装になっていた。
名称:標準服TYPE1
オプション取付可能(ポイント消費):
・マガジンポケット拡張+2 5P
・防弾性能Mk-1 5P
・防刃性能Mk-1 5P
・防打性能Mk-1 5P
・対衝撃性能Mk-1 5P
・ゴーグルMk-1 3P
カーキ色のシャツに少し色褪せたようなカーキ色の上着、ズボンは迷彩柄の登山用のズボンに靴は汚れた登山靴、それに黒色のタクティカル手袋を着用していた。
背中には黒色のショルダーバックに腰回りにはホルスターにマガジンポーチにダンプポーチ、メディックポーチが付いていた所謂ファーストラインというやつだ。
デミロアにもこういう専門用語満載だったなと色々苦労したなと思い出した。
これ、位置の移動とかできないのかな?とはゲーム時代常に思っていた。使い勝手的には全然関係ないが見た目的にどうもむずむずするものがあったものだ。
でも今は異世界そして現物がある以上いじれると信じて他の確認を済ませよう。
他にはファーストラインの後ろの腰、ポーチの上に長いナイフがあった。
名称:ナタ(全長40cm・刃渡り32cm)
オプション取付可能(ポイント消費)
・迷彩柄に変更 5P
・チタンブレード 6P
全長は40cmあり、刃渡りは32cmもある結構長い武器だ。
形は普通のナタ、まんまナタ、誰がどう見てもナタの形でしかない。
正直腰のところにあると邪魔だなとしか思っていない、ただの飾りだし。
このナイフは初期装備にもあったもので特に使い道はなく装備枠も埋まらないサブのサブ、簡単にいうとただの飾り扱いの武器だ。
それにしては種類が結構な数ある、アプデが来るたびに新たな意匠、新たな種類のナイフが追加されなぜに使い道のない武器を?ただの飾りなのに?とたくさんのプレイヤーを困惑させていた。
デミロアの七不思議の一つと言われている。
次は肩に掛かっているベルトから繋がる先には短機関銃。
名称:SM5(通称:デミロア印のMP5)
装弾数:20
オプション取付可能(ポイント消費)
・外装パーツMk-1 5P
・サプレッサー 5P
・ドットサイト 6P
・ホロサイト 4P
・タクティカルライト 4P
・拡張マガジン 5P
・弾薬Lv1 5P
・予備マガジン 2P
SM5通称MP5これも意匠が似ているためMP5と呼ばれている。
初期装備ではないがこれもデミロアでは初期頃の装備になる、中盤まで長く使えるから俺も愛用していた銃の一つでここでこの銃が出てきたのは嬉しいの一言に尽きる。
「取り合えず、確認はここまでかな。それにしてもロキ様最初から奮発したな、デミロアではここまでの装備揃えるのに丸一日必死こいて金稼ぎして揃えれる装備だというのに」
ロキ様とは最初の装備についても話していて、生き延びれるようにと一生懸命お願いしていた。
その時ロキ様は「楽しみにしてて」とあんまり信用ない言葉を発していたがここまで奮発するとは思ってもいなかった。
「後はオプションも弄っとかないといけないな」
デミロアのPMC職業の人間はみんなまず最初にやることがあるそれは外装パーツの交換だ。
そのまま使うことは禁じ手とまで言われるほど性能がクズすぎるのだ、某FPSのスマホゲーム荒野を行動するやつで拾ったままのMP5と言えばわかると思う。
デミロアではパーツを1つずつ変えないといけないがこの世界ではロキ様がシステムをウィンドウに表示させているように変えてくれたようでまとめて変えてくれるようだ。
「てか、ポイント制か。残りのポイントは後幾つだ?」
SKILL POINT:15
取得可能SKILL
・なし
具現化可能武器
・初期装備
烈兎はポイント確認のためにステータスに表示されているポイント数を見た。
「ふーむ、最初は35あったのに今は15しか残ってないのか。てことはだ、この装備一式で20ポイントか高いの安いのわからないな。まぁこれはおいおいわかるか、てことで残ったポイントでさっさと改造しちまうか。外装パーツにホロサイト付けとけば取り合えず戦えるだろう」
烈兎はそういうとSM5(MP5)を両手に持ち頭の中でオプション:外装パーツMk-1とホロサイトを使うイメージをする。
すると初期装備を使った時と同じようにSM5(MP5)から光が現れMP5の形を徐々に変更していく。
そして光が形を形成し終わるのと同時に徐々に光が収束していき、光が収まると手の中にあったのはMP5 Jそっくりの意匠に変わった。
なぜJがつくのかはこの装備は最低限デミロア内で使えるパーツに交換した後の意匠が本物のMP5 Jにそっくりなためみんなそう呼び始めたのだ。
「おぉ〜ゲーム内で見たそのままの形だ〜。あれをこの目で見られるとは泣きそうになるぜ」
と目に涙など一斉見せることなく感動している顔をしているわけでもない顔でいう烈兎であった。
第2話はいかがだったでしょうか?
なんか色々とマニアックな用語とか色々出てきたと思いますが、気になる方は調べてみてください。
面白かった、楽しかったという方は評価の方よろしくお願いします。
ついでに感想もお待ちしております、モチベーション保持のために!!!
誤字雑事のご報告なども合わせてよろしくお願いします。