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俺と神の遊戯日誌 〜図鑑完成目指して〜  作者: へぇ〜そうなんだw
1/10

1.

取り合えず書きたい感じで書いていきますw

「やぁ、おはよう。ようやく目が覚めたかな?」


誰だ?


知らない声が頭の中でガンガン響くように響き渡る。


「おやおや、まだ無理しない方がいいよ。ようやく馴染んだ所だからね」


はっ?何言ってんだ?

何が馴染んだって?

えってかここどこ?


青年は倒れている状態から意識を覚醒させると目の前に広がる光景に身に覚えがない事を感じ困惑する。

それを感じ取ったのか後ろの方から声がかかった。


「やぁ、おはよう。初めまして、僕は神。遊戯の神さ」


俺は困惑した。

目の前にいる白髪白眼の少年がいきなり神と名乗った、後見た目がやば過ぎる事に。後遊戯の神ってなんなん?


「あはは、困惑するのもわかるけど取り合えず僕が自己紹介したんだ。君も自己紹介してくれないかな?」

「あっはい。えーと青葉 烈兎(あおば れつと)と言います、年齢は18歳で高校3年のもうそろそろ卒業です」


この時の俺の心情は「えっ全然状況がわからないんだけど自己紹介?状況の説明はしてくれないのか?まぁいいか取り合えず自己紹介しとくか」と日本人の特徴が出てしまったのである。


「ふむふむ、間違いはないようだね」


えっこいつ知ってたの?なんのための自己紹介だったんだよ?身分確認みたいなのもをしたかったのか口頭なのに?


「よし取り合えずは君の今の状況から説明しようか、てことで取り合えず適当にかけてくれた前へ」


俺は周りを見回す。


えっかけるたってどこにも椅子なんかないんだが?


と思い少年、自称遊戯の神を見るとどこにそんなのあったんだよとツッコミを心の中でしてしうぐらいの超立派な王様とかそんな人達が座るような椅子に座っていた。


「あの、すみません。椅子がないんですが地べたにでも座ればよいんですか?」

「うむ、そうだね。説明するのに立ったままじゃキツいでしょ。少し長くなるかもだから」


自称遊戯の神くんは顔をニコッとしてきた。

俺は自称遊戯の神に言われた通りにその場に座り話を聞く事にした。


てかっこいつだけ椅子に座って俺にはないのかよ!!!


「よしっ取り合えず何から説明しようかな」


自称遊戯の神は顎のに手を添え考え始めた、ニコニコしながらね。


えっまじですか話するとか言って何から言ったらいいのかてこいつ馬鹿なの?馬鹿でしょ?馬鹿じゃーん。


「うんうん、取り合えず君の現状を説明するね。君はざっくりいうと死んでるんだよね。」

「はいっ???」


えっ?今なんて言ったの?死んでる?俺が?はっ?俺普通に喋ったりしてるけど?


「うんうん、やっぱり混乱するよね。詳しいことは今から説明するね」

「・・・お願いします」

「まずは君がなんで死んだかだけど、君はぶっちゃけ事故で何だよね。今君がいた世界には君たち風に言うダンジョンが出現したんだ、それで君がいたところに丁度ダンジョンが出現してしまってね君はそれに巻き込まれて死んじゃったんだよね」

「はぁ〜・・・」


こいつなんて言ってんだ?ダンジョン?


「まぁすぐには理解できないだろうけど君の世界の現状を見てもらおうか」


そう言うと自称遊戯の神が手を振ると、大きなスクリーンが空中に出現し、そこには俺の世界のどこかの風景だった。

スクリーンに映し出されたのはビル群の中に突如として地中から競り上がったであろう巨大な門があり、その周りには人が集まっている。


「これが現状の君がいた世界だよ。まぁ今見せたのは一つだけどこんなのが世界中にたくさん出現してんだとね」

「あんなのがたくさん?まるでゲームみたいだ」

「おっ君いいこと言うね!そうだよゲームだよ。僕達神によるゲーム、なんたって僕は遊戯の神なんだから」

「ゲームの世界か」


俺は実はゲームが大好きだ、今は死んじゃったけど(自称神の言ったことだけど)記憶が正しければ死ぬ前はゲームをしていたはず、いやぁ〜俺らしいな死ぬ時までゲームしてるなんて。


「じゃあ僕はよくある、異世界ものラノベみたいになるてこと?」


俺は思わずに聞かずにはいられなかった、正直別世界に行ってみたいとかはこれっぽちも思わない俺、今の生活にはゲームも漫画もラノベもある。それが一変して命のやり取りをする世界に突然放り込まれるとか発狂ものでしかない、俺だったら絶対に行きたくないとは考えていたがこの世界がラノベみたいになるんだったらそれはそれでありじゃねとは思う。命のやり取りなんて危なくなったら逃げて引きこもればいいんだ。


「そうそう、君話が早くて助かるよ。いやー正直僕も困っていたんだよね、まさか被害が出るなんて思っても見なかったからさ。被害でない所に設定したはずなんだけどミスったんだよ」

「あははははは」


あっ俺この神のミスのせいで死んだんだ、と心の中で思った。


「まぁそゆことで君は死んだんだよ」


自称遊戯の神は笑いながら行ってきた。


「それで僕はどうなるんですか?」

「あぁ〜それ聞いちゃう?まぁ気になるよね、この後の展開」

「はい、そうですね」

「まぁ君は生き返ることができるよ、普通に。こっちの都合だし」

「えっまじですか、やった。あれですよね?チートとかもらって生き返って無双するとかですよね?俺がいた世界で」


俺は待ち望んだ言葉を聞きめっちゃ興奮し、テンション爆上げ状態である。


「あはは、いやーそれなんだけど無理なんだよね」


自称遊戯の神は俺の興奮ぶりに驚いたのかまさかの言葉を少し申し訳なさそうに行ってきた。


「はいっ?なんで?」


俺はてっきり生き返ると聞いて勘違いしたようだ。


「生き返るんだけどよちゃんと、君が言ったように君の世界でそれには少し条件があってね」

「えっちゃんと生き返るんですか?条件付きで、ならその条件を早く教えてください」

「えーとね、、、君には異世界に行って10年間生き残ってもらいます」


・・・・・・

えーと僕は何を聞いてるのだろうか?

異世界に行って10年間生き残るの?僕が?はいっ?


烈兎は遠くを見つめていた。


「やっぱりこうなるよね」


自称遊戯神はトホホという感じに顔をさせ、困ったように頬を掻く。


「えーと異世界には行かないと生き返れないんですか?」

「うーんそうだね、赤ちゃんとかからなら生き返れると思うんだけどそれをするには時間がかかり過ぎるんだよね」

「はぁ〜」

「それに異世界に行く事によって君にギフトを渡せるようになるんだ。今の君は死んでることになってるから生き返ってもギフトがもらえない状況なんだよね」

「そのギフトというのわ?」

「ラノベとかによくあるチート能力みたいなものだよ。今の世界には僕達が作ったダンジョンで溢れかえっているんだけどそんな世界でも生き抜くための力さ」

「それをもらえないてことですか?」

「まぁそゆことになるね」


烈兎は考える・・・・・


えー何なに俺はこの人たちのせいで勝手に殺されたのにギフトもらえないとか戻ってもすぐに死んじゃう系じゃないか〜

じゃあそのまま異世界に行けばいいだと?それは嫌なんだよな〜

そもそもただの卒業まじかの高校生が生き残れるとは思わないからだ、ラノベをよくみてみろあの主人公たちは順応力が凄まじ過ぎるから苦じゃないのかもしれないが衣・食・住が劣悪な場所にいきなり放り込まれるとか生き地獄すぎて一週間も持たずに発狂死する自信しかないんだけど。

でも、それでも行かないとギフトもらえないから死ねる生活が続くんだろうな〜


「はぁ〜わかりました行きます。ですが条件がいくつかあります」

「おぉーようやく決心してくれたか、いやぁー君の反応見てる限りじゃ僕やっちまったと思ったんだよね」

「いややっちまってるのにはかわりわ無いと思いますけど」

「あはははは、そうだねぇ〜」


この後は僕のいう条件を聞いてもらい異世界に関する情報やギフトについても色々聞かされた。


まず、僕の条件は異世界の情報を知ってる限り教えて欲しいというものだった。

まぁこれについては説明するつもりだったようで説明してもらった。

まず世界は箱庭になっていて幾つかの大小の大陸が存在しており端の方には天まで聳え立つ壁が世界を覆っているそうだ。

異世界の名前は神の箱庭(デウスアルカ)と言って、なんとここで衝撃の事実このデウスアルカという世界は目の前の神様が作った世界でまぁ遊戯の神ということで俺も大好きなゲームの世界観などを踏襲して作ったらしい。

それに俺にくれるギフトもその世界観に合うように俺の大好きなゲームのキャラをベースにギフトをくれるらしい、これには流石の俺も少しは異世界に行きたくなってないな。うん、やっぱり何もかもが違う世界には行きたくないからなってないわ。


とまぁ異世界の情報についてはこのぐらいで次に聞いたのはギフトについてなんだけどこれはさっきも言ったように俺と神の共通で好きなゲームMMORPGの神の神話(デウスミュートロギア)というゲームでぶっちゃけなんでもありありのゲームである。

中身の説明は要素が多くて省かせて貰うが発売から6年経った今でも世界中のログインユーザーが5億人はいるゲームだとは言っておこう。

そんなゲームの俺のキャラを俺のギフトにするわけだけどここで少し問題が発生してしまった。

俺の神の神話(デウスミュートロギア)略してデミロアのキャラの職業がゲーム内でも少し特殊職扱いとしてあるがそれが関係している。

例えば普通の剣を使う職業は多数あるがそれに関しては正直何でも良い、まぁそれら関係のギフトをもらって異世界に行ったとしても少しは生存力が上がるだろう、簡単にいうと剣を振るだけでいいからだ。

だが、俺のキャラの職業はPMCという変わった職業だ、このデミロアの世界では少し変わった職業がちょいちょいある。

例えば、研究者とかゲームマスターとかだな。

この二つはデミロアの中でも人気が高い職業になっている。


そんでまぁ簡単な話だ、俺は今卒業まじかのただの高校生。

そんなだたの高校生が銃なんか使えるかという話だ、まぁそもそもただの高校生が知らない土地、知らない環境などなどetc、、、なところで生きていけるかということなんだがぶっちゃけ無理だとしか思わない。

まぁそんなことは言わぬが華てことで言わないが銃を扱うのは普通の高校生いや、普通の人でもなかなか巡ってくることはない。

そんな普通の高校生にいきなり銃もって異世界に行って10年生き延びろと言われても無理だ、そんな話を遊戯の神にすると考えとくと言われた。


とまぁこんなやり取りもありながかんだとギフトの件については後で話し合うということになり次の条件の話に移った。


「烈兎君、他にも条件はあるのかい?」

「そうだな、10年は長いよな〜」

「僕の中では10年なんてあっといあっという間だけど君たち人間の中では相当な年月だろうね」

「んー何か目標とかがないとモチベーションが保たない気がするするんですが?」

「じゃあ、そうだな・・・。わかった、ゲーム的に行こうじゃないか」

「んっ、ゲーム的に?」

「そうだよ、ゲーム的にさ。君には僕の世界で図鑑のコンプリートを目指してもらう」


遊戯の神はそういうと手を“パンッ“とさせると目の前に分厚い一冊の本が現れた。



******************************



遊戯の神が分厚い本を出した後はとりあえずひと段落した。


話の内容としては、まずギフトの件だ。

デミロアの職業、PMCをそのままギフトとして与える事は出来ないという結論になった。


まぁそれもそうだ、デミロア内でのPMCの職業というのは少し変わっておりスキルや武器等がツリー制になっているのだ。後、プラスαでゲーム内通貨が異常にかかる。

ステータスは他の職業同様にあるのだけどこれも少し仕様が変わっている。


まぁ色々と特殊なPMCという職業なんだけどスキルツリーなんかを異世界の世界に持ち込むわけには行けないと言い始めた。

いや、あなたからギフトとして与えると言い始めたんだけど・・・とは心の中だけで思った。


スキルツリー等のシステムを取り入れられない理由は単純でそんなシステム異世界にないし、そんなシステムを有効にできる余裕が胃世界にはないらしい。

てことで、少々いじったシステムを取り入れようということらしい。


詳しくは・・・よく分かりませんでした。

いやー、僕システムとかそんなもんよく分からないんでうーんプログラマーとか少しでもかじっていればよかったんだろうけど僕そんなのわかんなーいし。


という顔を終始していた所をばっちり把握されてたみたいで猿でもわかる説明で説明してくれた。その時の遊戯の神の顔ときたら何というかめっちゃくっちゃ憐れみの目で説明されたよ。


その簡単な説明というのはスキルツリーとかは異世界ソースが多くかかるから無理だけどレベルアップ形式でスキルの解放や新武器の解放をすればいいやという説明だった。

えっ?そんなんでいいの?スキルツリーはダメなのにレベルアップでの解放はいいんだと心の中で考えた。

一応この異世界には元からレベル制の概念が存在しているらしいまぁゲームをインスパイアして作ってるんだからそれはそうかと納得はしている。


そんでギフトの名前とかあるんですか聞いたところ“遊戯の心得(ゲーム)”という何ともなネーミングが・・・というギフトをいただきました。

あざっ〜す。


他にはよく理解できなかった事が多いけど遊戯の神からまぁやってればわかるよてことでそうだなということにした。


あっ後、目の前の自称遊戯の神(烈兎目線)の名前がわかった。

というか気になって気になって仕方なく聞いてみたらすんなり教えてくれた。

その名も何と“遊戯神ロキ”というらしい。

うーむ何ともどっかの北欧神話の悪戯好きなあの神に・・・まぁそんなのどうでもいいか。


取り合えず、ギフトの件はこんなもんかな。


次に図鑑とか何とか手をパンってパンってやったら出てきた謎の本について説明してもらった。

まぁ何とも簡単な事だけど中は図鑑になっていて、モンスターやら武器やらまぁいろんな種類が載っていた。


ほんとに六法全書みたいに分厚かったわ、そんなの邪魔になるから入りませんて言ったら何と六法全書並みにでかく分厚い本がもう一回手をパンってやったら小さくなてなぜか鎖?みたいなのも出てきてブレスレットみたいになっちゃったよ。

そんでロキさん?ロキ様?が俺の手に勝手にそのブレスレット型の図鑑という名の六法全書を手首に付けられて外せなくなったんだよね。

風呂とか入る時どうしよう防水になってんのかな?


後は神の箱庭(デウスアルカ)の事をもう少し詳しく教えてもらった。


作ったのは先も説明した通り目の前にいる遊戯の神ロキ様なんだけど、作った経緯ていうのがまず酷かった、暇だったから、後他の神様も自分の世界持ってるしというその世界に住む人達には聞かせられない理由だった。

目の前の神は遊戯の神と言われてるぐらいで俺がいた世界のゲームが大好きそこで考えた、じゃあ色んなゲームをインスパイヤして僕の世界を作っちゃおてことで作られたらしい。


デウスアルカは中世ヨーロッパ風と言いたい所だけどそうではなく現代的な部分もあったり、近未来的な所もある中世ヨーロッパメインの世界観らしい、いやっ色々ごちゃごちゃになってて意味が分かんねーよというのが正直な俺の感想である。


まぁそんな世界でも一応機能してるんだそうです。

最初は異世界に行きたくなかったこんな俺でも少しロキ様が作った世界に興味が湧いてきて行きたくなってきたんだけど。


システム的にはレベル制と職業制になっておりまんまゲームに似た世界だそうです。

この辺はよくある異世界物の定番設定になっているみたい世界観に凝りすぎてシステムに凝れなかったみたいだ、大変悔しそうなお顔をされてました。


なんだこの神様。


それと大事なことも聞いといた。

デウスアルカという世界は地球世界の5倍の速さで進んでるみたいで、俺が10年生き残って帰ることになったらまぁ2年の経過はあるようだけど10年の歳月は立たないということだったから少し安心・・・安心できるのか・・・?まぁそんなことは後で考えようてことで生き残ることに全力を尽くすだけだ。


そんなこんなで話は進み幾つかある俺の条件てやつ覚えてるまぁ2つほどしか言ってないけど、実は後一つあるんだよね。

簡単な話、訓練したい。うん、この一点に尽きますね。

この提案をしたら内心ダメかなと思いつつも言ってみたんだけど、案外あっさりうん、いいよという言葉を頂戴いたしました。


てことで俺が今何をしているのかと言いますと、絶賛訓練中です。

まぁ射撃訓練だけどね。

いざっ実戦になって撃てない、当たらないじゃ話になりませんからね。


ざっと、地球時間で半年ほど神様印の訓練をすることになりました。

尚、まだギフトはもらえてませんのでどんなギフトかは分かりませんでした。


いやー実銃初めて撃ったけど実にいい体験でした。


因みにロキ様といるこの空間は時間経過を一時的に止めてるみたいで1年間の時間経過はないそうです。


そんなこんなで1年の時間が過ぎ異世界に旅立つ時が来ました。


「ロキ様、ありがとうございました」

「いやー、そんな感謝されることはしてないよ。元々は僕がやらかしたことだからね」

「あ〜そうでしたね。確かに僕巻き込まれた方ですもんね」

「その節はほんとにごめんね」

「いえいえ、もうどうすることもできないんでロキ様のいう通りにするしかないんで」


ロキ様との楽しい楽しい会話を終え、出発まで後少しになった。


「じゃあ、今から僕の作った世界に行ってもらうわけだけど大丈夫かな?」

「あーまだ少しは不安ありますけど、まぁ行かないと話にならないと思いますので頑張ります」

「うんうん、頑張って。取り合えず転移させるところは人目につかに所にするから、人目のある所に転移させてしまうと面倒な事になるからね」

「あーはい、僕も面倒事からは全力で避けたいと思います」

「うんうん、それとギフトに関しては転移途中で付与されることになるから」

「はい、分かりました。色々とありがとうございます」

「いいんだよ、こっちが悪いんだし」


ロキ様はそういうと後ろの方で青白い光が照らし始めた。


「あっもう時間みたいだ、じゃあ青葉烈兎君」

「はい」

「ありがとう、君との時間は楽しかったよ」

「はい、僕もロキ様との時間楽しかったです」


後ろの青白い光は強くなり人が1人通れそうなゲートが出現した。


「さぁ、時間だ。君の異世界旅に幸多からん事を」


ロキ様がそういうと俺の体がゲートに吸い込まれるように入って行く。


「ロキ様の方こそお元気で」


ゲートに吸い込まれていった俺の意識は徐々に薄れていった。


ここで一言、意識が薄れていってる時俺が考えてたことは一つ。

「あっこの神様、初めて神様らしい事言った」であった。



******************************



ゲートに入って薄れてきた意識が徐々に覚醒してくるのが分かる。


“チュンチュン”


“チュンチュン”


覚醒してくる意識の近くで小鳥の声が聞こえる。


“チュンチュン”


“チュンチュン”


覚醒してくる感覚が痛みを伝えてくる。


“チュンチュン”


“チュンチュン”


「いやっちょっと待てーい」


覚醒した意識と感覚が鳥の鳴き声と俺の顔を突いてくる痛みが伝わり飛び上がった。


尚、俺の顔を食べようとしていた小鳥は綺麗な澄んだ青色をしており飛び上がったの同時にどっかに飛んで行きました。


「はぁ〜、転移直後から最悪の目覚めだな」


烈兎は頭を抱えながら大きなため息を吐く。


烈兎は周囲を見渡す。

目の前に広がるのは生い茂る緑、上には澄んだような青。


「はぁ〜これが異世界ですか。うーんこういうのは大体地球では見れない風景とか何とか言うんだろうけど普通に家の近くの裏山の中に似てるんだけど」


烈兎は転移そうそう誰に向かってか愚痴を吐くが、誰も聞いてくれる人がいない事に気づき尚更落ち込む。


「はぁ〜異世界に来てため息しか吐いてない気がするするわ〜。まぁそんな事より取り合えず移動しますか」


烈兎は気怠げに起き上がると、ズボンを軽く土を落とすように叩き目の前に広がる生い茂る緑の中へ入って行った。


「さぁ冒険の始まりだ。何つってw」

呼んで良かった、楽しかったと思ったらブックマークお願いします。


誤字、雑字がありましたら報告お願いします。


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