プロローグ2
どうもです。
文才はありません。
それでもいいよって人はどうぞ。
亀更新です。
うさぎになれるように頑張ります。多分。
「さて、そろそろ……」
夕食を食べ終えワインを飲み干し、深刻そうな声で呟き席を立つ。
しかし深刻そうだがどこか嬉しそうでもあった。
「転生……してみるか……」
そう今彼が考えているのは一つの魔法、転生魔法についてだった。
▽▽▽▽▽
転生魔法
魔法にはランクというものが存在する。
初級魔法から、神級魔法、特殊魔法、古代魔法がある。
転生魔法はその中でも入手困難な素材と、とんでもない量の魔力を使う神級魔法にあたる。
転生する先によって消費魔力も変わる。
入手困難な素材と消費魔力が多いのでできる人がほぼいない。
そもそも神級魔法は世界でも数人しか使うことができない。
なぜ彼が転生魔法を使おうとするのか、その理由はとてもシンプルでとても重大な問題だった。
彼は強かった。
強すぎた。
魔法の腕を上げるために冒険していたのだが、誰も彼に勝てなくなった。
強いのはいい事だが強くなりすぎたのが問題だった。
競い合う相手もいない、誰も自分に着いてこないというのは案外辛いものだ。
孤高というのは彼を苦しめるだけだった。
誰でもいいから戦いたい。
全力で戦って負けたい。
悲しいを、悔しいをもう一度経験したい。そう何度も願ったが彼を満たす者は現れなかった。
しかし彼に一つの考えが浮かんだ。
「1000年後に転生……」
1000年後に転生すれば魔法の技術やレベルも上がっているはず、と考えたのだ。
そこからの彼の行動はとても早かった。
1ヶ月で必要な素材を集め、モンスターや勇者を倒し魔力を高めたのだった。
▽▽▽▽▽
「よし!素材も魔力も充分だな!」
少し特徴的な魔法陣が地下室の中央に描かれている。
魔法陣の所々に素材が配置され、中央に魔王フィーロが立っている。
すると魔法陣が慌ただしく点滅しフィーロから魔力を吸収する。
フィーロは魔力を吸われ少し目眩がおきるがポーションを飲み耐える。
しばらくすると魔法陣が白く光る。
「ッ!!」
光は段々強くなり部屋全体を包む。
光が消え地下室には元の薄暗さが戻る。
そしてその部屋には粉々になった素材だけが残っており、フィーロの姿は何処にも無かった。
どうもです。
とりあえず転生成功です。
次回からは第三者視点は少なくなります。
スマブラのVIPマッチに入りたいです。
この前、世界戦闘力200万から30万まで落とされました。