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VR ―Virtual rove―  作者: 東雲柚葉
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とある大学論文

 視覚的、聴覚的に仮想空間を作り出すVR (ヴァーチャルリアリティ)は、様々な分野で発展を遂げ、同時に発展した3Dコンピュータグラフィックスの影響により、現実に思えるほどに忠実な仮想世界を創り出せるようになった。


 この技術の発達は医学や機械工学、建設などの分野において大きな発展の一人者となったと共に、人間の性事情にも強く大きな影響を与えることになる。


 実際の性交を行う所謂現実的な性交とは別に、VRを使用した、仮想的とでも言う性交が世間に根付き、若者から中年層に至るまでが性処理に使用したり、性的興奮を得るために使用することが一般的になった。


 日本政府はこの技術革新によって、VRによる性処理のみが若者に根付き、性的交渉が減少し少子高齢化が著しく加速することを危惧していた。しかし、VRでの仮想的な性交渉をする際にVRでは補えない触覚的な感覚を補填するため、実際の異性の身体を使用するという方法が普及。仮想世界の相手と生活を送るために、好意を持っていない異性と結婚し、実際の異性の身体を獲得するという社会問題が引き起こされた。


 また、VRでは視覚的聴覚的に現実と遮断されるため、意図せずして妊娠をしてしまい中絶を行う件数も増加したが、逆に中絶を行わずそのまま出産をし育てるというケースも少しずつ増加していた。


 少子高齢化の急激な加速が見込まれなかったことにより、政府はVRを使用したこういった社会問題への最小限の規制のみを行い、抜本的な部分の解決を図ることはせず、黙認を貫いている。


 こういった点から、仮想的な性交渉の普及と革新は進み、日本の性事情ひいては男女交際の形は、大きく変化すると言える。


 CDROMやパソコンなど、アダルト業界で発展した物は、必ずと言って良いほど大きく成長します。

 こういった背景を見れば、現代でパソコンが当たり前に存在しているように、もしかしたら、VRも生活にかかせないものになっていくのではないでしょうか。

 また、技術の向上で、VRが今後さらに現実に近い情景を見せることが可能になっていくと私は思っています。そういった現実社会になった時に、どんな出来事が起こるのか。そういった社会の恋愛観について、今後数話程度公開していけたらな、と考えています!


投稿速度はけして早くないですが、お楽しみいただけたら嬉しいです。

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