最終決戦編⑤
「むむむ?・・・・いや~、それにしてもすごいのぉ~、人の英知とかいうヤツでこの域まで行けるものなんじゃの~、ちと不安定だが」
―アリエーテは目を細めながら、田中太朗とホワイトがいるところに顔を向けながらそう言う―
ぐりぐり
―アリエーテは足の裏で何かをぐりぐりとしている―
「お主もそう思わんか?」
―アリエーテは足元を見ながらそう言った―
「ッッッ!!」
―足元にいたのは先ほどまで戦っていた―
「のぉ~・・・゛ルシファー゛ちゃん」
―アリエーテはニタ~とした笑みをみせた―
「ッッッ!!(おかしい!!、なんで私がこんなヤツに負けたんだ!?、ワタシが勝っていた!!なのに!!なのに!!どっかでおかしくなった!!!)」
―ルシファーは悔しさの目でアリエーテを見上げながら心の中でそう思う―
―アリエーテはルシファーにはもう興味がないって感じでルシファーを踏みつけながら遠くの方を見ていた―
―時は15分前まで遡る―
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
―ルシファーがアリエーテに向け『アリエーテの矢』を返した時―
「流石゛神殺し゛といわれる事だけはあるのぉ~!!」
―衝撃の中で出来たクレーターの中で笑顔でそういうアリエーテ―
―アリエーテは自身の技の『アリエーテの矢』を受けたが、服が少し焦げつき無くなっただけだった、ダメージはない―
「聞いてないし、効いてないか」
―ルシファーは歩きながらそう言うと真顔のままクレータの前に立ち留まりストレッチを始めた―
―ルシファーは腕を上げ体を横に伸ばす―
「う~~~ん、誰が良いかな~~」
―ルシファーは体を伸ばしながらそういう―
「まぁ~まずは遠距離かな~」
―ルシファーはストレッチを終えると足を180度上にあげた―
「『グングニル』」
―ルシファーがそういうと後に薄青い先端が枝分かれしている巨大な槍が出現した―
「セカンドインパクトが起こるからちゃんと受け止めなよ~」
―ルシファーは少しにやけた顔でそういうとハイキックを下すかの如く足を振り下ろした―
―巨大な槍は風を切り裂き煙を裂きアリエーテに向かって飛んだ―
―そして、その道中で、槍の先が一人でに動き出した―
―無数の針の形になり、アリエーテがいた場所を鋭く重く突いた―
「はいはい、これにて終わり、ていうか~゛元゛って時点でもう弱いに決まってんじゃん」
―ルシファーは自身の髪を見ながらいじいじと触りながらそう言うと―
「はぁ~~~~」
―深いタメ息をした―
「本当に面白くない」
「そうだね」
「!!」
―グングニルで串刺しにした筈のアリエーテの囁き声がルシファ―の耳元に届いた―
「ッ!!!」
―ルシファーは反射的に後ろを振り返る―
「そこにはいないよー!」
―ルシファーから見て下から声がした―
「あ、やっとみたねー!」
―ルシファーが下を覗くとクレーターの中にアリエーテはまだいた、アリエーテは一歩も動いていなかった―
「・・・なんだそれは」
―ルシファーが嫌な顔をしながらアリエーテを見ながらそう言う―
「あ、コレ?ただの盾だよ、『アリエーテの盾』だよ~」
―アリエーテはニコニコの笑顔でそう言う、手元には黄金の丸い盾が出現していた、その盾はアリエーテの体格をすっぽりと隠してしまう程大きい、そして、なにより黄金な筈なのに、いや、黄金だからこそかは分からないが何か嫌な感じを周囲にまき散らしていた―
「なるほど、なるほど、アリエーテ・・・敵として認めるよ」
―ルシファーは顎を上げながらアリエーテに向かってそう言う―
「へぇ~」
―アリエーテはニタ~とした笑顔を盾の背後から出させながらそう言うと、右の青い目が不気味に光った―
「ところでアリエーテ、元神ならこんな話を聞いたことはあるだろう?」
「どんな~?」
「゛最強の神゛の話だよ」
「あ~はいはい、そういうの好きなお年頃なんだね~」
―ルシファーは少しイラっとしたがそのまま話を続けた―
「゛最強゛と言われる色んな神がいる、サイクロプスを一人で殺した雷神トール、破壊と創造の神シヴァ、日本で言ったら八俣遠呂智を倒したスサノオノミコト・・・その他にも最強と言われる神がいる、だが、その他も名を出した神と同じ。「時を~」だとか「破壊を~」だとか「悟りを~」だとか「誰誰が誰誰を倒した~」とか゛ソレ゛や゛コレ゛や゛アレ゛や゛コレ゛や・・・・そんなのはどーでもいいんだよ」
―ルシファーはタメ息を吐いた―
「要は゛今゛一番強いヤツが強いって事なんだよ、なんでソレが分かんないかな~」
―ルシファーは首を上に動かし天を見上げ、くだらないって顔しながら深いタメ息をまたついた―
「で、ルシファーちゃんは何がいいたいのかな?」
―ルシファーの眉がピキッと動く―
「次、゛ちゃん゛ってつけたら殺すぞ、ビッチ」
「お~怖い怖い」
「まぁ~いい、その質問に答えよう」
―ルシファーは自身の左肩にある傷をさわりながら喋り始めた―
「ソイツは冷酷で残酷、私の治癒能力でも流石にこれだけは直せなかった、最高神の・・・言ってみれば必殺技か、私が天界から逃げる時に受けた技・・・」
「あ~あの」
―アリエーテは察したようだ―
「そう、ゼウスだよ」
―ルシファーは腕を高く上に上げ、空気を握りつぶす様に手を力いっぱいに握りつぶす様にしていた―
「死ぬ前に教えてあげるよ、私の『天性能力』」
「ふ~ん」
―月に大きな黒い雲がどんどんとかぶっていく、ソレを見上げるアリエーテ―
「『事象自傷』、名の通りのコピー能力だよ」
ールシファーの『事象自傷』ー
ーコピーと言えば聞こえはいいが制約はあるー
ーまずコピーするには自身にも必ず同じ技をうけないといけないー
ーだが、攻撃をカスるだけでもコピーは出来るー
ーそして、それは武器にも適用されるー
ー『グングニル』もルシファーは指で刃先をなぞってコピーしたー
ーだが、なぞっただけなので真の力は引き出せてはいないー
ー技をコピーするのであってそのものの力をコピーする訳ではない―
―ルシファーは目を見下した。その目は自身に満ち溢れていた、息をするのが当たり前と思うように、1+1の答えが簡単に分かる様に、ルシファーはこの技を使うと人も神も等しく平等に必ず死ぬと確信していた―
「じゃあ・・・死んで 『ライトニング』」
―強大な青い稲妻がアリエーテの頭上に落ちてきた―
―落ちてくる直前、アリエーテは言葉を発していた―
「必殺技か~」
ドカンッッ!!!
―稲妻の音が樹海中に響いた、その音は樹海にいるモノ達の動きを一瞬止める程だった―
「少しは楽しめたよ」
―ルシファーはまだ存在している稲妻の下を見ながらその場を後にしようとした―
―先程、稲妻の音で樹海にいるモノ全員の動きを止めたと書いたが―
―誤解があった、一人、いや、一神、動いている者がいた―
ガシッ!
―後ろを向いたルシファーの髪を鷲掴んだ―
「ッ!!なんだ!!?」
―その髪を掴んだのは、稲妻の中から手を伸ばしていた―
「どこいくの~」
―アリエーテである―
―アリエーテの周りには大きな槍と盾が高速で稲妻を裂いていた―
―そして、アリエーテ自身も下半身だけ鎧纏っていた―
―アリエーテはルシファーの髪を掴み、地面に叩きつけた―
「ッッ!!!『事象ーー」
ニヤッッ
―アリエーテは地面に叩きつけたルシファーの髪を鎧を纏った足で思いっきり踏みつけた―
―そして、大きな槍でルシファーの体を切り裂いた―
「それ、必殺技じゃなくて、ただの技じゃない?、明らかに弱すぎる」
―ルシファーが「はぁ~?!!」と声を荒げる前にアリエーテの視線はすでにルシファーを見ていなかった―
「んん~~?」
―アリエーテの毛先が突如として少し逆立つ、アリエーテは毛が逆立った方向に目線を向ける―
「ほお~~・・・人間の能力で、この域にくるのか~」
―アリエーテはそう言うとこの域に達したもの近くにあるモノがいる事に気づいた―
「あれ?・・・・あっちは田中太郎の所か・・・・・あっ!!」
―アリエーテは自身の頭を髪をかきながら頭に手を置いた―
「゛喋り方゛戻ってしまっていたな~、意外と田中太郎は見た目重視だからなぁ~、こんな普通の喋り方だったら嫌われちゃうよ~、はぁ~~めんどくさいけど戻すか」
―アリエーテは軽く咳払いをした―
「んんッ、よし、これでいいのぉ~・・・・お主もそう思うじゃろ?ルシファー。・・・・お主だけ、お前だっけ?・・・・、まぁ・・・どっちでもいいか」
―アリエーテの足元で足元から這い出ようと暴れるルシファー、だが、アリエーテはそれを全然気にしていない、というより、既にアリエーテの興味はルシファーには向けられていない―
「う~ん、まずいなぁ~、これ、負けるかもなぁ~」
―アリエーテは遠い所にいる田中太郎のオーラとその相手のオーラを見ながらそう言った―
。。。面白ければ、ブックマーク、評価をお願いします。
感想!!!アドバイスお願いします!!
この物語はフィクションです、実際のモノとは関係ありません( ^ω^)・・・




