最終決戦編③
~樹海・西側~
〈むググゥ~~〉
―ムサシと武蔵の戦いが終わった頃、ホワイトは未だに木に固定されていた―
―ホワイトの目はロープの様なナニカで塞がれていたが、視覚拡張で自身の周りが見えていた。そして、拘束されながらある疑問が頭によぎった―
〈(・・・おかしいです。なぜか、エジソンは攻撃してこない。・・・ワタシの装甲が固いから?、いえ、それだけではありません。ワタシの装甲が固いと言ってもワタシ達を散々イラつかせた「捕虜爆弾」を使えばいいでけの話です。エジソンの性格なら何体も作ってることでしょう・・・)〉
―ホワイトは一瞬、思考を沈黙させた後―
〈ふっ〉
―笑みを彷彿とさせる、息を一息吐いた―
〈(あのトラッシュが今の状況で攻撃してこない理由、そんなの簡単な事じゃないですか。ワタシはなんておバカなんでしょう。―――田中様がエジソンを止めてくれてるだけの話です。・・・・だったら、ワタシもこんな所でじっとしていい筈がありません)」
―ホワイトは田中太郎とエジソンが戦っている事を心の中でイメージしそう思うと、ホワイトは再び体に力を入れた―
〈むぐぐぐぐ!!!!~~~~~〉
ビキィ!ビキィィイイビキィイイ!!!
―ホワイトが渾身の力でロープを解こうとした、地面はひび割れ、ホワイトと一緒に巻き付かれた後ろの大木はホワイトの力で揺れ動いている―
―だが、ロープは切れない―
〈クッ・・・(こんなに力を入れても無理とは一体どんな発明品を使ってワタシを拘束してるでしょう?・・・、もう一度髪で攻撃を・・ん?・・・・まさか・・・いや、、、)〉
―ホワイトの髪がユラユラとゆっくり逆立った―
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
~エジソン車、内部~
「な、な、なんなんだ・・ッ、、、アイツはッッ・・・いや、生物?なのか・・・?」
―エジソンはモニターに写っている田中太郎を見ながらそう思った―
―エジソンは冷や汗を垂らし、目が震えていた。上向きについているモニターを顎を上げながら見ていた。見方を変えれば椅子に座りながら腰を抜かしている様にも見える―
「ありえない、ありえない。あんなのがこの世に存在するわけがない!!」
―エジソンは声を震わしながらそう言った―
「・・・・・・いや、ありえないは「ない」・・・・考えろ、考えろ、考えろ、考えろッッ」
―エジソンは強く頭を抱えながら上半身を屈伸させた。その際、癖で目を閉じてしまった―
〈やはり、「特許王」ってのがあなたにはあってますよ〉
「!?、嘘だろ!!」
―ホワイトの姿がエジソンの脳内にイメージとして現れたと同時にホワイトの声がエジソンの耳にモニター越しに入ってきた。エジソンはモニターの方に首を即座に動かし見た―
「ッッ、一体どうやって」
〈「一体どうやって」ですか?〉
「!!!?」
―ホワイトは画面越しに離れているエジソンが言った独り言をオウム返しの要領で返した。エジソンは言葉も出せずに驚いた―
ギリッ
「カメラを仕掛けているのか!!ホワイト!!!」
―エジソンはホワイトが映っているモニターに指を指しながら怒りの大声でそう言った―
〈・・・・・う~ん、まぁ聞いているか、聞いていないか、ともかく〉
「ん!?(ハッタリだったかッ・・)」
〈もしも、聞いているとしたら――〉
「・・・」
〈あなたは子供の様にバカみたいに一人大声をだしてビビってるんでしょ~~ね~~~~~・・・・いや、子供に失礼ですね、ハハハハハ〉
―ホワイトは下手な演技をしながらお腹に手を当て棒読みの笑い声を上げた―
「・・・・・・」
ギリッ!
―エジソン思いっきり歯を食いしばった―
「いいいぜ!!!!!だったら、今ここでお前を殺してやるぞ!!!ジョセフの骨董品が!!!!」
―エジソンは目の前にあるキーボードを高速で叩く様に素早く入れ、最後に力強くエンターキーを押した―
ダンッ!!
「じゃあ、死ね!!!」
〈・・・・・・あれ?当たったゃいましたかね、この様子を見るとそんな感じですね。本当に子どもですねぇ~、そんなんだからジョセフ様に見捨てられたんですよ〉
ザッザッザッザッザッザッ!!!ザッザッザッザッ!!!!
〈・・・こんぐらいいれば大丈夫ですかね〉
―ホワイトの水の様な髪が逆立つ、そして、その髪は槍の様に敵に向いた―
〈さてと、じゃあ、やりますか。田中様〉
「」
―田中太郎は不敵な笑みを浮かべ、片腕を前に伸ばしホワイトに手のひらを向けた―
「サテトジャアヤリマスカタナカサマ」
―音程が低くなったり高くなったりしながらしぎこちない喋り方で田中太郎は口を開いた―
〈・・・・あっ、考えてみればリベンジマッチみたいなものですね~〉
―ホワイトはニヤけた声でそう言った。ホワイトの様子は何かを達観している様子だった―
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~3分前~
〈(いや~~・・・・こういう時って、なんて言うんですかね?、・・・確か今の日本の流行り的な言い方したら、「マジか」って感じですね)
―ホワイトは体に絡みついたほどけたロープの様なナニカを手にとりながらそう思った―
〈まさかもまさかですね、まさか、このロープが『アクア』で出来ているとは〉
―ホワイトは手から黒いロープをゆっくりと吸い取っていった―
〈(ジョセフ様の発明品を又も盗みましたね、エジソン・・・・〉)
―ホワイトは暗い雰囲気を自身から醸し出していた―
〈いえ、無駄な思考をしている場合じゃありませんね。この時も田中様がエジソンと戦っている筈です〉
―ホワイトはそう言うと、大木の陰から即座に姿を出した―
〈!!〉
―ホワイトの危険信号がMAXに膨れ上がった―
「『窃盗』」
―田中太郎が手の平をホワイトから見て左側に向けそう言った―
―その時、大木達が不自然に田中太郎の手のひらから先を避けるように動いた―
〈はぁ・・・・マジですか。・・・・〉
―この時、ホワイトはとある事を思い出していた―
「まずいな・・・・このままじゃ死ぬな、私は」
―ジョセフスワンがムサシとの戦闘の際言っている事を思い出していた―
「ホワイト、もしもだ、もしも、また、田中太朗が壊れたら、殺せ」
―ジョセフスワンは表情を変えずにそう言っていたことを―
〈ジョセフ様、その時が来てしまったようです。〉
―ホワイトは黒い゛ナニカ゛となったものを見ながらそう呟いた―
〈・・・・ですが、すいません。それにはワタシは反対します〉
―ホワイトはそう言うと、少し大きな声をだした―
〈やはり「特許王」ってのがあなたにはあっていますよ〉
―ホワイトは続けてこう言った―
〈「一体どうやって」ですか?〉
―ホワイトはこの時、こう思っていた―
〈(田中様の状態を見て分かりました。エジソンはどこか近くにいますね、「アレ」がいる本基地だとしたらクソみたいな自信をもって全兵器を出しているハズです。そうしないって事はそうじゃないってことですね。ここの近くにいるのでしょう、最高で20キロ圏内って所ですかね。、兵器を使いつくした状態になったエジソンはゴミに等しい、いてもいなくてもどうでもいい存在になる事でしょう。・・・嫌ですが、だったら全兵器を出させるほどのクソ口調で喋ってやりましょう〉
―ホワイトはそう心の中で思うと、首を動かし上を向いて、声をいつもより高くしてこう言った―
〈あなたは子供の様にバカみたいに一人大声をだしてビビってるんでしょ~~ね~~~~~・・・・いや、子供に失礼ですね、ハハハハハ〉
〈それから、クソみたいな話方もやめた方がいいですよ、傍からみたらXXXXXXXでXXXなXXXXXですよ〉
〈あとあなたは、浮気するわりにXXXXが下手なんですってね~?、あ~でも、それはそうですね、だってあなたはXXXXにXXカスが溜まった短小ですってね~~〉
〈あとXXXXXでXXXXXな――――――〉
~20秒後~
〈うわ~キレてますね~これは〉
―ホワイトと田中太郎の周りもエジソンの兵器が取り囲む、先程の黒いボール頭をしたヤツが20人以上、猛獣のロボットが200超、人型と人造人間が100―
〈・・・こんぐらいいれば大丈夫です。ってなったらいいですがね~〉
―ホワイトは指さしで数を大まかに判断しそう言った―
〈そんなにひどい事も言ってないはずです。流石にコレで全部って訳はない筈ですよね~、まぁいいです〉
―ホワイトは田中太郎の方を向き、顔を見た―
〈イメチェンしたんですか?、前はそんな感じじゃなかったですよね?〉
―ホワイトは水の様な髪を首を傾げながら靡かせそう言った―
ピキッ パキッ パキッ パキッ
―何かにヒビが割れる様な音がホワイトの耳に聞こえた―
「」
ニヤァァァァ
―田中太郎の口が大きく手袋パペットの様にがばっと開いた―
―そして―
―声をだした―
「ソンなンジァなカッたデすヨネェ」
―田中太郎の頭部の甲冑がボロボロと崩れた―
―田中太郎は不気味な笑みをみせていた―
〈・・・・よし、やりますか〉
―ホワイトは田中太郎の変わり果てた姿に臆している様子を一ミリも見せずに田中太郎に歩みを進めた―
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この物語はフィクションです、実際のモノとは関係ありません( ^ω^)・・・




