駒=盤上の人物
〈むぐっ!!(何が起こったんです!?ワタシは木の陰から飛び出した田中さまを追いかけようとしていたはずです!!)〉
―ホワイトは両手足、口元と目を゛ナニカ゛に抑え込まれ身動きが取れずにいた―
〈(視界拡張!!)〉
ー視界拡張ー
ーホワイトに備わってる機能の一つであるー
ー普段は人間の様に頭部についている目の機能で周りを把握しているが、視界拡張と唱えると全身の節々についている目の機械で周囲を判断する事ができるー
―ホワイトは視界拡張をし全体を把握した―
〈むぐっ!?(なにかぬめぬめとした紐の様なモノがワタシにまとわりついている!?なんなんですか、コレは!?)〉
―ホワイトは地面から生えてきたヌメヌメとした紐に地面に手足を押し付けるの様に拘束されていた―
〈むぐぐ!!(田中さま、助けて―――〉)
―ホワイトは心の中でそう念じた―
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
~樹海・西側・エジソン車にて~
―同時刻、エジソンは地面に拘束されたホワイトをモニター上から眺めていた―
「あの『能力』は――誰だったかな?・・・まぁいいか、名前も覚えてない位のヤツだ、大したことないヤツだろうな!」
―エジソンはそうニヤケながら言うと椅子に座りながら前かがみになり、拘束されたホワイトを真顔で見た―
「ジョセフ・・・、お前の発明品を僕は今追い詰めているぞ――、僕の発明品でだ。――フハ、フハハハハハハ!!!!!!、ジョセフ!!お前の負けだ!!僕の部下を沢山今から送ってやろう!!!」
―拘束され動けずにいる、ホワイトを見ながら、エジソンは車内に声を響かせ高笑いをした―
ぐちゃ、ぐちゃ、ぐちゃ、ぐちゃ
「!?――なんだ・・・この気持ち悪い音は・・」
―エジソンは音の出所を調べる為、少し黙っていた―
「!?・・・三カメからか・・・、」
―ぐちゃぐちゃと気持ちが悪い音が3カメラから出ている事に気づいたエジソンはモニターに3カメの映像を映した―
ごくっ
―エジソンは唾を飲み込み、冷や汗を額からにじませながら3カメの映像を恐る恐る見た―
「!!?、だ、――誰だ・・・コイツは・・・」
―写っていたのは黒いマントを羽織った黒いナニカの後ろ姿だった―
「3カメ――、タナカタロウの死体が映っていたはずだ・・・・一体どうなっているんだ・・・」
―エジソンはモニターを見ながら、髪をかきながら顔をしかめそう言った―
―その時、エジソンの冷や汗は頬を通過し地面に落ちた―
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
―5分前―
「クソッ!!誰だお前!!!」
僕はホワイトさんに化けた男の顔を肘で殴った
「たすたすたすグハッ!!!」
男は鼻から血を流し気絶した
「ッッッ――クソッが、なんで助けに来ないんだよ、クソガッ」
僕は男に腹を貫かれながら、ぐた~となった男の体を抱えながらついついそう言ってしまった
「抜いたらダメだ、ッッ、しかし重い・・・クソがッ」
クソがッ、なんで機械なのに重いとか、痛いとかの機能があるんだよ、クソがッ、クソがっ、クソガッ
僕は唇を嚙みながら不平不満を垂れ流した
シャッ!!
僕はぐた~となっている男の腕をつかみ手刀で男の腕を斬った
「ぐわわわああああああ!!!!!!」
「・・・・・だまれえええええああああ!!!!!!!!!
僕は地面で腕を斬られた痛みでうなだれている男の頭を足で踏み潰した
「フーー!!!フーーー!!!フーーー!!!・・・・・ふ~~、落ち着いた、うん、落ちついた・・・一旦、本物のホワイトを探そう・・・そうしよう・・・」
僕はそう言うと、踏み潰した男の頭から足を引っこ抜いた
そして、後方に歩いた
「しかし、おかしいな、このボディはホワイトさんと同じ硬度の筈なんだけどな・・・まさか、ホワイトは僕に嘘をついたのか・・・僕をはめようとしている?・・・いや、そんな訳はないか・・でも、そうだったら――・・・殺してやるよ」
僕は体をユラユラとさせ、だが警戒はとかないままホワイトさんがいる筈の木の陰に一歩一歩、歩みを進めた
その時だった。
ドクン!!!
「?!、な、なんだ・・・なにかおかしいぞッ――」
僕は手のひらを見ると自分の手の動きがなにかぎこちない事に気づいた。まるで、今にも固まりそうな程である
バタンッ!!
僕の足で踏ん張ろうとしたが足が前にでず、顔から地面に倒れた
「クッ!!なんだこれは体が動かない・・・動かないぞ!!!」
僕はうつ伏せの状態で叫び体を動かそうとした、だが、体は少ししか動かなかった、まるで電池がきれたおもちゃの様な気分に僕は陥った
「くっ・・・」
やばい、こんな身動きが取れないまま森に放置されれば殺される!!、ヤバイヤバイヤバイ!!
チュ~~~~~~~
その時、なにか小さな音がするのが聞こえた
「なんだこの音は・・・どこから・・・」
僕は目を瞑り、耳をすませた
「―――!!、この音!!、僕の腹から鳴ってやがる!!!」
まさか、嘘だろ!?。あのホワイトに化けた野郎のスキルか何かにやられたっていうのかよ、あんな雑魚手下みたいな野郎に僕はやられたって言うのかよ!!クソがックソガックソッが~~~!!!
「動け!!動け!!うごじぇ!!」
僕は体を動かそうとするたびに意識が遠のくなっているのを感じた、だが、僕は体を動かそうと必死に体に力を入れた
「う・・・ご・・・け・・・う・・・ご・・・け・・・う・・・ころ――――」
僕の意識はここで完全に途絶えた
―田中太郎の腹を突きやぶった男の手にはエジソンから渡された「発明品」が渡されていた、いや、渡されたというより勝手に体に装備されていた、その「発明品」は゛液゛を吸う機能が備わった発明品であった―
―そして、田中太朗の首からしたの機械の体を動かしているのはホワイトと同じジョセフスワンの『偉業』で作られた液体の様な゛ナニカ゛である―
―その液体の様なナニカを吸うという事は田中太郎の体は必然的に動くなる―
―そして、首から上の田中太郎を生かしているのもその液体である。―
―つまり、田中太朗の生命維持機能はなくなり死ぬ―
―筈だった―
ドンッ!!!
―その時、爆発の様な破裂音がその場に轟いた―
「『戦争を纏った狂戦士』」
ー音がしなかった、その魔法は静かに無音で田中太郎を漆黒の戦士へと変えー
ー黒い鎧を身にまとい口元以外を黒い兜で覆いマントを身に纏っていたー
ーそして、先程まで心を乱していた田中太郎は恐ろしい程に静かになっていたー
『魔導書・・・来い』
―田中太郎の手には先程の魔導書が握られていた。だが、通常の田中太郎より、魔導書の気持ち悪さと今の田中太郎の姿が深くマッチしている様に見える、まるで、この姿の状態で使われることを最初から想定していたような―
ぐちゃ・・ぐちゃ・・ぐちゃ・・・ぐちゃぐちゃ・・ぐちゃぐちゃぐちゃぐちゃ
―気持ちが悪い音がその場に小さく聞こえた―
ぐちゃ・・・ぐちゃ!ぐちゃ!!ぐちゃ!!
―その音はどんどんと大きくなっていった―
「ぐちゃぐちゃぐちゃぐちゃ・・・・・ぐちゃぐちゃ」
ぐちゃぐち「ぐちゃぐちゃくちゃくちゃぐくちゃゴクンッ―」
―気持ち悪い音の正体――それは、田中太朗が魔導書を食らっている音だった―
ゾゾっゾゾッッッ!!!
―その時、不可解な事が起こった―
ザワザワザワザワッッ!!!!
―田中太郎の周りの草木がまるで、田中太朗を避けるように言葉では説明できない様な不可解な形に曲がっていた―
「ぐちゃ――ゴクンッ・・・・『ぐは~~~』」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
~樹海・東側~
―■■■■は田中太郎が魔導書を食らったタイミングに髪が一瞬ビクッと逆立たった―
「!―――おや~や~、おかしいわね~。なんなのかしら~?。う~ん・・・フフッ」
―■■■■は親指と人差し指で丸を作り目を覗かせた、■■■■は「田中太郎の姿」を丸の中から見るとクスクスと顔をニヤケさせ笑った―
「フフッ、一瞬は楽しめるかしら~(でも、殺したら私の【居場所】気づかれちゃうかしら?)」
―■■■■は田中太郎の方向にじっと体を向け人差し指を顎を触り頭を傾けさせ考えた―
「フフッ、こんな考えに一瞬も必要ないわね~。楽しい一瞬の方が良いにきまってるわ~~!」
―■■■■はそう笑顔で言うと膝を曲げ腰を深く落とし、今にも特大の跳躍をしようとしていた―
ビキッ!
―■■■■が足の指に力を入れると土の地面にヒビが入り地割れが起こった―
ググググッ
―筋肉が躍動する音が聞こえる、まるで興奮が筋肉までに影響しているようだ―
シュルルルル!!!
―■■■■は跳躍する寸前の時だった―
―黒い影が地面から蛇の様にシュルシュルと動き■■■■の後ろまで来ていた、■■■■はそれに気づかずにいていた―
「まぁ~まぁ~落ち着け~、ダメダメダメ、ダメじゃ~」
―黒い影から手が出てき、腕がでてき、胸がでてき、体がでてき、■■■■の肩をポンッと軽く触りそう言った、その声は顔の高角を上げた様な顔で発している声あった―
ビクッ!
「(いつのまに!?)」
―■■■■は即座に振り返り、その場から距離をとった―
「誰かしら―――・・・何その恰好?」
―■■■■はその姿を見ると困ったような顔でそう聞いた―
「「誰かしら?」か~」
―その者をそう言うと手を顔の前までもっていき、ピースをしながら笑顔でこう口を開いた―
「アリエーテじゃ~~!!」
―■■■■はその事を聞くと困惑した顔をみせた―
「アリエーテ・・・誰かしら?」
ガクッ
―アリエーテはその言葉を聞くとズッコケた―
「てっ、おいおい!嘘じゃろ~ここはそういう流れじゃろ~~!?、せっかく、この世界のおめかしを作ったっていうのに~~!!」
―アリエーテは腕をジタバタさせながら悔しそうな顔をする―
「・・・じゃあ、私もう行くね~」
―■■■■はアリエーテを可哀想な目で見るとアリエーテに背を向けた―
「あ~それはダメじゃ」
―アリエーテの雰囲気が一瞬にして一気に変わった、それに気づかない■■■■ではなかった―
「アリエーテか、知らない名だけど・・・まぁいいか~~」
―■■■■がアリエーテの胸に当たるまで前まで近づきそう言うとアリエーテの雰囲気はいつものおバカな感じに戻った―
「いや~でもじゃ、でもじゃ、本当にチートじゃ、チートじゃ!、がはははは!!」
「何を言ってるのかしら~?」
―アリエーテの左右の目がぎらっと不気味に輝く―
「お主はわらわと戦った方がいいぜ~、がッはははは!!」
「さっきから本当に何を言ってるのかしら~」
「だって、同じ゛神゛同士なんじゃからの~!!」
「―――は?」
―アリエーテの周りが不気味に黄金に輝く―
「『アリエーテの矢』」
―■■■■の頭上から黄金の光が煌めいた―
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―これにて、全ての駒が出そろった―
―最終決戦編・開戦―
不定期投稿になりそうそうです!!すいません!!、だけど、週一では必ず投稿するのでよろしくお願いします
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感想!!!アドバイスお願いします!!
この物語はフィクションです、実際のモノとは関係ありません( ^ω^)・・・




