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極めし者

僕は敵を宇宙空間にテレポートさせた。この戦法を【カーズ】と名付けよう


「さぁて、ホワイトさ~ん!、もう出てきていいですよ~!」


僕は振り返り大声をだし、ホワイトさんが隠れている木の裏に向けてそう言った


〈そうですか。田中さま〉


ホワイトさんは木の裏から姿を現しそう言った。さっきとは裏腹に落ち着いた様子を見せた


「あれ?もう落ち着いたんですか?」


僕はこちらに向かって来るホワイトさんに向けてそう言う


〈・・・・・〉


ホワイトさんは無言でこちらに向かって来る


「ホワイトさん?」


スタッ、スタッ、スタッ、スタッ


「?あれ――」


グサッ


「――な、なんで・・・」


ホワイトさんの腕が僕の腹を貫いた


〈た、た、「たすけて!!!」


ホワイトさんの顔がみるみると目の焦点があっていない薬チュウの様な男の顔に変わっていく。


「クッ!誰だッ――お前ェッ」


「たすけて!!たすけて!!たっすたすたすたすたすすすすたたたたたた!!!!」


まるでエラーをおこしたゲームキャラの様に同じ言葉を繰り返し僕に言ってきた、その間も腕は僕に刺さったまだ


「ホワイトさ――」


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


―足を組みがら背もたれにもたれリラックスしているエジソンはホワイトに化けた者が田中太郎の腹を貫ぬいた映像をモニターから見ていた―


「だ~か~ら~、言ったじゃないか~?、タナカタロウくんっ。゛なぜ、僕たちが【幹部】と言われている゛かとね☆」


―エジソンは足を組みなおし続けて誰もいない車内でこう言ったー


「能力の練度も質も強さも他の奴らとは比べ物にならない程強い事はさることながら、なぜ僕らが【幹部】と呼ばれているのか?、それは簡単な事だよ。――【部下】がいるからだ」


ーエジソンはモニターから腹を貫かれた田中太郎をにやけた顔で見ながらこういったー


「強さも数も君達とは比べ物にならない程違うんんんんんんんだよ!!!!バぁぁぁぁカ!!!!」


ーエジソンは足をジタバタさせ涙を流しながら爆笑したー


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

~樹海・南側~


ヒュュュュュュユユ~~


「殺す・・殺す・・殺す・・殺す」


―ムサシは髪を風で靡かせながら無表情で起伏のない声で木の上からそういうとムサシは木の上から自分から落ちて行った武蔵の死体を見る為に木の上から下に顔を覗かせた―


「・・・・・・」


―ムサシの目に映ったのはただの何の変哲もない地面だった―


「鬼さんこちら手の鳴る方へ!!」


―ムサシの右横から倒したはずの男の声がした―


ガキンッ!!


「うそ~!!これを防いじゃうかぁ~。――やっぱり、、、そう言う事か」


―武蔵は背後からムサシから奪った大刀(かたな)を振った、ムサシは斬撃を後ろを見ることなく腕を後ろに回し小刀で防いだ―


「殺す・・・殺す・・・殺す・・・殺す・・」


―同じ言葉を繰り返すユラユラと体を揺らす無表情な顔のムサシを見ながら、武蔵は初めて自身の顔から笑顔を消した、そして、武蔵は刀を構えた―


「・・・醜い。なんと醜くきことか。――それが!!!、(われ)、宮本武蔵がする事か!!!!」


―武蔵の表情はまるで鬼だった、いや、――あれは紛れもない武神であった―


挿絵(By みてみん)



―それを示すかの如く、武蔵の立ち姿はムサシを超えていた―


「・・・・・・殺す・・殺す・・殺す・・殺す」


―だが、それでもムサシは驚いた様子も見せずにただ単にゆっくりとゆら~と片手で刀を構えた。その姿はまるで亡霊の様だ―


挿絵(By みてみん)



―武蔵はさっきの険しい顔を止め、いつもの狐の様な笑顔に戻った―


ニヤッ


「ハハッ、私情はここまででいかせていただきやす。―――能力(のうりょく)、俺は『特典(とくてん)』と呼んでいやすが、確かホワイトちゃん曰く〈能力は一人につき一つ、それはその人が成し遂げた一番の偉業を能力にしているから〉だということですが―――ムサシさん、あなた・・・『能力(とくてん)』が他にもありますね~」


ニヤ~


―武蔵は刀を前に構えたまま、ニタ~と高角を上げながらそう言った―


「・・・殺す・・・殺す・・殺す・・殺す」


―ムサシはその言葉になんの反応もせず、ただ目の前の武蔵()を見ていた―


ヒュュュュュュ~~~


―その時、強い風が舞った。ムサシと武蔵は風に髪や服をなびかせながらも刀だけは動かす相手に向いていた―


―そして―


―風は止んだ―


「スッ――」


「殺ッ」


―武蔵は瞬時に右足を踏み込み自分の間合いに入った、刹那、複数のフェイントを目線、手首の動きで上下左右に散りばめ軌道を読めない様にし刀をムサシの頭上めがけ放った―


―それに対しムサシはゆらっとゆっくりと左手に構えた刀を頭上に動かした、それはまるで、ここに来ることを予知していたかのようであった―


ザシュ!!!


―次の瞬間聞こえたのは、肉が斬れる音、刃が骨に食い込んだ音であった―


―武蔵は刀をムサシの右肩に近い鎖骨から平然な顔をしながら抜いた。だが、王手をかけた武蔵も片腹からドロドロと濃い黒い血を先程からじわじわと出していた―


「やはりな、もう一人の俺よ・・・・お主はやはり――醜い――、そして、―――哀れだ・・・゛それ゛は力を求めた武士(もののふ)が目指す頂、――言ってみれば武士の最終到達地点、――だが、゛それ゛に至れるのは・・・・哀れな者だけだ」


―武蔵は血のついた刀を下におろしバランスを崩し後方に倒れ()くムサシを見下ろしながらそう言った、武蔵がムサシを見るその表情は憐みの表情であった―


「何があったんだ、ムサシさん」


―ムサシは右肩側を斬られた出血により後方にバランスを崩し倒れる、はずだ―


バシュ!!!


「!?」


―ムサシは後方に倒れそうになった時、自信が履いている藁の草履ごと足の指が木を握り締めていた―


「ブハッ―――」


―ムサシは口から血を吐きながらブリッチに近い体制のまま足の指で木にへばりついてた、その時のムサシの表情はやはり無表情であった―


「・・殺す・・・殺す・・・殺す・・殺す・・」


―右腹から体内から出してはいけない赤黒い血を流している武蔵は右肩から大量の血を流したまま左手で刀を構えたムサシを見た。


武蔵は何も言わず刀を構えた、そして―――口をゆっくりと開きこう言った―


「―――(まい)る」




。。。面白ければ、ブックマーク、評価をお願いします。

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この物語はフィクションです、実際のモノとは関係ありません( ^ω^)・・・




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