ナポレオン編②
「コレで終わりかな」
辺りは血の海になった
「(はぁ~めんどくさい、私の敵は他にいるっているのにこんな三下にかまってチートスキル使うって・・・、この力はこんな事の為に使いたくないっての。)」
私は事が終わってので来た道を戻った
コツ コツ コツ コツ
静寂の中、私の革靴の音がデパート中に響く
「(人がいないだけでこんなに静かんだ・・・・)」
デパートという平日でもある程度の人がいる公共の場所、そんなところがこんなに静かになってることで私は不思議な気持ちになっていた。・・・なんだが、テンションが上がる
コツ コツ コツ コツ コツ
ゴソッ
「ん?」
静かなので良く聞こえた。些細な音が私の耳に入って来た、その音は起き上がる様な音だった
「・・・・ふ~ん、しぶといね」
私がそう言うと、敵はよちよちと立つとフラフラとしていた
「・・・おい、クソ女・・・・逃げんじゃね・・・よ」
血だらけの子どもが私にそう言う
「こういう時って、普通なら胸が痛むんだろうな・・・・。君はどんな風にして死にたい?」
敵は不敵な笑みを浮かべた
「『偉業・大陸軍』」
「グランダルメ?・・・・大陸軍?・・・君は――」
私が喋ろうとしている時、敵は大声で声を上げた
「『全軍!!!出撃!!』」
ー「全軍」、事のつまり、「全軍団」の召喚であるー
ー「一軍団」の数、約3万の兵ー
ー「軍団」は全部で四種ー
ーつまり、約9万の兵であるー
ビカッ!!
「眩しいな」
ーそして、ここはデパートの通路に位置する場所ー
ーそんな、場所に9万の兵が、9万の人が密集する。そんな事が起これば当然ー
ー人がグジャグジャと密集し通路は一瞬で埋まるー
「(兵の集団による、一時的な足止め!!、この隙に!)」
私の体に敵が触れる、両手両足を鷲掴みにし胴も掴まれ動けない。なにより
「(なにより、普通に人が密集しすぎて重いし息が詰まる)」
ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・
私は嫌な気分だったが焦ってはいなかった。むしろ、興味深かった、なぜ、こんなにそっくり人を模倣出来る技術があるのか、いや、魔法の類なのかもしれない、じゃあなぜ、魔力の反応がないのか・・・
「(・・・・5分前までは小さかったが魔力の反応があったような気がする。その反応はなくなったけど、いや、消えたが正しいか・・・、魔法使いが私の周りでちょろちょろと動いていたのは感じてはいたが、まさか、この者達と戦っていた?、・・・・まぁ関係ないか、゛この゛世界の魔法使いの事情なんて)」
「いいか、まぁそろr、」
むぎゅ!
顔が敵の群衆で潰れそうになっていた
「(さすがに圧迫されてきたな、もう行動した方が良いかもね・・・・。多分これは逃げる為の゛肉壁゛かな~。まぁいいや、どうせ私のスキルで終えるし、今はとりあえず)」
私は身動きが取れないままスキルを使った
ー『想像が現実になる能力』ー
「(『重力100倍』)」
ズウウゥゥゥンンン
ベシャ!!
「血の海を二度も見る事になるなんて、異世界以来かな~」
パカッ
その時、馬の足跡がした
「おや・・・・死んでなかっ」
「『彗星兵』!!」
ー刹那、どこからともなく現れた彗星兵があかねの首筋に剣先を当てたー
「(『時間停滞』)」
ーあかねがそう心の中で唱えると、世界の時間は遅くなったー
「・・・・危なかった、死ぬところだった。」
ーあかねの『時間停滞』は田中太郎の『時間停滞』魔法とはレベルが違いすぎた、もはや、これは時間が停滞してるどころではない、時間が止まっていると見間違える程の『時間停滞』だったー
ー田中太郎を言葉通りに一瞬で殺した、ナポレオンの『一騎当千・彗星兵』ー
ーその兵の能力は目にも止まらぬ移動の速さー
ーそれを平然と超えてくる、あかねの『チートスキル』、これが田中太郎を含めた勇者の中で最強と言われた者の力ー
コツ コツ コツ コツ
「じゃあ~・・・・『消えて』」
私は子供に触りそう言った
サァァアアアアァァ・・・・・
「『時間停滞・解除』」
周りの時間が元通りになった
私は一息ついた後、周りを見た
「やっぱり、死体は消えるか、あの兵の軍勢はやっぱり『スキル』で生み出されたモノかぁ。・・・・分からいわ・・・、あんな大胆な『スキル』じゃ絶対に残滓が残るはずなのに、何も感じない、この世界にある魔法的なモノ?。それとも・・・この「霧」が残滓なのかしら?」
私の周りを霧が覆っていた、私は周りを再度ぐるりと見た
「・・・・いつからなのかしら・・・」
私はいつこの霧が発生したのかがどうしても分からなかった
「(時間停滞中はこの霧はなかった・・・つまりは0、1秒の間に起こったという事、いや、違う。意識がそれた瞬間があった、子供のスキルの事を考えている時、私の思考は一時的にこの場になかった、意識の外をつく攻撃なのかもしれない)」
ガシャン・・ガシャン・・・
という何かが歩く音が霧の中からハッキリと聞こえた
「『時間――
〈待って下さい、ワタシは敵ではないです。〉
霧の中から女性の声がした
「(対話できるタイプか・・・・ここは乗るか)」
私は声がした方に体を向けこう言った
「あなたは誰?、私が戦ってた人達はなんなの?」
ガシャン・・・ガシャン・・・
私の周りをグルグルと長い髪の人影が通っているのを私は確認した
〈そうですね、まず私は敵ではないです。そして、貴女が戦っていた者たちは偉人です。〉
「偉人?(そういう系ね)」
異世界に行った経験があるからなんとなくすんなり理解できた
〈貴女が倒した二人は幹部と呼ばれている強い者です、ですが、貴女からしたらそうでもないかもしれないですが・・・・、その他の幹部は4名、1人を除き名前は分かりませんが、残りの3名の名前は、エジソン、ムサシ、ラスプーチンです―――頑張ってください〉
「頑張れって・・・協力してくれるんじゃないの?」
〈協力ですか、協力は少なからずしますよ、ただ今ではないです、―――ワタシは――――ワタシが―――今・・・貴女の顔を見たら殺しそうですから〉
「ふ~ん、そう―――――『重力100倍』」
ズゥウウウンンンン
重力が霧を地面に叩き起こし声の主の姿を見せた
「髪じゃなくて゛水゛だったんだ・・・?、いや、水じゃないな、水みたいなナニカだ―――――あれ?、そのスキル・・・どこかで見たような・・・」
その姿は私よりも小さい姿だった、だが、人間ではなかった、ロボットだった、人型のロボットだった。
私が髪だと思っていたのは水のような正体不明のナニカだった
〈もう忘れたんですか――――今はいいですよ、見逃します〉
「そ~う(まったく効いてない、そういうスキル?)」
パチンッ
私は指をならしチートスキルを解いた
〈懸命な判断です、ワタシは貴女の弱点が分かっています〉
「・・・・・そう」
〈ワタシの今日の使命は仲間を助ける事です〉
「仲間って・・・・ここには誰も・・・・!?、なんだあれ?、今まで気づかなかった、人の頭?・・・」
その人型ロボットはその頭を大事に拾った
〈・・・・・・〉
「どう考えても死んでるでしょ」
〈シ――死ですか、そうですね)
人型ロボットは私の方を振り返った
〈貴女は絶対何処かで殺します〉
ゾクッ!
〈回収完了。では、ワタシはこれで〉
ダンッ!!
その人型ロボットはもの凄いジャンプ力で天井を突き破り私の前から去った
「(久々に鳥肌がたった・・・・ロボットでもあの雰囲気を出せるモノなのなのねぇ~)」
私は人型ロボットが突き破った天井を見た
「誰が直すと思ってんのよ」
ーナポレオン編・完ー
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この物語はフィクションです、実際のモノとは関係ありません( ^ω^)・・・




