表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

72/73

gokudouー極道編⑤

「つーか、アレだよなぁ~、よくよく考えれば極道を狙えば良かったなぁ、集団で群れてるしもれなく悪だしな。『スキル』もちょっと早く完成しただろうし」


僕は倒した敵の体をいじりながらそう言った


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

~煉獄組・門前~


「なんだ・・・コレ」


ー車を降りた桂は驚いた顔をした、柳原も急いで車を降り門の前で転がっている門番二人を見たー


「・・・・頭が分解されている、しかも胸辺りも」


ー桂は冷や汗を垂らしながら思い出したー


「思い出した・・・、昼間の警察が言っていたアレだ」


「!!、あの無差別猟奇殺人・・・」


ー桂は懐に忍ばせておいた拳銃を取り出したー


「チャカはへたくそだが・・・仕方がない、おじきが心配だ」


「普通、ヤクザの敷地内に入ります?」


ー柳原はストレッチをしながら桂に聞いた。ー


「・・・・普通じゃないって事だろ、この業界いるなら分かると思うが一番ヤバいのはイカれたヤツだ。明らかにこんな事をする奴はヤバい奴だ。・・・・気を付けろよ」


「分かってますよ」


ー柳原はストレッチをしながら真面目な表情でそう言うとストレッチを止め門の先を見たー


「行きますか」


「応!」


ー桂と柳原はいつもと違う表情で煉獄組の門を通ったー


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

~煉獄組・室内・竜の間~


「いや~、思い出して良かったわ~、厚底靴少年に感謝だな」


僕は解体しながら思い出していた、厚底少年のクソなツレなヤツが゛煉獄会゛というステッカーをスマホに張っていた事を。アレがあったおかげでこの煉獄組という組をネットで調べ見つけた


「グ〇グルマップで出てくるから便利よなぁ~、しかも経路も出てくるし」


煉獄会、この煉獄組の下部組織みていな立ち位置らしい、けど、その事を知っているのは一部の組員だけとか。・・・・ヤクザ事情とかよく分かんないけどそんな事あるのか?、下部組織とか大きいものになってくるとちゃんしないとおかしくなるんじゃないか?・・・・あ、違うか。


「違うな、ヤクザ(お前)らの中にバカが混じっているんだ」


血肉が僕の手にびっしりついているのに気が付いた。あ~あ、こんなに汚れてちゃなんか嫌だなぁ~、水魔法は上級魔法しか使えないから洪水みたいになるしな~、あ、でもソッチの方がいいか?その方が警察の行動も遅くなるだろうし、いや、大塚が気づくかもしれないな、う~~ん。


グゥ~~~


その時、大きな音が僕の腹から鳴った


「そういえば、朝から何も食ってないな・・・ここってアレだよなぁ~、組の本部って事でいいよな・・・、もしかしたらめちゃくちゃ美味しい食べ物あるんじゃ・・・」


蟹、寿司、肉、あ~考えたら唾液が出てきた、じゅる・・・善は急げだ!、早速食べ物探しに行こーっと!


ガランッ!バタンッ!


僕はふすまを開けヤクザの本部でご飯を探しに向かった


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

~煉獄会・玄関~


ザクッ、ザクッ、ザクッ、ザクッ


「門番と同じ様に庭にいた奴らも殺されてるなぁ~・・・・、なるほどねぇ~、監視カメラがショートしてんな~、意図的に対一もしくは対二の状況を作り出したのか、騒ぎにならない訳だ」


ー桂は猟奇的に解体され倒れて動かない人を見ると、うなだれた監視カメラをチラッと目で見てそう言った、その時、柳原が首を傾げ桂に質問したー


「桂さん、ふと気になったんですが、こんな綺麗に人の体を解体できる道具ってなんですか?」


ー桂はそれを聞き、目線を玄関の先にある通路に向けた、そこには門で門番と同じように倒された組員がいた、そして、その周りを血の足跡が大量にあったー


「それは俺も思っていた。見てみろ、通路にある死体を。あれもそうだ、ていうか、全部の死体がそうだ。・・・・道具もそうだが、解体も現地でやってやがる、血は散乱しているが脳も心臓も綺麗に丸々

取ってやがる、・・・・この事から分かるのは3つある、この猟奇殺人鬼は複数ではなく一人って事だ」


「!!」


「理由は簡単だ、全部の解体をその場で同じ方法でやってやがるし足跡を血でべタベタとまき散らしすぎだ、何かを隠したい誤魔化したい気持ちが見え見えだ。あとは単純に勘だな、・・・・あんな殺し方する奴はこの業界に長年いる俺でも見たことがねー。そんな奴らが複数いるとか思いたくないね」


「ハハっ確かにそうですね」


ー柳原が軽く笑った後、桂と柳原は柳原を前に桂を後ろで援護するように室内に足を踏み入れたー


「よ~し、まずはおじきの床の間まで行くか」


「分かりました」


「腹減った~」


トコトコトコトコ


「「・・・・・・・!!!!」」


ー人のような何か平然と長い通路のT字路なっている所から歩くのを見た桂と柳原は一瞬固まったがすぐさまに気づいたー


「まさか!?あの中坊みたいなヤツが!?」


「先に行きます、桂さん、殺す方向でいいですね」


ービックリしている桂に対し冷静な柳原はそう言いながら先に行こうとしたー


「待て、もしかするとお前と同じ超人体質(タイプ)かもしれない気を付けろよ」


「・・・・・・」


ニヤッ


ー柳原はニヤッと笑い、音もたてず素早く何かの後を追ったー



。。。面白ければ、ブックマーク、評価をお願いします。

感想!!!アドバイスお願いします!!

この物語はフィクションです、実際のモノとは関係ありません( ^ω^)・・・




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ