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gokudouー極道編①

ー田中太郎が歌舞伎町を狩場にして1か月がたったー


ー明朝、ター横で地面でくつろいでいる地雷系ファションをしている二人が酒を飲みながら喋っていたー


「なんかさ~、最近この辺りさ~人へったよね~」


「分かる~~、おもんなくなったよね~平和すぎるよ~」


ーその会話をター横を通ってる通行人の1人の男が聞いていた、その男は髪型は七三分け、黒いスーツに趣味の悪い赤いネクタイ、腕には金色の腕時計をはめ、金のブレスレッドをしている。その男は会話を聞いた後、歩きながら独り言を言ったー


「こっちはそれで商売上がったりだっつーの」


ー男は嫌な顔をしながらそう言うとター横を通り抜けしばらく歩いた後、いりくんだ路地裏に入り、路地裏を右に曲がり左に曲がり路地裏を抜けた、その先には立派なお屋敷が見えた、門の前には黒スーツの屈強な男たちが門番をしているー


キュ!


-男はお屋敷の前に来た時に止まり、タメ息を一息ついた後、ネクタイを締め直したー


「ごくろうさん」


ーとお屋敷前にいる門番二人に言うと門番二人は前かがみになり極道のあいさつのポーズをし大きな声で男に挨拶をしたー


「「お疲れ様です!!!若頭!!」」


ー門番二人はそう言うと門を開けた、門を開けたと言っても門は木で出来ていたが自動で開いた、中に機械が埋め込まれているのだろうー


スタスタスタスタスタ


ー若頭と呼ばれる男は門を通り、その先には立派な日本庭園があった、男はそれを見慣れているかのようにそこを通りぬけ、屋敷内に入ったー


スっスっスっスっスっ


ー男は靴を脱ぎ靴下のままある部屋へと向かった、その部屋のふすまは他のふすまとは違い大きな和風の竜が一匹書かれていたー


「おじき、失礼します」


「応」


スー


ーふすまを開けるとキセルタバコを吸いながら背中にふすまに書かれていた竜の首を刀で殺している漢の入れ墨が入った屈強な男がいたー


「・・・おじき、何をしているんですか、全裸のまま」


ーおじきと呼ばれる男は若頭の方を振り返り立派なモノを見せながら口を開いたー


「筋トレだな・・・・ん?」


ーおじきと呼ばれる男は若頭をじっと見た、後にため息交じりに口を開いたー


「な、なんですか・・・」


「はぁ~~(かつら)よ、お前なんだ、その趣味の悪いネクタイは。俺があげたネクタイはどうした~?」


「(だから、来たくなかったんだよ、おじきは感性が古すぎる、しかも古いだけじゃね~)」


じ~~~~


ーおじきは桂をじっと見ながら桂に指を指したー


「おまえ、今、「昭和過ぎてすざいです~~」って思っただろ」


「!!いや、いや、そんな事思ってないですよ、(俺そんなに声高くねーよ!!)」


ー桂は冷や汗をきながらそう言うとおじきは真面目な顔になったー


「桂よ、お前何か勘違いしてねーか?、極道(おれら)はカタギには迷惑かけるのはご法度だ、歌舞伎町(こんな)場所でもな。だからこそ、そんな時計も、ブレスレッドもあんまりつけるな」


ー桂は少し黙り土下座をし謝ったー


「おじき、すみません、私も軽率でした・・・・で、本題ですが」


「応」


ー桂は土下座をしながらおじきに喋りかけたー


「早速ですが、今月のあがりが先月よりも大幅に減少しました、したがってこの「煉獄組」もアレを商売にいれやしょう」


「・・・・」


ゾッ!


ーおじきの空気が変わった、桂は空気が揺れたと錯覚するほどの緊張感を感じた、唾呑みが止まらなかったー


「・・・・おい、アレってなんだ、言ってみろ」


ーおじきの声が低く桂の耳によく響いた、桂は土下座をしながら顔から汗がしたたりおちる。かつらは息をのみ口を開いたー


「すいやせん、おじき、失言でした」


ー桂はコレしか言えなかった、おじきの圧力は殺気を感じさせるほどに鋭利なモノだったからだ、おじきは桂の謝罪を聞くと圧力を解いた、それを桂は感じホッと一息、息を吐いたー


「そうか、ならいい・・・・そうだなぁ~、でも゛あがり゛がないのは組のしても問題だなぁ~、そうだな、今度はどこがいいか~」


パサァ


ーおじきは小さな押し入れを開き゛大きな地図゛を取り畳の上に広げた、地図には小さなバツが無数にあった、おじきは地図を指でなぞりこう言ったー


「残ってるのは大阪かぁ~、あっちとは仲が良かったがまぁいいか、アイツら゛クソ゛だし。桂!」


「は、はい!」


「次は海馬組だ!!、次の日曜日叩きに行くぞ!!、お前らの部下に言っておけ!」


ーおじきはそう言い、立派な刀に手をかけ鞘を抜いたー


「ハハッ、面白くなってきた~」


ーその姿を後ろから見ている桂は立ち上がり「では私はこれでといい」屋敷の外へと向かったー


スタスタスタスタ


ー屋敷の門を出る時、さっきは無かったな黒い車があった、黒い車のドアは自動で開いたー


「来たか」


ー桂はそう言い車に乗ったー


「じゃあ、新宿に向かえ」


ー桂がタメ息まじりにそう言うと運転している男が桂に喋りかけた、その男は痩せていたが拳の人を殴る部分、そこが異様に出っ張っていたー


「桂さん、例の件、話つきましたか」


「はぁ~~~~、つかなかった・・・むしろ切れられた」


「ハハッ、まぁ良いんじゃないですか?、どうせ、おじきにバレなければいいでしよ、だから、桂さんはあんな遠い街に薬を流したんですよね」


「まぁなぁ~~・・・・」


ー桂はまた大きなため息をしたー


「それがな、そこでも薬が売れなくなった」


「え?なんでです?」


「買う奴がいなくった・・・・それだけ」


「はい?」


「・・・・・買うヤツ、流すヤツ、が全員いなくなった」


「は?」



。。。面白ければ、ブックマーク、評価をお願いします。

感想!!!アドバイスお願いします!!

この物語はフィクションです、実際のモノとは関係ありません( ^ω^)・・・




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