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敗北=

「コラ!やめなさい~~」


壊れたデパートの屋根の上で和装をした男が刀に手をかけた瞬間、大柄な2メートルは優に超えている豊満な胸をもった女が男の方まで移動し男が刀を抜く手に手を置き止めた、


「!!!(み、見えなかった!!!僕が目を離した一瞬であそこまで移動したのか!!?三階以上離れているんだぞ!!!)」


僕が目を見開き驚いていると男からもれ出ていた゛モノ゛が大柄な女に向けられた


「・・・・手を離さんか、オナゴがぁ~~」


ゾゾッ!!!


「これはちょっとヤバい気がするんですけど・・・」


「・・・・・・・」


敵の仲間たちが冷や汗を垂らしていた。


彼方此方に放たれていた゛殺気゛が一人の人間に向けられた、当事者でない僕にもそのヤバさが下から見ていて感じた、身の毛がよだった、今から起こる事が容易に想像できてしまったからだ


「おい!!ムサシ!!止めろよ!!!ソレをしちまったら俺も出ないとだぞ!!!」


鎧兵達に圧し潰された僕から見て右にいるナポレオンの様な恰好をした男の子が屋根の上にいる男に指を指し女の様な高い声でそう言う


「(・・・君じゃ無理じゃないかな)」


僕が心の中でそう思っている時、大柄な女が豊満な胸を微かに揺らしながらナポレオンの様な恰好をした男の子の方を向きニコッと笑顔を見せた


「(・・・・なんか、えr)」


「・・・・大丈夫って考えていいんだよな」


ナポレオンの様な恰好をした男の子がそう呟いた


大柄な女は和装の男と屋上で喋っていたが離れている僕には聞こえなかった、だが、1つ単純な事が分かった、あの女だけがビビってない。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

~壊れたデパート・屋上~


「今日は天気いいね~君もそう思うでしょ?」


ームサシに対し女は聞いた、その態度は顎上げ目を細めながらニヤッと笑っていたー


「・・・・・オナゴが戦場(いくさば)にくるな」


「私は天気の事、聞いたんだけどーー」


ー大柄な女はムサシの発言に間髪入れずにそう平然と言うとムサシは顎を上げ女の顔をジロ~と見上げたー


「殺すぞ」


ームサシがそう言い手に力を入れた時、大柄な女がムサシを覗き込む様に見下ろしながらこういったー


「私を殺したら君も消されちゃうよ゛あの人゛に。それでも良いならどうぞ?可愛いキチ〇イ(子ども)ちゃん。」


ーそう言う大柄な女の目は笑っていなかった。ムサシは無言で刀に手をかけている女の手を払いのけたー


パシッ


「いた~い」


「フンッ・・・・見逃してるわ、もっけ年寄りがッ」


「―――あ?」


ー大柄な女が額に血管を浮きでた時、ムサシは屋上から田中太郎がいる下へと降りて行ったー


「ちょっと!!もう一回私にそう言ってみなさいよ~~!!このキチ〇イ!!」


ー大柄な女は降りてくムサシに胸を揺らしながら屋上から大声で叫んだー


「フンッ」


「(え、あのエロい人、今なんて・・・)」


ー田中太郎がそんな事に気をとられていた刹那、ムサシは田中太郎がいる階へと来たー


ドォォオオンン!!


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

~デパート・一階大広場~


ドォォオオンン!!


地響きと地面のヒビが男が来た合図だった


「フ~~~、ま、いいかのう、まずは゛宝゛を取るだけだ」


和装の男は首をコキッとならしながら独り言を言った


「そうだぞ!ムサシ!俺たちの目的は゛リターン゛の為だ」


ナポレオンの恰好をした男の子が和装の男に蹴りを入れながらそう言った、が和装の男は無視をし僕に近づいてきた


「(・・・・やるか)」


僕が覚悟を決め、ここにいる奴らを殺そうと行動を移そうとした時


ギロッ


ジロ~~


ニヤッ


ギロッ


ジーー


「ひっ!」


ゾクッ!!!!


僕以外のここにいる全員が僕の敵だと悟った、そして、僕はコイツ等に勝てないと即座に分かった、その現実に直面した僕は無意識の内に魔法を使っていた


シュン!!


「あらあら~」


「消えちゃいましたね~」


ー大柄な女は屋上で顔に手をあて困った顔をしていた、エジソンは顎に手を当てこの現象を考えているようだったー


「・・・・・」


ーラスプーチンは無言だったー


「一体どうなってんだ・・・」


ーナポレオンは帽子を取り田中太郎がさっきまでいた鎧兵たちの方をみて茫然としたー


「う~~ん???逃げたぞ~あの(わっぱ)~」


ームサシは首を傾げたー


ガシャン、ガシャン、ガシャン、ガシャン


ー鎧がこすれる音が聞こえた、皆はその方を見たー、皆は警戒をしていないようだったー


「ゼウゼンさん!無事でしたか!良かったです、今までどこ行ってたんですか」


ーエジソンがゼウゼンに近寄り、にこやかな笑顔でゼウゼンが装備している鎧にさわりそう言ったー


「・・・・」


ーゼウゼンは無言だった、いや、反応できていないようだったー


「―――ゼウゼンさん?」


「!・・・・あ、あ~、・・・」


ーゼウゼンはエジソンの声に気づき下を向いていた顔をエジソンの方に向け、虚ろな顔でこう言ったー


「・・・大塚さんの安否を確認していたんだ・・・・大塚さんは、大塚真輔はあの男による攻撃で死亡した」


「「「!!!」」」


ームサシ以外の全員が驚き、顔をしかめたまま動けずにいたー


「・・・じゃあ、弔ってやらんとな」


ームサシは空を見上げながらそう言ったー


「クソッ・・・こんな事になるなんて!」


「そうね・・・」


「クソッ、俺がその場にいれば!・・・・せめて、俺にも弔わせてくれ」


ーエジソン、ナポレオンたちは顔をしかめながら悔しがっていたー


「・・・・・いや、損傷が激しかった為すでにさっき火葬した。・・・・せめて、゛線香゛?というヤツで想っくれ・・・そしたら、大塚さんも喜ぶと思う、・・・大塚さんもあの男を倒したかったんだ、名誉の戦死として記憶に刻んでくれ」


ーゼウゼンがそう皆に言うとムサシ以外の全員は頷き、田中太朗への復讐を誓ったー


ガチャ


ーゼウゼンは通った来た通路を振り返ったー


「(すみません、大塚さん、私の話を親身に聞いてくれてありがとうございました。・・・・ですが、私にもまだやる事があるんです・・・許してください)」


ームサシはゼウゼンの後ろ姿を見ていた、その目は気づいている様な何も思っていない様なそんな目をしていたー


「・・・・フンッ」


ー大塚真輔ー

ー田中太郎の戦闘の最中、上から降ってきた瓦礫に頭を押し潰され死亡ー

ー死亡ー


。。。面白ければ、ブックマーク、評価をお願いします。

感想!!!アドバイスお願いします!!

この物語はフィクションです、実際のモノとは関係ありません( ^ω^)・・・




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