ゼウゼン編④
「あの鎧兵の動力源は水の様な゛ナニカ゛だった・・・、僕はあの「スキル」を知っている・・・、アレは!!ジョセフさんのスキルだ!!お前らジョセフさんに何をした!!!」
僕は血相を変えゼウゼンに問い詰めた
「違うが」
違かった
「・・・・・・そうか」
「そうだ」
あ、ヤッベ~~どうしよう、めちゃくちゃ恥ずかしいんだけど、とりあえず首を少し動かしながら咳払いしよう
コキッ コキッ
「ヴッンン・・・ゲフンゲフン」
「プッ」
すると、僕を見ながらゼウゼンは鼻で笑った
「おい!」
「いや!すまん!すまん!プッハ」
ゼウゼンは兜で顔が見えない筈なのに自身の顔を腕で隠しながら笑っていた、僕は恥ずかしくて顔を赤くしながらゼウゼンに指を震えながら指し言葉に詰まっていた、その時、ゼウゼンが笑いおえ僕にある事を言った
「はぁ~~~ハハ!!・・・・フーー、いや、笑った、この時代に来て初めてこんなに爆笑したよ、だから教えてあげるよ、そもそもスワンとは仲間だったが、ある日からスワンがおかしくなったんだ」
なに!?ジョセフさんとこの異常者が仲間だった!?そんなわけ・・・だが、そうだ、そもそもジョセフさんのあの「スキル」もコイツと似ている、魔力反応がなく、そして、異常に強い・・・本当の可能性の方が高い・・・
「そして、お前も知っての通りスワンは死んだ、これは本当だ、私もちゃんと死体を見た」
「・・・・」
ゼウゼンは鎧兵を指さしながら話を続けた
「だから、゛コレ゛はジョセフスワンの能力ではない、だって彼はもうこの世にはいないから、゛コレ゛は違う、言うなればコピーだ、まぁスワンの能力が「特殊」だから出来たことだが私たちの仲間にはいるんだよ、スワン並みのエジソンが」
ゼウゼンは上を指さしながらそう言った
「上を指さすって事は。お前らのボスがそうなんだな」
ゼウゼンは自身の上に向けた指を見て僕の方を見た
「あ、コレ?違うよ、コレは上から攻撃が来るって意味だよ」
バッ!!!
僕は反射的に上を見た瞬間
ピカッ!!
眩い光が僕の右を通過したと思った時、僕の体は右肩、右肺にかけて体が右と左に分かれた
ピシャ!!!ビチャ!!ベチャ!!
「(ヤバい意識が・・・血を出し過ぎ・・・)」
僕の体は右の腸、肝臓、右太ももが切れ、大量の血を一瞬にして出し過ぎてしまった為、意識と重心が保てくなりそうだった
バタン・・・
僕の体はデパートの床に落ちた、だが、意識は落ちなかった
だから、見る事が出来た
「少しズレてないですか?大塚さん」
「むずいんだよ、コレ」
大塚が柱の陰から出てきた、その時、大塚のシルエットが変わっているのに気が付いた
「しかも重い」
大塚は自身が背負っている物の説明を始めた
「あの変な金髪男から貰った、この「ランドセル式衛星兵器操作機械」・・・ランドセルという割にはちとデカすぎるがな、にしても凄いな、゛特別異常対策部゛はこんな代物を持っているのか」
「あ~確か、そんな設定だったな」
「何か言ったか?」
「いえ、何も・・・、そうですね、私達は特別に国からソレを渡されているんですよ(これでいいだろ)」
「そうか、凄い権限だな」
僕はその会話を耳を通して聞き掠れていく目を通して見る事が出来た
「(フフ・・・良い事を聞いた、次やる時は真っ先ソレを破壊してやる、そしたらコイツ等、驚くだろうなぁ~~・・・・その次に・・こい・・つ・等・・を・・・)」
僕は掠れ行く意識の中で次にやる時の復讐を考えた
・・・・・・・・・・・・・・・?
・・・・・・・・・・・・・・・つぎ?
・・・・・・・・・・・・・・・次?
次っていつだ?何時だ?何年後だ?
そんな悠長な事を言って良いのか?・・・・・・・・
・・・・・でもなぁ~どう考えても強すぎだよな~、何?ランドセル式衛星兵器操作マシーン?、なにそれ?、どう考えてもヤバいじゃん、宇宙にある衛星を操作するって事でしょ?凄すぎでしょ、そもそも次やるって時、宇宙までどうやって攻撃を当たれば良いの?無理じゃん、そんなん出来たら神業だよ、しかもその神はさっき死んでしまったし・・・・もう無理だろ・・・
ん?ちょっと待てよ・・・「人工衛星操作マシーン」?、そうか、だから僕たちの位置がすぐに分かったのか、でも、それにしても動きが速すぎだと思うが・・・だが、人工衛星操作マシーンを使って僕たちの動きを観察していたって事だよな、だから、居たんだよな・・・
てことは朝のアリエーテさんのアレを見ていたって事だよな・・・・大塚とゼウゼンが・・・
・・・・とんだ、変態じゃないか!!あんなおっさん刑事とクソ鍛冶師がアリエーテさんのあの姿を見てたって事だよな!!、とんだ変態じゃないか!!
次!!じゃない、今だ!!今すぐやってやる!!今すぐだ!!今すぐ!!゛世直し゛だ!!!!
体よ!!動けぇ!!うおおおおおぉぉおおお!!!!
「うおおおおおお!!!よ!な!お!し!世直しだ!!」
「!!!」
「!!!」
僕は目をガッと開いた、なぜか、体の痛みがなかったが体が真っ二つに分かれたので動かなかった
「『天の―――』」
と魔法を唱えようとした時、聞き覚えのある声が聞こえた
[おめでとうございます、レベル100→レベルMAXに上がりました]
[特典として、体力全回復+治癒が付与されます]
[おめでとうございます、レベルMAXになった事により「スキル」が付与されます]
[スキル・――――が付与されました]
「え?何そのスキル?」
僕が疑問に思っていると敵の声が聞こえた
「おい!なんで生きてるんだ!?大塚!!」
「分かんねーよ!!どう見ても死んでた筈だろ!!」
「(確かにそうだ、あんなに血が出て内臓が出ていたのに何故だ・・・コイツおかしい――」
「・・・・・話は済んだか、」
「「」」ゾクッ!!!
バッ!!
僕が二人に声をかけると大塚とゼウゼンは僕から距離をとった
「・・・おい、逃げるなよ、クソロリコン変態共~!!!」
「「・・・・・は?」」
大塚とゼウゼンはお互いの顔を見て僕の方を見ると白々しい声でそう言った・・・・どこまで白を切るんだ、変態共が!!!
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この物語はフィクションです、実際のモノとは関係ありません( ^ω^)・・・




