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「誰ですか?」

「わらわを呼んだのはお主じゃな?」


隣の席に座っている全く知らない目の色が特殊な金髪の美少女が僕にそう言った


「(だれ?)」


僕は全然知らなかった、というより、こんな生徒は校内でも見たことがない・・・・まさか


「転校生ですか?」


・・・・・・・・・


僕がそう聞くとその美少女はニヤッとしていた顔を固まらせていたが咳ばらいをして僕にこういった


「・・・違うが」


違かった


「(そっか、違うか、そりゃそうだよな、どっかどう見てもロr・・・いや、少し失礼か)」


僕がそう心の中で考えていると


「そうじゃ、失礼じゃ」


美少女は顔を膨らませながら僕にそう言った


「・・・・え」


僕は驚いた、すると、その美少女はどこからともなく扇子を出し顔をあおぎながら僕にこう言った


「どうじゃ、これでわらわの事を思い出したじゃろ」


「(だれ?)」


全然分からなかった


「いや!スキルみせたじゃろ!残滓も残っておろう!」


「残滓?」


僕が疑問に思い聞くと


「魔力のじゃよ!」


「魔力!?」


魔力!、この世界でこのワードが出てくるとは思いもしなかったので僕はとても驚いた


「ほれ、早く感知魔法を使え」


美少女が僕に顎でクイッとしながらそう言い、僕はロリに命令されるのも意外と悪くないなと思い僕は言われるが探知魔法を使った


「『魔力探知(ディテクト)』」


僕の目の中に魔法陣が浮き出、その魔法陣が魔力の解析をした


「(!!!なんだこれは!!)」


僕は驚いた、魔力がきめ細かすぎたからだ


「(!!!、普通は魔力の残滓とかは異世界の人間の本能で分かるものだ!!僕も長らくいたから分かるようになった!!もはやこの魔力残滓は空気そのものじゃないか!!)」


そもそも『魔力探知』も中級以上の罠魔法の発見に使う代物だ、僕はすぐに分かった、いや、魔法使いならこの凄さがすぐに分かるだろう


「(この金髪美少女ロリはただ者じゃない!!!)」


「ロリっていうな!!美少女だけで良い!!」


と言ってぷいっとそっぽもむいたので僕は直ぐに謝った


「すいません」


「分かれば良いんじゃ」


そう可愛く金髪美少女は言うが僕はずっと頭の片隅にある事を考えていた


「(だれ?)」


そうなのである、マジでこの金髪美少女が誰なのかが僕は微塵も見当がつかなかった


「・・・・本当に分からないのか?」


金髪美少女が僕に首を傾げながら聞く


「・・・うん」


僕は数秒考え頷いた


「・・・ちょっと待つんじゃ」


ゴソゴソゴソ


金髪美少女は眉を顰め慌てながらスカートのポケットの中を探り巻物を出した

そして、その中に書かれてるであろう内容を口に出し確認してた


「え~と、〇月△日、お主はなんかデッカイロボットと戦っておった・・・よな?」


ホワイトの事かな?と思い僕は頷いた


「で、その後、金髪のヤツと戦ってた時にわらわを呼んだ・・・よな?」


金髪美少女は不安そうな顔で僕に聞いてきた


「呼んでないです」


知らないものは知らないし呼んでものは呼んでない、僕はここは正直にキッパリと言った、思わせぶりは可哀想だ


「わらわはどうしたらいいんじゃ・・・」


すると、金髪美少女は今にも泣きだしそうな顔になっていた


「え!?大丈夫ですか!?」


僕が心配して声をかけると金髪美少女は若干泣きながら喚き散らした


「大丈夫なわけあるかい!!、わらわはわらわを呼んだ者の為にわざわざ異世界から来たんじゃ!!その時わらわは異世界転移を一回失敗して二回分の魔力を使ったんじゃ!!・・・そして、帰れなくなったんじゃ!!どしたらいいんじゃ~~~!!!」


「(・・・なんで、すぐに来たんだろ、一回魔力ためてまた転移魔法使えば良かったのに・・・あ、少しおバカさんなのかな?)」


「馬鹿って言うな!!!」


金髪美少女は泣き顔で顔を膨らませながらそう言った


「それも理由があるんじゃ!!!わらわはそんな馬鹿ではないんじゃ~~!!」


と大声で言い、その後も泣きながら僕にこれとは関係ない愚痴を20分以上言ってきたので僕は色々と考えた結果、手助けする事を決めた


「もし、良かったなら――――」


今、僕は金髪美少女に良い事をしようとしている時にこんな考えが頭によぎっていた


「(あ、なんか異世界系みたいな感じだな)」


やはり、僕にも春が必要だなと僕は思い、今までの生々しい感じとは違うこれから起こるであろうキラキラでピカピカのホワイトな回帰ライフがこれからスタートすると感じていた


「あ!!!」


その時、金髪美少女がいきなり声を上げた


「あれじゃ!!コレ国が違うんじゃないか!?、そうじゃ!そうじゃ!!そうと決まれば!!」


金髪美少女はそう言うと浮遊魔法を使い浮いた


「・・・なんていうか、人違いだったぽいじゃ!!すまんかったの!!そいじゃあな!!」


と言い教室の窓から飛んで行った


その際、こんな事を言った


「一応、お主には都合が良い様にしておいた!!その代わりわらわの事は誰にも言うでないぞ~~!!」


と言い去って言った


「・・・・アレ?僕のキラキラ回帰ライフは?・・・勝手に解釈して勝手にどっかに言ったんですけど」


こんな時はあのセリフしか出てこなかった


「トホホ・・・」


正にこんな気分だった


がやがやがやがやがや


「おい!昨日のテレビみたか~?」

「あ~見た見た!あの女優はやっぱいいよなぁ~~」


「男子ってホント下品ネッ!」

「うんうん!」


クラスがいつも通りの空気になり賑やかになっていた


「(やっぱ、あの金髪ロリの影響だったのか、一体何者なんだ)」


そんな事を考えていると


「田中」


後ろから声が聞こえ後ろを見ると


「剛田くん!」


久々の剛田くんに思わず大きな声で呼んでしまい口をふさいだ


「田中ぁ――――」


僕は警察に捕まって事を聞かれると思い興奮と不安で身構えいると剛田くんは衝撃的な事を言った


「インフル大丈夫だったか?」


剛田くんが僕に平然と日常会話するように聞いてきた


「え・・・あ、あ!大丈夫だったよ!ありがとう・・」


僕は反射的にそう答えると剛田くんはニコッと笑い自分の席に戻っていった


「そっか!良かった」


「(ご、剛田くん~~!!)」


久々の優しさに僕は涙が出そうだったが我慢した


「(やはり学校はいい、いや、このクラスが良いんだ、外の世界とは違って皆いい人!!この人達の為に悪い奴殺さないと!~~~♬♪)」


僕は心の中で顔に出るまでこのクラスの平和に笑顔になっていると


ジーーーー


後ろから視線を感じた


「・・・・(モテ期が来た)」


僕は陰キャで思春期である


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

~三時間目・体育~


「ヘイ!パース!!」


三時間目は体育でサッカー当然


「ナイス!」


「(おーー)」


僕にパスはこない


「(お!決まりそう!!)」


だが別にそれが嫌という訳ではない、むしろパスが来ない方が良い、なぜなら、パスが来てもインキャだから案の定の結果になるからであるし今の僕の様に線の端にいたら近くでサッカー観戦している様で楽しい


「(でも、TVでは観ててもつまんないんだよなぁ~不思議だよねー)」


その時、反対側のコートから声が聞こえた


「うわ~~!!打たれた!!」

「陣地に今誰がいる!?」

「田中ぁ~!!!」


僕から2~3m離れた所に大きく上がったボールが落ちそうだった


「(え!僕しかいないの!?)」


周りを見ると自分の陣地にはキーパー以外、相手チームしかいなかった


「(前に出すぎでしょ!!)」


僕は飛んでくるボールに右往左往し


ポンッ


ドンッ!


運よくボールを胸で取り相手陣地に蹴った


「うお~ナイス!!」


「あへへへ」


僕は味方に褒められ気持ちが悪いニヤケ顔をして喜んでいた、


「やっぱ、ここはいいな」


僕は心からそう思った


ジーーー


ーその時、田中太郎を見ている者がいたー


「やっぱ、すごいわ」


ーとクラスメイトの吉田光喜が言ったー


「ん?何がだ?」


ー剛田がそう聞き返すと吉田は質問に答えたー


「あのトラップだよ、俺もサッカー部だから分かるけど今のアレはすごいわ」


「でも、゛やっぱ゛って言ったよな?」


ーその質問に吉田が答えようとした時、クラスの佐竹陸が話に割って入ったー


「卓球の時もそうだったですけど元卓球部の僕からしても凄かったですね」


「何がだ?」


「僕は卓球部だったから分かるんですけど、授業で田中さんとペア組んだ時に普通にラリーが続いてたんですよ、田中さんに「卓球部だったんですか?」と聞いたら「小中帰宅部だよ」ってかえってきてこの人意外と凄いんなと思いましたね」


ーこの発言に吉田がこう言ったー


「あ~思い出したわ、自然すぎて何も思わなかったわ~、ハハッ、その時俺はずっと空振りしてたわ」


「いやいやいや、吉田さんも上手かったですよ」


「マジで!?嬉しいわ、ていうかなんで高校からボクシング部に入ったの?」


「それはですね~はじめ――――」


ー吉田と佐竹が話している時、剛田はサッカーをしている田中を見いていたー


「(六月ぐらいからか、田中が変わったのは・・・)」


ーその時、剛田は田中を見ながら小さな声で何かを呟いたー


「凄いか・・・俺は少し、怖いけどな」


「何か言ったかぁ~?」


「いや、なんでも、というかそろそろ俺らの番だ」


「おう!サッカー部部長の力見せてやるぜ~!!」


「おう、頼むわ」


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

~学校後の帰り道~


僕は久々の学校が楽しくスキップで家まで帰っていた


「いや~!いいな~!学校終わるの早~!!ハハハ」


僕は今日あったことを思い出していたらいつの間にか家に付いていた


カンッ♪ カンッ♪ カンッ♪


階段をおぼる音がリズミカルに聞こえる程僕は上機嫌だった


「たっだいま~!!誰もいないけど~!!」


僕がドアを開けると目の前に髪の長い金髪版の小さな貞子みたいな人がいて驚いた


「うわぁぁぁ!!!」


「うわぁぁぁ!!!」


僕も金髪の小さな貞子みたいな女も驚いた


「わーー!!わらわじゃ!!わらわ!!」


僕が貞子だと思ってた女が髪をかき上げ自身の顔を見せながらそう言った


「あ~朝の」


朝の時にいた謎の金髪ロリ美少女だった


「・・・・あ、そういえば皆に催眠?ありがとうございました」


僕が金髪美少女にそう言うとか金髪美少女はそんなことはどうでもいいという顔をした


「別にあれ位、わらわレベルになれば楽勝じゃ・・・まぁ一人無理だったけど」


「え、なんて?」


「それよりもじゃ!!」


いきなり金髪美少女は声を上げ僕に近寄りこう言った


「お主が嘘を言ったせいでわらわは!!アジア圏全部の国回ったぞ!!どうしてくれるんじゃ!!!」


「そう言われましても(近い近い、それより一日でアジアを全部って言った?気のせい?)」


僕は金髪美少女が近くていい汗の匂いと色んな疑問が頭の中でごっちゃになっていると金髪美少女がもっと僕に近寄った


「わらわの事、ほんとは知っておろう!!」


「ひゃ!、ひゃい!、いや本当に・・・」


「堕神!!!」


「打診?」


「ち~が~う~~!!堕神!!」


金髪美少女は続けてこう言った


「アリエーテじゃ!!!堕神アリエーテじゃ!!」


!!!


「!!!」


「ようやく分かったのか~!!」


金髪美少女は僕の反応を見て顔をパァと明るくなりそう言った


「(だれ?)」


だれ?


プルプルプルプル


「うわ~~ん!!うわ~ん!!」


「あぁ!!!!」


金髪ロリ美少女、いや、アリエーテ?は遂に泣き出した


「あ~すいません!すいません!!」


僕は知らない人にアパートの玄関前で何回も全力で土下座した・・・・



マジの本当で初心者です。。。面白ければ、ブックマーク、評価をお願いします。

感想!アドバイスもお待ちしてます!!!

この物語はフィクションです。実際のモノとは関係ありません( ^ω^)・・・

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