いつも通りの日々へ・・・いつも通り?
僕は厚底靴少年と別れて1週間たったある日、また家にあの人が来た
ピンポーン
「はいはーい(アマゾン頼んだっけ?)」
僕は玄関のドアを念のためチェーンをつけて開けた
ガチャ
「はーい」
そこには恰幅の良い男で白髪で赤いネクタイを付け赤いサスペンダーに黒いワイシャツの男がいた
「あ、大石さん」
「大塚です」
大塚さんだった・・・ん?、ちょっと待てよ、大塚さんがまた来たって事は・・・
「んっふ~」
某アニメで聞いたことが独特の吐息が聞こえ僕は自分がまた刑務所にぶち込まれる事を悟った
「(もう!またかよ~~!!)」
と思っていると
「田中さん、いえ、田中太郎さん、今回は申し訳ありませんでした」
大塚さんはそう言い、深々と頭を下げた
「(え!なんで!?)」
僕はなんで、大塚さんが僕に頭を下げるのかが意味が分からなかった
そして、僕が混乱してる時に大塚さんは僕に謝罪の訳を喋った
「実はこの一週間、私達警察はあなたの捜索をしていたのですが、その際にある指名手配犯を発見し事情聴取をしますと―――なんと、今回のコンビニ神隠し事件の犯人という事が分かったのです!、本当に今回の゛誤認逮捕゛をなんとお詫びをしたらいいか、警察を代表して私、大塚がここにお詫びに参りました、本当に申し訳ありませんでした!」
という事だった・・・どゆこと?
とりあえず僕は、
「あ、あ~そうなんですか、いやッ、僕は最初っからやってないんで新犯人が捕まって良かったですッ、頭を上げてくださいッ」
便乗する事にした。乗るしかないでしょ、このビックウェーブにッ
「ッ~~!・・・あ、そうですか、ありがとうがざいます」
少し大塚さんから殺意を感じたがまぁ気のせいだろう、その後、大塚さんは頭を上げこう言った
「田中さん、学校にも話を通しましたので明日からちゃんと行けるようになります。生徒の方々にもちゃんと説明しましたので、大丈夫だと思います。」
大塚さんは良い声でそう言った
「(学校かぁ~・・・)」
僕は顎に手を当て色々と考えたが結局この考えに至った
「(気まずい)」
いや、どう考えても気まずいだろう、ぼっち陰キャが学校で捕まって変に目立って、しかも、その時ニヤッと笑ったり最後のお別れみたいな感じに笑ったり・・・普段無口なヤツがだぜ!?、あ~ど~しよ~
「ですが、色々とあったので田中さんがよければ゛違う学校゛に行く選択肢もありますが、どうしますか?」
僕は少しこの選択に乗ってしまいそうになったが
「いえ、明日から僕の学校に通います」
僕は断った
「・・・・そうですか」
大塚さんはニコッと笑いそう言うともう一度僕に深く頭を下げ帰った
帰る時、大塚さんの後ろ姿を見ていると、首裏にうっすら血管が浮き上がっていた・・・そういえば、笑顔をなんか無理して作っていたような・・・まぁ気のせいだろう
「あ~でも、よくよく考えると普通、警察が直接謝りに来るか?普通は警視庁的な所で謝るんじゃ?しかも一人で謝りに来る?・・・ま~深く考えても仕方ないな、明日の準備しないとな~、明日は授業なんだっけ?体育あったよな~」
僕は家に戻り明日の学校の準備をした、何気に久々の学校にわくわくしている自分がいた事に少し驚いた
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~警察車内~
バタンッ!
ー大塚はいら立ちを抑えきれずに勢いよく車のドアを閉めたー
「あ~クソッ!本当にこれでいいのかよ!?、クソッ!しかも田中が転校の話を断りやがったッ!乗ってきたら24時間完璧に監視出来たのに!クソッ!!」
ー大塚は声を荒げハンドルをバンバンと叩きながらそう言うと後部座席から大塚に声をかける人物がいたー
「まぁ落ち着いて下さい、゛カッコよく゛ないですよ」
キリッ
ーメガネをクイッと上げ、足を大きく広げ片方の腕を広げ座っているスーツ姿の男がそう言ったー
「フンッ、何をそんなガキみたいな事言ってんだ、お前ら゛特別異常対策本部゛がこんな回りくどいやり方をしたんだ、ちゃんと確保まで行けるんだろうな」
ーその男は少し窓の外から見える大きな入道雲を見ながらこう言ったー
「カッコイイは重要ですよ、カッコイイモノじゃない者、物、はそれだけで勿体ない、意味がない、信用がない、それ位大事ですよ、特に私がカッコイイって思うモノはですね――」
ー男が話を続けようとした時、大塚が必死になり話を遮ったー
「わ~!!止めろ!止めろ!!その話はもういい、もう覚えたから!!」
「そうですか?まだまだ半分もしてない筈なんですが?」
ー男はキョトンした顔でそう言うと大塚は引いた顔をしたー
「はぁ~~もういい~、もう本部に戻るぞ、え~と、名前なんだっけ?長かったのは覚えてるんだが~」
ー大塚は自分が年だなという事を感じ少しショックしていると男はメガネをキリッとし自身の名前を大塚に言ったー
「ゼウゼンでいいですよ」
「じゃあゼウゼン、本部に戻るぞ」
ー大塚はそう言い車を出し田中太郎の家の前から去ったー
「(あんな子供を私が相手するのか、゛カッコよく゛はないな)」
ーゼウゼンはそう心の中で思ったー
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~次の日~
僕は久々の学校へ足を運び教室の前まで来た
「(ク~緊張する~~変な汗出てきちゃったよ・・・でも心なしか少しわくわくしている自分がいる・・・よし!ドアを開けよう!よくよく考えれば色々とあったけどたった一週間じゃないか、インフルエンザ休みと一緒だ・・・よし、開けるぞ!開けるぞ!)」
僕は教室の扉を開けた
シーーーン
「(え・・・静かだ、・・・なんか、髪切って登校したけど意外と皆の反応が薄くてもどかしい気持ちになる時と同じ気持ちだ・・・・)」
クラスメイトは誰一人として騒ぎ立てることもなく席に座っていた、
「(というか、静かすぎる・・・ホームルームの一分前だから?)」
僕は自分の席にいつも通りに座りに向かった
いつも通り、赤い目と青い目をした金髪で長い髪の高校生には見えない美少女ようなクラスメイトの隣の席に座った
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「(だれ?)」
するとその美少女は僕の方を見てニヤッと笑いこう言った
「わらわを呼んだのはお主じゃな?」
だれ?
マジの本当で初心者です。。。面白ければ、ブックマーク、評価をお願いします。
感想!アドバイスもお待ちしてます!!!
この物語はフィクションです。実際のモノとは関係ありません( ^ω^)・・・




