迷惑系がしてそうなダボダボファションしてる子供編②
僕がスマホをだせと言うと厚底靴履いてるクソガキが、なぜか怯え始めたので優しく微笑んだ
ニチャアアア
「ヒィ!!ヒィィィ!!!」
厚底靴クソガキはガタガタと震え始めた
・・・なんでぇ?
僕はしゃがみ、とりあえずぶっ倒れてるクソガキ二人のポケットを探った
ゴソゴソゴソゴソ
「あ、あった・・・コイツ等、変なステッカースマホに張ってるなぁ~~、゛煉獄会゛って、中二すぎるだろ」
それか、もの凄い鬼滅好きかもしれない・・・そう思うといい奴らに見えてきた、
「まぁ、゛コレ゛が出てこなかった場合だけどな」
このクソガキ二人のポケットから出てきたのはスマホだけではない、臭いで既に分かっていたが本当に麻薬を持っているのを見ると「あ~クソガキだなぁ」と改めて思ってしまうな・・・この二人は変われないな
「・・・しかも、今流行ってる中国産のヤツと覚せい剤もかぁ~・・・そんなに「楽」したいかよ、・・・・」
薬物の危険さをコイツ等は分かってない・・・「周り」が死ぬんだよ、本人は気持ちよくなって終わり、その後は家族や見ず知らずの赤の他人に迷惑をかける・・・醜い動く屍と化す。
「―――いいや、その前にやる事がある」
ペタ、ペタ
「お、開いた」
僕はぶっ倒れてるクソガキ二人の指紋をスマホに読みとりパスワードを突破した
「よし、これで調べられる」
ガタガタガタガタ
僕がしゃがみながら後ろを見ると厚底靴クソガキがいつまでも震えていた
「(・・・ちゃんと、僕、微笑んだよな?)」
ー田中太郎は微笑んだつもりだったが、そもそも陰キャなので陰キャはニヤけるか真顔しか表情の変化がなく、笑うと思ってた以上にぎこちない時がある・・・それを田中太郎は分かってないのだー
「君も早く自分のスマホ開いて僕に渡して・・・・別に危害加えるとかしないから」
ニチャアアア!
僕は微笑みながらそう言った
すると、厚底靴クソガキは顎を震わし突然叫びながら何かを言った
「ヒィ!ヒィィ!!犯される!!」
「・・・・はっ!はい~!?」
突然の言葉に僕は本当に開いた口が塞がらなかった
「さっきも俺の匂いを気持ち悪く嗅いでいたし!!スマホを取ってスマホに〇〇〇〇や〇〇〇〇〇な事をするんだ!!絶対そうだァァァ!!!ヒィィィ!!!」
・・・甲高い大声で何を言ってるんだ、このガキは・・・と言うより、今時のガキってそんな事も知ってるの?
「・・・・そんなことしないし普段からそんなこと考えてんの?」
カ――///
厚底靴クソガキは顔を赤らめ下を向いた
「まぁ・・・思春期だもんな・・・うん・・まぁ・・うん、しょうがないよな・・・うん」
ニヘラァ
ぎこちない苦笑いしか僕には出来なかった・・・
「・・・いや、今は流すのが吉だな、てか、それが思春期男子には一番だ、僕もそうだったし」
僕は小声でそう言い勢いよく立ち上がり、ガタガタと腰を抜かしている厚底靴クソガキを上から見下ろし指を指した
「――さて!質問だ!、君の年齢とこのぶっ倒れてるクソガキ二人の年齢と君が通ってる学校名を答えてもらおうか!」
「え!え!」
厚底靴クソガキはあたふたとして動揺している
「3~~2~~~~~」
「あ!あ!年齢は15歳です!二人は14歳です!!通ってる学校は東第3中学です!」
厚底靴クソガキは目を瞑りながら大声でそう答えてくれた
「ふ~ん、なるほどなるほど~、意外とこればっかりは゛スマホ゛で分からないんもんなぁ~」
僕は顎をスリスリと触りながらそう思い、厚底靴クソガキにアドバイスを一つした
「あのなぁ~、不良の世界を東京〇ベンジャーズとかク〇ーズみたいな感じだと思ったら大間違いだからな、君はそういう喧嘩だとか「漢の友情(笑)」みたいな喧嘩の世界を想像してるかもしれないけど、実際は「薬の世界」だからな、なーーんもカッコよくない、ラリッてバカなって痩せこけてキモくなって終わりーーーー、分かったかな?君が友達だと゛思ってる゛この二人はそういう世界に片足をつっこんでるクソガキ・・・いや、ゴミだ、それと―――」
「おい!!!」
その時、厚底靴クソガキが立ち上がり僕に向かって叫んだ
そして、僕に向かって走ってきた
「俺の友達をバカにするな!」
ガスッ
僕の顔を殴った・・・しかも鼻
「痛くないけど・・・イライラするなぁ~~」
僕は鼻血を少し垂らしながら厚底靴クソガキを睨んだ
ゾクッ
「ヒィ!!」
厚底靴クソガキはまた腰をぬかし立てなくなっていた
ていうか、「ヒィ」ってリアルで言うヤツいるんだな・・・
「はぁ~まぁいいや、まだ僕の話は終わってないし、まっ、腰ぬかして黙って聴け」
スタスタスタ
僕はぶっ倒れてるクソガキ二人の前に来て厚底靴クソガキが注目するように両腕をピンッと伸ばし両手の指を全部ピンッとしぶっ倒れてるクソガキがポイ捨てしたタバコを指した
「これ見てどう思う」
「え?何が・・・・」
厚底靴クソガキは冷や汗を垂らしよく分かってない表情をした
「僕はよぉ~~、これが許せないし理解できないんだよなぁ~~」
僕は目と口をへの字にしながら低いガラガラ声で喋った
「よくよぉ~~こう言う奴がいるんだよなぁ~、「タバコ吸ってるヤツは悪い奴じゃない」ってよぉ~~、まぁ分かるよ、タバコ吸ってるヤツ全員が全員悪い奴じゃないだろうし良いヤツもいるだろうなあ~~・・・・でもよぉ!!そう言う事言ってるヤツはよぉ!!大概悪い奴なんだよなぁ~~!!、そういう奴に限ってタトゥーとか入ってるんだよなぁ!!!そもそも論よぉ!!普通の神経していたらタバコとか吸おうと思わねぇ~~よな!?、細かく言えばよぉ!!どういう人生経路をたどればタバコとか吸おうと思うんだよぉ!!!なぁぁぁ分かるかぁ!!クソガキィィィ!!」
ギロッ
僕は八つ当たりをするように厚底靴クソガキに話した
「ヒィィィ!!!(意味が分からないよぉぉぉ!!あ母さん!!助けて~~!!)」
「まぁ、あれだ、要はタバコとか吸ってるヤツは10割中8割がそもそも、そういう不良関係やそういうのに憧れてる系がほとんどだから、まぁそういう奴とはあんま関わらん方が良いでしょ、お前みたいな゛タイプ゛は」
「え」
厚底靴クソガキは動揺した目をした後に目を下に向け冷や汗とは少し違う汗をかいた・・・まぁ図星だったって事だろうな
「イジメか?・・・いや、違うな、それよりも少し惨めなヤツだ・・・周りと合わなくなって不登校になってグレたタチだろ?なぁどう?あってるだろ」
厚底靴クソガキは小さな声で何かを言った
「―――かよ・・」
「はい?」
「だったら悪いかよ!!!俺にだって事情があるんだよ!!!だって――」
「うん、悪いよ、絶対悪いから、うん、間違いなく悪いから、うん絶対だから、うん、間違いないから」
「え・・・(そんな、全否定するかよ・・・普通はもう少し話聞くだろ・・・え、えぇ~~)」
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この物語はフィクションです、実際のモノとは関係ありません( ^ω^)・・・。
・・・生牡蠣、一生食べない・・・




